狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
あ…ギル寝てる。記録者も流石に疲れるんだろうね…
「……」
…おやすみ。夢回だから、寝てても文句はないでしょ。
…あ、UA8,000突破ありがとうございます
第25話 不思議な夢
『───誰だ…』
声が聞こえる。女性の声。
『───誰だ……』
直接頭の中に響く……そんな声。
「…あれ?ここは…?」
目を開けると、そこは真っ黒な空間。見渡しても、私以外の何も見つけることはできなかった。
「…確か、私はマイルームで眠ったはずなんだけど…」
これは一体どういうこと?こんな空間、私は見たこともない。
『───誰だ…我が眠りを…わたしの眠りを妨げるものは…』
この声の主は眠っていたみたい。
「あなたは…誰?」
『───おまえは……』
「私は…立香。私が眠りを妨げたのなら謝るけど…」
『───ほう。珍しい。この場所に明確なる意志持つものが来ようとは……』
声はそこで一度止まった。
『───おまえは、妨げるものではないな。おまえとは違う。ならば……』
なんだろう。どこからかわからないけど、見られてる気がする。
『───全ての終わりが、わたしの前に来ている。』
「…え?」
『───地に在るものが道を乱しているからである。』
地に在るもの…?
『───わたしは彼らを地と共に焼き滅ぼすであろう。』
地と共に…?いや、その前に…もう、この世界は滅んでる…に近い。なのに、“彼らを地と共に焼き滅ぼす”って…?
『───だが、滅びの炎は新たな地を生み出す。』
「新たな…地。」
『───わたしはおまえと契約を結ぼう。』
「え?」
契…約?でも…どうして?前から思ってたけど、なんで、サーヴァントたちは私の呼びかけに答えてくれるんだろう…
『───おまえがわたしの心にかなうものだからだ。』
私が…?
『───さぁ、手を差し出し、受け取るがよい。』
声に言われた通り、手を差し出すと、そこに虹色の筆が落ちてきた。
『───正しきものを知り、そして記せ。』
…あれ。そういえば…これ、どこかで聞いたことがあるような……
『───それらのもので、次の世が満ちるように。』
…思い出せない。出かかってるのに、思い出せない。
『───地に道を乱すものあるかぎり、幾たびも滅びの炎は訪れる。』
滅びの炎。人理焼却で発生した炎がそれかと思ったんだけど。…違う、のかな。
『───いずれ来たる、正しき日に至るまでは。』
「正しき…日。」
私が呟いた時、何かがつながる感覚がした。サーヴァントと契約した時と同じ感覚。
『───では、失礼する。』
「待って!」
契約したのなら、聞いておかないと。
「あなたは……?」
『───わたしは…この世界を見守るもの…この世界を滅ぼすもの───』
見守り、滅ぼす…?
『───この世界を創るもの…わたしの永遠の眠りを求めるもの。』
永遠の眠り。それって、もしかして…
「あなたは…自分の死を求めているの…?」
『───わたしは居てはいけない。この世界を滅ぼしてしまうからだ。』
「…」
『───永遠の眠りを与える主を求め…わたしはこの世界を視ている。』
「…居てはいけない命なんて、ないと思うけれど。」
『───おまえ、名は何と言ったか。』
「藤丸立香……ううん、藤丸リッカ。」
なんとなく。私はこの人に藤丸立香という名前を使ってはいけないと思った。
『───そうか。わたしは…裁定するもの───』
裁定するもの…ルーラーってことかな。
『───夢より覚めよ、わたしの主…次は、あちらにて───』
待って、って言おうとしたけどそれよりも先に私の意識が一瞬落ちた。
…次に意識を取り戻した時、そこは真っ暗な夢の世界ではなく、現実のマイルームだった。
「……なんだったのかな…」
「フォーウ?」
フォウ君の声が聞こえて床の方を見ると、私のことを見上げてるフォウ君がいた。
「キュー、フォーウ。(ほら、時間でしょ。)」
私を見て、扉の方を見て。それを繰り返しているのを見て、何を伝えたいかは分かった。
「…今日から、第一特異点だっけ…」
私は制服に一度着替えて、ベッドを整えてからマイルームの扉に向かった。
「…行ってきます」
マイルームに在るのはもともとこの部屋に在ったものと、冬木から持ち帰ってきた赤い本、ギルとお兄ちゃんが作ってくれた別空間につながる扉。それに一つ一つ目を向けてから、私はマイルームを後にした。
…私が完全にマイルームを出る直前、
…多分、やったことある人は分かるんだろうな…
「…む。寝ておったか。」
しばらく寝てていいよ。攻略開始は次の次だから。
「む…」
オルレアン修正後に召喚するサーヴァントのクラスは?
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剣士、魔術師
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騎兵、暗殺者
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槍兵、騎兵
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剣士、剣士
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狂戦士、魔術師