狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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致命っていっても物理的かは分からない…と。

裁「まぁ、物理的に致命いれたけどね。当時。」


第265話 致命の治療

「着いたわ、マスター。」

 

「ありがとう、ありすさん。」

 

私達はありすさんが再現した月さんの能力でプレジデントハウス前までやってきていた。

 

「これ結構操作難しいのね。立体移動操作がレバー1本だけって単純なようで結構面倒なコード組まれてるんじゃないかしら?」

 

「どうなんだろ…」

 

「というかそれ以外の機能が多すぎよ。短時間じゃ移動が精一杯だったわ…どうしてこんなに多機能なの…?」

 

「分からない…」

 

「……まぁ、いいわ。…拡大!」

 

ありすさんがそう告げると同時に私以外の姿が消える。月さん曰く、特定のボイスコマンドは大声じゃないと反応しないんだって。

 

〈展開!〉

 

それによって私の視界にプレジデントハウスとカルナさんの姿が映る。多分あの能力、なにかの操作をしないと操作者以外は外が見れないんだと思う。

 

「…来たな。」

 

「こんにちは、カルナさん。」

 

「お邪魔します。」

 

「お邪魔するわね。」

 

「…こんにちは。」

 

「…貴方も病人ですね。」

 

ナイチンゲールがバッサリと言った…

 

「…そうだな。オレは確かに忠実であろうという病に罹患している。その病を真っ先に見抜けるのは看護師という職業ゆえか。」

 

「いえ、貴方が分かりやすいだけですが。」

 

「………………………………………………………………………………………………………………………そうか

 

分かりやすく落ち込むカルナさん。気にしてたんだなぁ……

 

「まぁ、いい。オレの病が治るかどうかは分からんが奮闘はしてみるとしよう。…それで」

 

気を取り直して私の方を見るカルナさん。

 

「掴んだか、光を。世界を救う一手を。」

 

「…うん。あとは、エジソンさんの九十九の欠片を合わせるだけ。」

 

「…そうか。ならば、今こそ我等の道は交わる時だ。玉座まで案内しよう、ありすの痛烈な投薬でエジソンは瀕死だからな。…恐らく、死にかけなければ治癒は見込めんだろう。」

 

「……カルナさんはどうしてエジソンさんに?」

 

私の言葉に口角を上げるカルナさん。

 

「先に頼まれたから、だな。オレのような益体もない男に跪いて。手を貸す理由はそれだけで構わないし、相手となるものに敵対する理由にもなるだろう。」

 

「……そっか…うん。それだけでいいよね、協力する理由は。」

 

「…ふっ。」

 

カルナさんは小さく笑って私達を玉座まで連れてきてくれた。

 

「ほら、エジソン!彼女達が来たわよ!しゃんとなさい!」

 

「カッコ悪い……カッコ悪い……」

 

……待った

 

「カルナさん」

 

「…?」

 

「私達がいなくなってからここってどうなってたの?」

 

「……聞くな。」

 

目を逸らした……理解。“王様”からの指揮系統は完全に麻痺してたんだ。“参謀”、及び“補佐”の2人が指示を出して今の現状を維持できてた、って感じかな…?

 

「とりあえず一度起こさなきゃ。病状とか説明しなきゃだからね。」

 

「そうですね、ドクター。」

 

とはいえ、軽く声かけただけじゃ起きなさそうだから…

 

「…ごめん、強行手段取るね。いい、カルナさん?」

 

「あぁ、構わない。」

 

私はエジソンさんの目の前に立つ。

 

「ほら、彼女は目の前よ!」

 

「カッコ悪い……カッコ悪い……カッコ悪…いっ!?」

 

座り込んでいるエジソンさんの胸を左手で掴み、強引に立たせて───

 

「───シュッ!!」

 

「ガァァァァァァ!!?」

 

「「「「!?」」」」

 

右手で致命攻撃。その行動に、エレナさんとカルナさんが驚愕するのが伝わった。

 

「何をするのかね!」

 

「私達が来ても反応示しませんでしたし。いい気付けになったでしょう?」

 

「……リッカさん、いくら素手致命だとしてもそれは気付けレベルじゃないと思うわ。あなた、技量いくつ?」

 

