狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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「ふははははは!!我、起床!!」

「…ギル。うるさいから黙って。」

「…すまぬ。」

これ、分かりにくくなるね…どうしようか

「なら我は弓でいいのではないか?」

…あとで考える。


第28話 狩人(ハンター)の力

 

「…ふむ。ハンター…聞いたことのないクラス名であった、が。英霊として座に刻まれているからにはその力は本物でなのであろう。此度の特異点、貴様らの力を見定めてやろうではないか。そして無銘、貴様のことも見定めてやろうぞ…フハハハハ……これくらいならば聞こえぬか。」

 

「ギル?」

 

「どうした、マスターよ。」

 

「いや…何か言った?」

 

「気にするな。マスターが気にすることではない。」

 

「…そう。」

 

私達は砦の前まで来ていた。

 

〈とりあえず、フォータに変換魔術かけてもらうからそれで暫くどうにかしてくれ。〉

 

「はぁい」

 

〈それでは行きますね~…〉

 

そこから始まる高速詠唱。私達を何かが包み込んだような感覚がした。

 

〈これで大丈夫ですね。〉

 

「あ、ありがとうございます…んんっ、ボンジュール、わたしたちは旅の者です。」

 

マシュが話しかけに行った。…大丈夫かな

 

「…敵では…ないのか…?」

 

…思いっきり日本語喋ってるように聞こえるんだけど。これが変換魔術の…?

 

「…つかぬことをお聞きしますが、シャルル七世は休戦条約を結ばなかったのですか?」

 

「シャルル王?知らんのか、アンタ。王なら死んだよ。魔女の炎に焼かれた。」

 

魔女…?

 

「死んだ…?魔女の炎に、ですか…?」

 

マシュも同じことを思ったみたい。…ところで、今ここには思いっきり魔女っぽい子いるけど…それは気にしないのかな。

 

「あぁ…ジャンヌ・ダルクだ。あの方は“竜の魔女”として蘇ったんだ。」

 

それを聞いてルーパスちゃん、リューネちゃんがミラちゃんの方を見た。…そっか。ミラちゃんって、古龍や飛竜、獣竜とかを召喚するから傍から見たら“竜の魔女”そのものだもんね。あ、ミラちゃんは首を横に振ってたよ。

 

「イングランドはとうの昔に撤退したさ。だが、俺達はどこに逃げればいい?ここが故郷なのに、畜生、どうすることもできないんだ。」

 

「ジャンヌ・ダルクが、魔女…?」

 

≪…なぁ、ジャンヌさん?≫

 

≪はい?≫

 

≪復讐とか、考えたことあるか?≫

 

≪?いいえ?≫

 

なんかカルデアの方で話してるし…うん?

 

「…マシュ、敵。」

 

「え…?」

 

「ッ…!来た!奴らが来た!!」

 

〈これは…骸骨兵か。手加減なしで叩き潰していいやつらだな。〉

 

〈ていうか立香ちゃん、今僕らの観測速度すら超えなかったかい!?〉

 

〈立香の直感はギリギリな時もあれば未来予測レベルの時もあるからな…不安定なんだよな。〉

 

そう言っているうちに、骸骨たちが私達に迫ってきた。

 

「殲滅すればいいの?」

 

「え、うん…」

 

「了解。」

 

そう言ってルーパスちゃんが骸骨兵の中に()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「あ、旦那さんちょっと待ってにゃ!」

 

そう言ってスピリスちゃんも骸骨兵の中に飛び込んでいく。

 

「…まぁ、あれくらいだったらルーパス達なら大丈夫だろう。」

 

「ですにゃ。伊達に青い星じゃないはずですにゃ。」

 

青い星?って、そんな話をしているうちに、骸骨兵達は全部倒されてた。

 

「え、えぇ?」

 

「早いな…というか今爆発しなかったか?」

 

「しましたよね…爆弾とか持っていたのでしょうか…」

 

「可燃石…スリンガー爆発弾はあったけど大タル爆弾は切らしてたんだよね…」

 

そう言って土煙の中からルーパスちゃんが戻ってきた。…早くない?

 

「何をした?」

 

「チャージステップ2回とスリンガー爆発弾装填してるときに“竜の千々矢”。いきなり飛び込んできたからスピリス巻き込んじゃった…大丈夫だと思うけどね。」

 

「当然ですにゃ。」

 

爆発に巻き込まれたらしいスピリスちゃんも戻ってきた。頑丈というかなんというか。

 

「…アンタら、あいつら相手によくやるなぁ。」

 

「そう?本職竜狩りなんだけどね…」

 

「それにしても、ルーパスの動きは早かったな。相手にしたことでもあるのかい?」

 

「人間みたいな相手はレーシェンがいたから…」

 

なんかちょっと遠い目してる…大丈夫かな?

