狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
裁「結構多いからねぇ」
「聞け!この場に集いし数多の英雄共よ!」
キィ、という音を響かせながら私が止まると同時に、ギルの声が聞こえた。
「今宵ここに我らが陣営は全て揃った!各々、大義である!これにより我らが勝利は磐石とも言えるだろう!」
ギルの言葉に口を挟むことなく、聞き続けるみんな。
「───しかし、現時点でも問題が1つある!我らが陣営はケルトへ向ける反逆心を集めすぎた影響で、些か規模が大きすぎる!そこでだ!我を含めたサーヴァント、並びに我らがマスターを今一度確認しようではないか!」
その言葉の後、ギルが私を見た。
「……え、私から?」
「当然であろう。我らの頂点に立つ主君が最初でなくてどうする!」
「サーヴァントの頂点はギルだと思うんだけど……まぁ、いっか。」
そう呟いてから車椅子を前に動かす。
「皆さんこんにちは。…車椅子姿で申し訳ありません。ええと…紹介に与りました、マスターの“藤丸 リッカ”です。世界を救うために頑張ります。……以上です!」
うう、注目がかなり辛い…
「ならば次は…我が行くか。クラス・プレミア!英雄王“ギルガメッシュ”である!我がいるからには勝利よりも下の結果など許さぬと思え!」
うん、ギルの声はやっぱり気が引き締まるね。
「なら、次はあたしが。クラス・キャスター、“有栖ヶ藤 七海”。英名は“ナナミ・ロスタイム・リームカント・ウィスタリア・アリス”…なのだけど、長いから“七海”でいいわ。どうぞ、よろしくね?」
ナーちゃんの振る舞いはなんというか…お嬢様、みたいな感じがした。
「次はあたしが。“ありす・創花・フリアンクル・ティアーナ”。クラスはキャスターよ。あたしの事は“ありす”でいいわ。よろしくね。」
そう言ってありすさんも一礼する。…今は姿が違うからそこまでじゃないけど、以前までだったら分からなくなってたんだろうなぁ。
「…では、僭越ながら次は私が。“マシュ・キリエライト”、クラスはシールダー。精一杯護ります。」
「信じてるよ、マシュ。」
「…はい、先輩。」
マシュが終わって───ミラちゃんが立つ。
「クラス・ハンター、“ミラ・ルーティア・シュレイド”。砲撃、射撃なんかの術式支援は任せて。軽くだけど付与と治療もできるから。…もっとも適正高いのは召喚なんだけどさ。」
「獣魔共の指揮は任せたぞ、ミルド。」
「ん、分かった。」
ミラちゃんなら獣魔達も安心だと思うし、大丈夫だよね。
「ハンター、“リューネ・メリス”だ。何故か奇しき赫耀のバルファルクに気に入られたようなので、今回は獣魔急襲班に入る。今回は僕自身の戦力としての動きはあまり期待しないでほしい。」
「フィィィィィィ!!」
その代わりに自分が頑張る、と言いたげにバルファルクが軽く咆哮した。
「同じくハンター、“ルーパス・フェルト”。ネロミェールと一緒に獣魔遊撃班に入るよ。…なんで気に入られてるのかは私も知らないけど。」
ルーパスちゃんがジト目を向けるとネロミェールは目を逸らした。…なんかあったのかな?
「キャスター、“ジュリィ・セルティアル・ソルドミネ”です!今回私は全体的な補助に回ります!よろしくお願いしますね、皆さん!」
「貴女の支援は私も期待してる。お願いね、ジュリィさん。」
「そ、そんな…!私なんてまだまだですから!ミラさんの期待なんて、恐れ多いです…!」
「…実は獣魔支援に関しては私を上回ってるんだけどね。気づかないか。…ちょっと、悔しいけど。」
ミラちゃんがそう呟いたのが聞こえた。…そうだったんだ。
「ハンターのサーヴァント、“ルル”にゃ。私と“スピリス”、“ガルシア”は隠密行動班として動きますにゃ。」
ルルさんが代表してそう言った。…やっぱり、猫が喋ることにびっくりする人はいるみたい。私達は…もう慣れちゃったし。
「アルターエゴ、“無銘”…よろしくお願いします」
そういえばこっちに戻ってきたとき、アルの髪って黒髪のツインテールになってたっけ。なんか“転身”っていう術があって、各人格の姿に自由に変えることができるとか言ってた気がするけど。…あ、今は元のアルの姿。
「ルーラー、“預言書”───その精霊である“レンポ”、“ミエリ”、“ネアキ”、“ウル”も当然ながら協力しましょう。」
『枷のせいで全力は出せないけれど…それでもしばらくは何とかなるはず。』
ウルさんとネアキちゃんがそう言った。
「まぁ、形式上な。…クラス・ハンター。“クー・フーリン”───全力で行くぜ。」
「クラス・ライダー。“ロイグ”だ。よろしく頼む。」
「誓約により名乗れませんが…アーチャーです。よろしくお願いします。」
「我が名は“スカサハ”。クラスはランサーだ。やれやれ、こちらの弟子はこちらの弟子でよく分からないクラスになったものだ。…まぁ、見込みのある弟子候補を見つけた故、よいとするか…」
そう言って私を見るスカサハさん…思ってたけど、私の方に向けて投げられてたあの拾い物の槍ってファイナルファンタジーの“ゲイボルグ”だよね?なんであるの?
