狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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…読み終わったぁ…

弓「む?アレを読み終わったか。」

読み切るのに60日かかるとか長すぎる…あと“鳳凰の羽根”もっとください。真面目に。

弓「…足りぬのか。」

うん…経験値素材も足りないけど…地味に鳳凰の羽根も交換料高かった…

弓「…」


第40話 情報収集

 

私達はしばらく竜達に乗って、リヨン近くの町に来ていた。

 

〈…あの、マスター〉

 

「…?ジャンヌさん、どうしたの?」

 

〈えっと…英雄王に聞いたのですが…〉

 

私は首を傾げながらカルデアのジャンヌさんに続きを促した。

 

〈聖職者というものは、八極拳を習うと…本当、なのですか?〉

 

「八極拳?…そうなの?ギル。」

 

私は近くで休んでいるギルに話を向ける。

 

「うむ。我の知る聖職者の男の方は、八極拳を操り、辛い麻婆を喰らいおった。女の方は聖骸布を用い、地獄のように辛いか天国のように甘い食べ物を喰らっておった。我としてはそのような廃棄物めいた食い物は食いたくもない。ならば八極拳を習う、だけの方が良かろう。」

 

〈な、なるほど…マスター、今度麻婆豆腐を教えてくれませんか?〉

 

「いいけど…」

 

「待て!!激辛麻婆は真面目にやめよ!!本気と書いてマジと読むのだ!!」

 

ギルが凄く必死になってるんだけど…

 

「激辛じゃないのでいい?私もあまり辛さに耐性ないし…」

 

〈はい!ありがとうございます、マスター!〉

 

「ほ…」

 

「ちなみに辛くする方法はいろいろあるよ?豆板醤とか赤唐辛子の種とか花椒(ホワジャオ)とか…」

 

「まて、なぜわざわざ辛くするものを教える!?」

 

「え、だって…」

 

私はギルに笑いかけた。

 

「だって、“敵に勝とうと思うなら、まず敵のことを知る。”…でしょ?」

 

〈辛さへの対応策を組め、とのことですか?〉

 

「うん。…あと、料理に関してはお兄ちゃんとかエミヤさんに習った方がいいよ?」

 

〈どうしてですか?〉

 

「どうして、って…」

 

私、あの二人のせいで結構自信なくしてるし…

 

「ふむ…時にマスターよ。」

 

「うん…?」

 

「貴様の指輪…魔術礼装を変える指輪のことだが。あれの変化時に変身バンクのようなものはないのか?」

 

「ないよ…?………ない、よね?」

 

〈作ろうと思えば作れますよ?〉

 

指輪の方から聞こえた声。確か……

 

「…えっと…?」

 

〈“フォータ”です!忘れないでください!〉

 

そうそう、フォータちゃん。

 

「ごめん、忘れてた…」

 

〈ですよね…私全く動きませんでしたし…〉

 

「うん…ごめん…」

 

〈いいのですけど…というかギルガメッシュさんは何故変身バンクを知っているのです?〉

 

「カルデアにて観た!」

 

魔法少女ものあったんだ…

 

〈そうですか…一応作ろうと思えば作れますよ?〉

 

「フォータちゃんも作れるの?」

 

〈はい。マスターの技術は一部受け継いでますから。〉

 

「はぇぇ…」

 

でも、今はいいかな?

 

〈というかギル、君も魔法少女もの好きなのかい!?〉

 

「ふん。単なる知識に過ぎん。そして医師よ、カルデアにサブカルチャーなるものを混ぜたのは貴様か。」

 

〈僕だけじゃないぞ!?ルナセリアと六花もだ!!〉

 

「まぁお兄ちゃんはそういう事するよね。」

 

〈よくわかってんじゃねぇか。〉

 

「…私はプリキュアか何かなの?」

 

〈さぁな。おまえの趣味に合わせてはみたが、どうしたもんかね。〉

 

「プリキュア好きなのお兄ちゃんだけどね。」

 

〈悪いか。〉

 

「別に。」

 

ちなみにお兄ちゃんは私の3つ上。私が今年高校一年生で16歳だから…19歳。

 

〈一応今使えるのはカルデア制服、戦闘服、魔術協会制服、アトラス院制服の4種類か。色々アプデはするつもりだから、期待して待っとけ。〉

 

「はぁい」

 

「良いのかそれで…」

 

ギルが呟いた言葉に私は頷いた。

 

「みなさ~ん!情報貰ってきましたよ~!」

 

「む、マリアめの帰還か。よし、ミラ!獣魔達を出せ!!」

 

「はいはい…お願いしてもいい?」

 

三匹が頷いて、私達が乗りやすい体勢になった。私達はそれに乗って、その町を離れることになる。

 

 

それから、私達はリヨンに向かっている最中にマリーさんの話を聞いた。

 

「…そうですか。かつて、という言葉が気になってはいましたが…既にリヨンは滅ぼされていましたか。」

 

「…リヨン。そういえば、この先には壊滅したような廃墟みたいな場所がありましたね。あれが、リヨンですか。」

 

ガロンさんに乗るジュリィさんがそう言った。ちなみに今私達は並列移動、っていうのかな。並列走行みたいな感じで移動してる。

 

「近くに人もいなかったので地名を聞くことができなかったのですが…」

 

「…そう、ですか…」

 

…私達がもっと早く来れていれば、その町も助けられたのかな。

 

「…顔を上げよ、マスター。」

 

ギル?