「前に人形ちゃんに見てもらったときは18だったよ?体力15、持久15、筋力15、技量18、血質17、神秘14。」

 

「合計値94……レベル44じゃないの…」

 

計算早いなぁ…まぁ、そんなことはともかく。これでエジソンさんも目覚めた、っと。

 

「…私が認識できますか、エジソンさん?手加減しましたから致命的な損傷にはなってないはずですが。」

 

「う、うむ…」

 

〈うわぁ…効いてるね、これ…〉

 

〈まぁ憧れる頃の子供に言われちゃあなぁ。〉

 

「…私は悲しい」

 

「…?」

 

「君達が我等の陣営に入らなかったこと───否。君達がレジスタンスに与したこと───否。ただ、ただ───青き少女、君の言葉の真意に気づけないことだ。」

 

「……」

 

ありすさんが私の隣に来てエジソンさんを見つめる。

 

「強靭な四肢、はち切れんばかりの健康、研ぎ澄まされた知性───それらを以てしても君を…いいや、もしかしたら君達を失望させてしまったのか、私には分からない。」

 

顔を上げるエジソンさん。…その表情は、確かに悩んでいるものなのだろう。

 

「それが分からなければ大統王など、プレジデントなど名乗っている場合ではない…!教えてくれ、リッカ、そして青き少女よ!私のどこがダメだったというのだ!?」

 

その言葉に、ありすさんがエジソンさんに近づく。

 

「……エジソン。少し遅くなったけれど…名乗るわ。あたしの名前。」

 

「……」

 

「あたしは“ありす”。……“ありす・創花・フリアンクル・ティアーナ”。これがあたし(ありす)の…本当の名前。」

 

…え?ありすさんの本名…?

 

「でも、今のサーヴァントとしての真名は“ストーリーズ・ライブラリ”。アカシックレコードに近い存在。だから、あたしはあなたを知った。そして、知った情報(伝承上の発明王エジソン)あなた(今ここにいるエジソン)を比べて、その解離にあたしは失望したの。」

 

「ごふっ…」

 

「だって、既に諦めてるのだもの。“もうどうにもならないから、せめてアメリカだけでも”、って。世界を救おうとせずに、アメリカだけを救おうとしている。…それが、カッコ悪いって言ったのよ。」

 

「な…」

 

「…ねぇ、エジソン?あたしは確かにあなたより後の時代の人間だし、英国───つまりはかつて貴方達を支配していた側の人間。…アメリカの貴方からすれば、あたし達英国の民は復讐として滅ぼされたとしても文句は言えないのかもしれないけれど。…だけど、お姉ちゃんが生きた───マスターが生きる“日本”まで滅ぼすのは、諦めるのはおかしいんじゃないかしら?」

 

「それ、は…」

 

「───既に明らかよ。今のあなたは“アメリカ”の事しか考えていないの。…いいえ、それしか考えられないようにされている。そして、それが貴方の病であり貴方の歪み、貴方があたしやマスターに“カッコ悪い”と言われた原因。」

 

アリスさんは深呼吸してそれを告げる───

 

「諦めるということにほぼほぼ無縁であった貴方が真っ先に諦めた!!それが貴方に憧れた子供からすれば“カッコ悪い”のよ、トーマス・アルバ・エジソン!仮にもエジソンを名乗るなら諦めちゃいけないのよ、このライオン擬き!!悪いけど英霊としてではなく、貴方よりも後の時代に生まれた“ありす”として言わせてもらうわ!───あなたはあたしたちの知ってるエジソンじゃない!!あたしたちの知ってるエジソンを返して、野獣さん!!」

 

「ガァァァァァァ!!??」

 

……言いたいこと全部言われちゃった…

 

「…ナイチンゲール、私の言いたいこと全部言われちゃったからあとお願い…ごめんね、使えないドクターで…」

 

「…いえ。それでは代わります。」




…最近うまくいきません

弓「そら、エスプレッソを淹れたぞ」

…ん、ありがと

イ・プルーリバス・ウナム修正後に召喚するサーヴァントは?

  • 槍兵、魔術師、剣士
  • 剣士、剣士、魔術師
  • 魔術師、槍兵、槍兵
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