「アタシは”エリザベート・バートリー”!クラスはランサーよ!」
「余は“ネロ・クラウディウス”よ!クラスはセイバーだ!余らのライブのため、共に戦おうぞ!」
『…ギル、戦い終わった後ライブってできるの?』
『…ふ。』
あ~…なんかできなさそうだね
「我が名は“李書文”!クラスはランサーよ!戦いの香りに惹かれ参った者!戦が終わった暁にはスカサハ、貴様との立ち合いを所望する!」
「あ、それ私も私も~!…あ、私は“新免武蔵守藤原玄信”…ってのが本来の真名だけど、面倒だから“新免武蔵”って呼んで!クラスはセイバーね!」
新免武蔵守藤原玄信…!?それって、“宮本武蔵”…!
「“フローレンス・ナイチンゲール”。…それだけで構いません、病人がいれば治療するのみです。」
「余は“ラーマ”!セイバーだ!シータを救えた今、もはや余に憂いはない!」
「“シータ”と申します。此度は呪いの解呪によって、私達は巡り逢えました。この特異な聖杯戦争のみの奇跡かもしれませんが、私も皆様の力になれるように奮闘いたします。」
「…あ~、それなんだけど…」
私が声を出すと、2人が首を傾げた。
「…離別の呪い、完全に解呪しちゃったみたいで。これから先、また巡り逢えるようになると思う…」
「それは本当か!?」
「それは本当ですか!?」
その気迫に頷く。
「預言書は世界を書き換える…理を書き換えられる魔導書なんだけど。2人のメンタルマップ…ええと、いろいろな情報を書いてるところから離別の呪いのコードが消えてるんだよね…」
ついでに人物の情報を知ることができる所も読んでみたけど“離別の呪いは完全に解除された”って書いてあったし…
「なんと…」
「もしも離別の呪いが解けていないのなら…時間はかかるけど、完全解呪できるように頑張るよ。」
「…すまぬ、迷惑をかけたな。」
実際私はギリギリの状況下でやってたからなぁ…
「“トーマス・アルバ・エジソン”である!顔のことは気にするな、私は既に正常になった!」
「“エレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー”よ。色々迷走したけれど、あたしたちも参加するわ。」
「“カルナ”だ。よろしく頼む。」
西部を纏めていた陣営も名乗り、後はレジスタンス陣だけ。
「私は“ジェロニモ”。レジスタンスをまとめていたものだ。」
「“ロビンフッド”。“顔の無い王”とか聞きゃ、大体わかるでしょうよ。」
「“ビリー・ザ・キッド”!よろしくね~♪」
そこまで名乗られて、例の2人の少女に視線が向いた。
「…改めて、名乗らせていただきます。私は“ミドリ”…いいえ、真名“毛利 香月”。これでも人間です。」
「私は“アカ”…いいえ、真名を“毛利 理紅”と言います。香月お姉ちゃんの実の妹で、お姉ちゃん同様、人間です。」
…人間、か…そう言いながらも、2人は少し言いにくそうな表情をした。
「…それで、えっと…」
「…?」
「…元・男性…です。一応。」
「…元・死人…です。はい。」
……え?
「え、香月さん…って、女の子だよね?」
「今は、ですけど。理紅も今は生者ですけど、元々は死者です。」
理紅さんが頷く。
「…どういうことだ、創詠 月!」
「世界線越境時変質現象」
アルは───ううん、月さんは一言そう言った。
「彼女達が元々いた世界では、そんな現象が起こることがあります。それにより香月は肉体が女性に変わり、理紅は死者から生者に変化したんです。」
そう言った後、少し間をおいてから一言。
「…彼女達のいた世界は、
…よく分からないけど。ひとまず、全員の名前合わせはこれで終わった。
大変遅くなりました…
裁「…」
リカの視線が痛い…
イ・プルーリバス・ウナム修正後に召喚するサーヴァントは?
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槍兵、魔術師、剣士
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剣士、剣士、魔術師
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魔術師、槍兵、槍兵