 

「冷たいことを言うようだが、犠牲というものはありうるものだ。それが戦争というものであるならばなおさらな。そして、我等が一々犠牲を悲しんでいる暇などない。」

 

「あぁ。オレ達がやらなきゃ、次の世界がどうなるかもわからねぇ。預言書は完全に覚醒してないしな。次の世界を見ることすら出来ねぇっていうのは、預言書の覚醒がなってない証拠だ。」

 

預言書が覚醒してない、か…

 

「ねぇ、このまま世界が終わるとどうなるの?」

 

「オレにもわからねぇが……恐らく、世界そのものが消滅するか?」

 

消滅…

 

「そうならないためにも、早くこの…特異点、だったか?それを終わらせちまおうぜ、リッカ!」

 

「…うん。」

 

でも、せめて…

 

「…その地で命を落とした人が。その地にいた生き物たちが。少しでも救われていますように…」

 

そう、願いたかった。

 

「ええと…話を戻しますわね?そのリヨンの街が滅びる前、街を護る守護者がいたんですって!」

 

「守護者…ですか?」

 

「えぇ!なんでも、大きな剣を持った騎士様がワイバーンや骸骨兵、骨で出来たワイバーンを蹴散らしていた、とか。」

 

「骨で出来たワイバーンというと…冬木で戦ったアレか。」

 

「うん、多分アレだね。」

 

〈アレか…仮称何か考えないかい?〉

 

ドクターが提案したけど、特に思いつかなかった。

 

「でも、そんな街に恐ろしい人間たちがやってきた。恐らくはサーヴァントのことでしょう、複数のサーヴァントに追い詰められて、彼は行方不明に…そうしてリヨンは滅びてしまったそうですわ。」

 

「ふむ。ともかく、十中八九街を守っていたというそやつが竜殺しなるサーヴァントであろう。反英霊やバーサーカーに街を守るということができるとは思えぬ。」

 

〈まぁ、確かに…だけど、サーヴァントに攻め込まれて無事なのかなぁ…〉

 

〈いくら“最優”と呼ばれるセイバーだと言っても複数のサーヴァントを相手にしては難しいかもしれませんね。〉

 

アルトリアさんがそう言った。…なんか不安になってきたんだけど。

 

「セイバー。あまり不安にさせるようなことを言うでない。」

 

〈…英雄王。あなたは、私の知る英雄王とはどこか違うようだ。一体、あなたに何があったのです?英雄王ギルガメッシュでありながら私を求めないなど。〉

 

「ふ、求めてほしかったか?」

 

〈いえ、結構です。…質問に答えてくださいませんか。〉

 

「…ふむ。いやなに、此度の我は貴様に対しての執念めいた想いがないだけよ。」

 

〈…頭でも打ちましたか、英雄王?〉

〈…頭でも打ったか、英雄王?〉

 

「ええい、同時に言うでない!!貴様らが相性がいいのは原作ヒロインと主人公だからであろうが!それをわざわざ見せつけんでも良い、贋作者!」

 

ギル。凄くメタいこと言ってる自覚ある?いや私もメタいのか分からないけど他の人たちも困惑してるよ?…まぁ、ともかく。

 

「んんっ…セイバー。落ち着いてほしい。俺達と一緒で、英雄王にも色々な可能性があるはずだ。もしかしたら俺が女性だった世界もあるかもしれない。遠坂が男性だった世界もあるかもしれない。もしかしたら、セイバーがセイバーのクラスじゃない可能性だってあるかもしれないんだ。なぁ、遠坂。」

 

〈そ、そうよ、アーチャー!アーチャーだって本当にアーチャーで喚ばれてたか分からないじゃない!アーチャーが本当にわたしに呼ばれたかも分からない。もしもアンタが、士郎が弓の道を進んでいなかったら。魔術に特化していたのなら。剣の道への才能があったのなら…!そうしたら、アンタはアーチャーで呼ばれる保証なんてない!違う!?〉

 

あ、ちなみに士郎って呼ばれてるのが私ね。私はお兄ちゃんと逆で男性の声出せるから。まぁいろいろギルに教えてもらったんだけど、とりあえずエミヤさんの以前のマスターさんの名前と一緒に思ってることを言ってみた。ちなみにお兄ちゃんは速攻で乗ってくれました。流石。

 

〈ぶっふー!?〉

 

〈士郎…!?いえ、マスター!?…!?〉

 

エミヤさんは吹いて、アルトリアさんは困惑してた。

 

「ふはははははは!!貴様ら兄妹は愉快だな!!…しかしあり得るかもしれないところが怖いところよな。特にセイバー、貴様はな。」

 

〈放っておいてください…いえ、それにしてもマスター、その声は…!?〉

 

「うん?なんとなくできるようになった。」

 

〈余程低い声への適性高かったんだろうな…〉

 

高い声は広げられるけど、低い声は広げられないんだっけ…

 

「…む、見えてきたぞ、マスター。あれがリヨンであろう。」

 

「…それと同時に、龍気が近づく気配。探すなら急いだほうがいいかも。」

 

私はその言葉に頷いて、ギルに小声であることを伝えた。それに対して、ギルは小さく頷いてくれた。

 




弓「ふむ。本編の兄の女声は第五次の贋作者のマスター。本編のマスターの男声は第五次のセイバーのマスターか。」

実際Fate/GrandOrderの女性主人公は衛宮士郎さんの女体化、男性主人公は遠坂凛さんの男体化…って聞いた気がするから。だったら声変えるのはそれでいいんじゃないかなって。

弓「ふ。だがその声を聞いた時は困惑するであろうな。」

かな?

オルレアン修正後に召喚するサーヴァントのクラスは?

  • 剣士、魔術師
  • 騎兵、暗殺者
  • 槍兵、騎兵
  • 剣士、剣士
  • 狂戦士、魔術師
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