 

「…申しわけありませんが、一から事情を聞かせてください。ジャンヌ・ダルクが蘇ったというのは、本当ですか?」

 

「あぁ…俺はオルレアン包囲戦と式典に参加したからよく覚えている。髪や肌の色は異なるが、あれは紛れもなくかつての聖女様だ。」

 

≪立香?お前の脳内にジャンヌのマテリアル送るからそれと照合しろ。≫

 

頭の中に響く声。小さく頷いた後、ジャンヌさんの頭の中に情報が送られてきた。

 

…確かに、復讐心を持ってても怨みを持っててもおかしくない、とは思う。それを持って蘇ったのなら、この状態も理解できる。…でも、なんか違和感がある。

 

「あれじゃない。あれだけなら、俺達だけでも対処できる。」

 

兵士さんがそう言った直後。

 

「グルァァァァァ!!」

 

咆哮。その方向を見ると、何かがやってきたのが見えた。

 

「飛竜…!?その数、30!!」

 

「くそ、やっぱりだ!!来たぞ、迎え討て!!ほらほら立て立て───ドラゴンが来たぞ!!」

 

「…あれは…赤い飛竜と緑の飛竜───雌火竜“リオレイア”と火竜“リオレウス”か!?」

 

「ううん!あれは色は一緒だけど()()()()()()()()()()()()()()()よ!!()()()()()()()()()()!!」

 

リオレウス。リオレイア。火竜と雌火竜。でも、ミラちゃんはそうじゃないって言った。

 

「目視しました!あれは───ワイバーンという竜の亜種体です!!間違っても、絶対に、十五世紀のフランスに存在していい生物ではありませんっ!!!」

 

「…リューネ、スピリス、ルル!!」

 

「任せるにゃっ!!」

 

「やってやるさ!!ハンターの本領発揮だ!!」

 

「旦にゃさん、足元に注意するにゃよ!!」

 

ルーパスちゃんとリューネちゃんが跳躍し、ルルちゃんとスピリスちゃんが巨大なブーメランを構える。

 

え、何するつもり!?

 

〈ルーパス、リューネ!!すまないが出来るだけ形を残して仕留められるか!?〉

 

「別にいいけど何するつもり!?」

 

〈喰う!!〉

 

「「「はぁ!?」」」

 

あ、思わず私も声上げちゃった。っていうか()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()んだけどっ!?どんだけ規格外なのハンターって!?

 

〈俺じゃねぇぞ!!つうかお前たち今どこだよ!!〉

 

「上空!!」

 

「形を残して……ルーパス、これを…!」

 

そう言ってリューネちゃんが渡したのは紛れもなくハンマー。笛みたいな感じじゃない。

 

「“ハンマー”…!マシュ、盾を強く構えて!!」

 

「へ…は、はい!」

 

その言葉にマシュが盾を構えた。

 

「まずは…堕ちなさい!!」

 

それを見てルーパスちゃんが、ハンマーをワイバーンに振るった。

 

……()()()()()()()()()()()ように。

 

「え、ちょっ!?」

 

「受け止めなさい…盾なら!!」

 

ルーパスちゃん無茶苦茶!?

 

「…行きます!はぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

マシュはそれを盾を突き出すことで対処した。

 

「どんどん行くよ!!」

 

「はいっ!!」

 

〈…ルーパスって結構無茶苦茶だな。〉

 

「だね、お兄ちゃん。っていうかルーパスちゃんって弓以外も使えたんだ?」

 

「旦那さんはどんな武器でも使えますにゃよ。弓が一番得意なだけですにゃ。」

 

そうなんだ…

 

「…そういえばあれって腕の骨折れかねなくない?」

 

〈普通なら折れるだろうな…終わったら治癒術式かけるしかないか。〉

 

〈早めにターミナルポイントは作った方がいいわね。…とはいえ、もうそろそろ夜になるわ。今日の所はここで休んだ方がいいかしら。〉

 

そのマリーの言葉に頷いた後、ルーパスちゃんたちの方を見ると、()()()()()()()赤いワイバーンを…テニスみたいにハンマーと狩猟笛で打ち返してた。ハンマーはともかく、狩猟笛ってそういう利用方法でいいの?…っていうか何で燃えてるの。

 

「…む、ルーパス!炎が消えかけだ!!」

 

「はいはい…ルーン石よ、その炎此処に現せ!!」

 

「ギャァァァァ!?」

 

「うっわぁ…」

 

炎が消えかけなところに魔術で再着火。結構えげつないことしてない?っていうか…

 

「スピリスちゃん。ルーパスちゃんって魔術使えたの?」

 

気になったのはそこ。ルーパスちゃんが凄いのは知ってたけど魔術まで使えるのかというところ。

 

「にゃ?違いますにゃ。あれはゲラルトさんから貰った“ハンターのルーン石”というアイテムを使って操っている火ですにゃ。魔法…こちらでは魔術でしたにゃね。それとは全く違うものですにゃよ。」

