狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
香月「えぇ、まぁ…ただ、姉に当たるゆーちゃんの方は血が繋がっている本当の母娘ですが妹に当たるるーちゃんの方は血が繋がってない、義理の母娘ですけど。」
弓「……??」
香月「…まぁ、渾名だと分かりませんよね……そういえば
香月「いつもみたいに呼んだら“流石に別の呼び方にして”って言われたので。るーちゃんとスー姉とで一緒に10年も暮らしてたら慣れてしまいました。」
龍の───咆哮。ミラが怒声と共に放ったそれは、大地を揺らし、空気を震わせ。人間達どころか竜、古龍達をも震えさせた。
「───許さぬ」
いち早く復帰したのは古龍。雷神龍“ナルハタタヒメ”だ。
「許さぬ。たとえ姿知らずとも、この身体に流れる血が覚えている。」
「許さぬ。たとえ姿知らずとも、我ら龍の奥底に深く刻まれている。」
「「我らが王を愚弄するか、愚かな人間よ…!」」
普通の人間には咆哮にしか聞こえない龍の怒声。それに呼応するようにか、ミラの髪色がみるみるうちに赤へと染まっていく。それは彼女自身も姿形が違えどミラボレアスであるためにだろうか。彼女の怒りの現れか、ミラバルカンのように朱く、紅く染まっていく。───しかしその怒りははたして
「───往け」
「往け、我らが王妃。もはや我らに支配はなく、王妃と争う理由なし。」
「我ら風雷、王妃が王を安眠へと誘うこと望む。」
風神龍が告げたように、ルシャが退散したことにより術による支配は解けている。無限蘇生術も既になく、いつでも倒せる状態だ。その事にミラ自身も気づいており、合図があれば即座に雷神龍と風神龍を絶命させる───つもりだった。
「───許さぬ。」
ミラの口から漏れたそれは───自然と、周囲に響き渡る。
「許さぬ。我が夫、我が伴侶───何より我ら龍が崇めし遥か古の守護者を汚すこと断じて許さぬ。我らが憤怒に触れたものよ、悔いるがいい。例え世界違えども、我らが呪い汝に届くであろう。」
静かなれども、強い威圧感を感じるそれは人と言うよりは龍である。その呟きのあと、ミラはルシャが倒れる直前に発動させた術で姿を現した新たな龍に向き直る。
「我が夫───“黒き王”よ。遥か古に命を落とし、永き時に渡り護り続ける王よ。汝が眠り、害された怒りに燃えているだろう。だが今一度、眠りにつきたまえ。汝が目醒めは
瞬時、ミラは紅い龍に変化し───黒い龍の背後に回り、首元に噛みついた。
「───劣なる屍は疾く枯れ果てよ。我が求むるは真の王のみ。汝のような劣化は必要ない。」
そう言ってまた噛みつく紅い龍。黒い龍は暴れるものの、紅い龍が強引にそれを阻止していた。そして、黒い龍が動きを止めた頃───紅い龍が、黒い龍から離れた。
「───不味い。粗悪にもほどがある。」
そう言い、口の中にあったものを吐き捨てた。次いで近くにいた人間達を見ると人間達は龍に怯え、後退りした。
「───怯えるな。汝らまで喰らうつもりはない。」
「───それは無理がある、我らが王妃。我らに慣れぬ者、我らに怯えるが道理。遥か古より、それは明確である。」
「……それもそうか。」
紅い龍が溜め息のようなものをつくと、地上に降りてきて姿を人間に戻した。
「……申し訳ないわ、ミルティ。流石に、許容できなかった。」
そう呟いた直後、ミラの姿をしたそれは目を瞑り、倒れこんだ。
黒き王と白き妃
詳細不明。ただし、ルーパスはミラと共にあるミラボレアスが“ミラルーツ”ではないことに感づき、リッカは黒き王が屍として現れたときに自分のものとはどこか違う、激しい怒りを感じたようだ。これらが何を意味しているかは分からない。
ふぁ…
香月「あ、スー姉」
……んー…あれ、香月。来てたんだ?
香月「ん、ちょっとこっちのスー姉にも会っておこうかと思って。」
…私が複数いるみたいな言い方するねー…事実なんだけどさ。あ、記憶共有してるから態度とか変えないでいいからね。
香月「知ってるー。…さてと、こっちのスー姉にも会えたし私はもう帰ろうかな。」
んー…
香月「……そうだ、スー姉。」
うん?
香月「スー姉は、自分が病んでるって思う?プラスに物事を考えられなくなるみたいだけど。」
いや?思考の方向性が暗いのはいつものことだし、そもそもまず最初に物事をマイナスに考えるのが私の基本だから病んでるって思ったことはないかな。
香月「そっか。」
イ・プルーリバス・ウナム修正後に召喚するサーヴァントは?
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槍兵、魔術師、剣士
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剣士、剣士、魔術師
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魔術師、槍兵、槍兵