 

そうなんだ…

 

「いくよ~!」

 

「はい!」

 

「……吹き飛べっ!!!」

 

力の限り、っていう感じでマシュに対してワイバーンが叩き落された。

 

「…あれは流石にきついでしょうか…!!宝具、展開します!!“疑似展開 仮想宝具/人理の礎(ロード・カルデアス)”!!」

 

「掴まれ、ルーパス!!」

 

ルーパスちゃんはリューネちゃんに掴まって降りてきて、マシュは宝具を展開して今までより強く叩き落されたワイバーンを受け止めきった。

 

「…お疲れ、マシュ。」

 

「…はい!いい練習になりました!!」

 

「……あんたら、ほんとよくやるなぁ…」

 

兵士の人が呆然と呟いた。

 

〈えっと…兵士の方?すみませんが、野営などの準備はありますか?〉

 

「んあ…もしかして火が欲しいとか?」

 

〈彼らになるべく形を保って仕留めてもらいました。焼いて食べれば体力や気力は回復するでしょう。〉

 

「…いいのか?」

 

〈いいと思いますが…立香、お前はどう思う?〉

 

「いいとおもう…でもルーパスちゃんたちは?」

 

「私もいいけど…」

 

「僕も構わない。」

 

「旦那さんと同じくですにゃ。」

 

「おにゃじく。」

 

「…ん、いいよ。出かけ先で飛竜のお肉とかを焼いて食べるとかは慣れてるし。」

 

まって、ミラちゃんって末裔だって言っても王位継承者で王様の娘さん…つまり国のお姫様なんだよね?サバイバル精神あるのなんで?

 

「解体は私やっておくから火の準備お願いできる?」

 

「あ、あぁ…」

 

「ルーパス、僕も手伝おう。」

 

「ありがと、量が多いから助かるよ。」

 

ちなみに後で聞いたら食べた後で残ったのはルーパスちゃんが保管してくれるらしい。それに対してギルが興味深く聞いてたけど、ギルの宝具である“王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)”と同じような宝具、“開け、我が貯蔵庫よ(アイテムボックス)”っていう宝具があるんだって。その中では鮮度とかがちゃんと保存されるらしい。

 

……ところで、二人の共同作業が凄く息が合ってて本当に夫婦みたいに見えたのは私だけ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「気を付けていけよ、強い旅の方達!!」

 

その後、私達は元気になった砦の人たちから見送られた。

 

「…よかったの?ルーパスさん。あの回復薬と回復薬グレート。」

 

「ん…まぁ100個程度ならすぐに作れるし。薬草もハチミツも、大量に余ってたしさ。」

 

そう、ルーパスちゃんは回復薬、そして回復薬グレート、解毒薬…その他諸々使えそうなものをアイテムボックスから出して砦に置いていってた。

 

〈まじかよ……そのアイテムボックスの中、見てみたいわ…〉

 

〈飲むだけで傷が癒えるとか神秘の塊じゃないの…〉

 

「見てもあまり面白くない気もするけどね。攻撃的な利用方法あるかなぁ…」

 

「我が教えてやるか?」

 

「う~ん…攻撃方法被らせるのはちょっと…」

 

「二番煎じは嫌というものか。フッ、向上心があるのはいいことだな。」

 

「別に二番煎じが嫌ってわけじゃないけど…あ、もう大丈夫だね。」

 

ルーパスちゃんがそう言ったのを合図に、ミラちゃんがランさんを召喚した。私達はそれに乗って霊脈の場所を目指すつもりだった。

 

「ま、待ってください!!」

 

私達が乗って、駆けだそうとしたときに静止の声。

 

「…え?」

 

「…嘘」

 

「…ほう?」

 

そこにいたのは───

 

 

「お願いします。私に、力を貸してください。」

 

 

───旗の聖女。ジャンヌ・ダルクその人。

 

 

『…お兄ちゃん。カルデアに、ジャンヌさんはいるよね?』

 

≪あぁ…ということは、そっちのジャンヌは特異点に呼ばれたカウンター、ってところだろうな…≫

 

カルデアのジャンヌさんでないことは理解できた。

 




さてと、続き続き…ボイス作ってたら結構時間かかるんだよね…

「しばらくはまだ出せないんでしょ?」

まぁね…

「ふむ。楽しみだな?」

ていうかさ。一週間でUA1,000くらい増えるの少し怖い。確かに私1日1回くらい確認してるけど基本的に感想確認してるだけなんだよね。全く変動しないけどさ…

あ、英文とか出てきたらそれはgoogle先生に頼ってます。全く私外国語出来ないので。…投稿速度上げたいなぁ…

オルレアン修正後に召喚するサーヴァントのクラスは?

  • 剣士、魔術師
  • 騎兵、暗殺者
  • 槍兵、騎兵
  • 剣士、剣士
  • 狂戦士、魔術師
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