狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
活動報告の方でリクエスト募集始めたのでよろしくお願いします。
弓「ふむ…にしても今日は早いではないか。」
何とかなった。第一部だけでどれだけかかるか分からないけど…どうにかする。
裁「一年くらいかかるかもね…」
それは勘弁してほしいけどあり得そうだなぁ…
それぞれがミラちゃんの召喚する子たちによって撤退した後。
私達は今、ギルの持つ黄金の船───“
「ん……だめだね、これ。」
私が“魔術礼装・アトラス院制服”の“イシスの雨”。ジャンヌさん(カルデアのジャンヌさんも呼んだ)が解呪。そしてミラちゃんが解呪術式。さらにギルが解呪系の宝具を使ってくれたけど、呪いは解けない。
「すまない…」
「貴様のせいではなかろうよ。…ふむ、かなり入念に呪いを仕込まれたようだな。」
「呪いの一部が相互干渉してるせいでそれを復元する動きがあるとか面倒くさいパターンだよこれ…っていうか
そういえば、さっきの全属性砲門遠隔展開射撃。あれは本来
「…ん。報告するね。これは無理だ。9割位まで完全解呪は出来たけど残り1割が無理。呪いの大本を断つか、ちょっと危険だけど呪い返しをするか。あるいは───」
「───呪いを同時に解呪するか。となると、聖人がもう一人必要ですね。」
聖人がもう一人、かぁ…預言書のジークフリートさんのページを開くと、メンタルマップがあるんだけど…そこにも呪いを示すであろうコードはあった。“呪縛”っていう特殊コードなんだけど。メンタルマップ動かせないんだよね…
「ふむ…マスターめとミラ、そして田舎娘二人でも解呪には至らないとはな。」
「ん~…とりあえず呪い避けかけておこうか。」
「すまない…」
そういえば、ジークフリートさんは今まで何してたんだろう…?
「そういえば、どうして貴方はあの街にいたのですか?」
あ、ジャンヌさんが聞いた。それとカルデアのジャンヌさんはギルと少し話して帰っていった。
「俺は召喚されたのが比較的早かったようでな。マスターもおらず、放浪していたところに…あの街が襲われるのを見てしまった。」
「助けに行ったのですね?」
「あぁ…生前とは違うが、幻想大剣があれば、何とかなる。だが、複数のサーヴァントに襲いかかられては流石に難しかった。」
良く生きてたというかなんというか…
「ただ、その中に一騎が俺を城にかくまってくれた。傷は治らず、誰かに助けを求めることもできなかったが……そういえば雰囲気はルーラー、君に似ていたな。」
「…聖女マルタ、でしょうね…竜の関係者として通じ合ったのでしょうか…」
「なるほど…彼女が邪竜タラスクを退散させたという───…彼女が使っていたのは竜……?いや、あれは竜……いや竜……竜亀……言われてみれば……なるほど、ああいう竜もありか…」
「私が使役するのもほとんど竜だからね…」
「ふむ…ありか。」
ありらしい。
「流石に解呪系の竜はいないからね……それはともかく。」
ミラちゃんはジークフリートさんから視線を外して、ヴィマーナの隅の方にいるルーパスちゃんたちの方に視線を向けた。
「…私が言えることじゃないけど、ルーパスさん達大丈夫なの?」
「問題ないよ。…けど、少し休めってジュリィに言われてるからね…」
「同様に。全く、どうしたものか。」
ちなみにこのヴィマーナ、エネルギー生成の調子が少しおかしいみたい。だから、今の状態では浮遊と低速飛行しかできないんだって。この特異点終わったら直すとか言ってたけど。
「しかし聖人がもう一人ということはフランス中を探すことになるんだろう?僕らも出ないと手が足りないだろう。」
「ダメです。特にリューネさんは昨夜からずっと起きたままですし、さっきなんて強い磁気で相手を縛ってました。相棒は奥義を二回使ってます。あの奥義はかなり負荷をかけるんじゃないですか?そんな状態で出て、倒れられでもしたら意味がありません。」
「「う…」」
「まぁ私とオトモさん達も残ることになってるからね…心配なのは立香さん達なんだけど…」
ハンターのみんなが全滅している状態。流石に不安を覚える。
「ふん。まぁいい、フランスを回るしかないのは変わらん。手分けして探すのが良かろう。」
私がそれに頷くと、マリーさんが手を上げた。
「でしたらくじ引きをしませんか?」
ズキッ
「…っ!」
腹痛───警告の激痛。なんで、今…?
「ほう?」
「こういう時にはくじ引きと決まっているでしょう?」
ズキッ
「……っ!」
警告の激痛が強くなっていく。何かが、不味い。
「ふむ。よい、早速作れ音楽家よ!」
「それ君達がくじを引きたいだけじゃないかい?…分かったって。作ろうじゃないか。………ところで大丈夫かい?辛そうな顔してるけど。」
私はそれに何とか頷く。不安そうにアルが私に触ると、やっぱり痛みは引いていった。…でも、今のは───無視しちゃいけないようなものな気がする。
「…大丈夫ならいいけどさ。」
「…私が、マリーとですか。」
「王様、アマデウスと香さん達をお願いね?」
くじの結果はこっちがギル、私、マシュ、アル、アマデウスさん、ジークフリートさん。あっちはマリーさん、ジャンヌさんだった。…すっごい偏ってるような…一応作り方は人数×2だったから成らないわけじゃないけど…さっきの激痛といい、何か不安。
「…すっごい偏りすぎな気がするけどなぁ…だけどくじは運命だによるもの、これに逆らうのは余計に悪運を呼びそうだな。」
「なに、田舎娘は守護に特化しているし、こちらにも護りが堅いものはいる。気がかりなのはルーパスとリューネ、そしてミラが出られないことと未だ不調の竜殺しか。」
「すまな……申しわけない、すまない…」
「パターンを増やすな。」
「すまない…」
…冬木の時に思い浮かんだ“すまないさん”ってこの人のことかな。
「それよりマリア…」
「うん?」
「……いや、何でもない。道中気を付けるように。空腹になったからって洋菓子店を探すんじゃないぞ。」
…不安、なのかな。なんとなくそんな気がした。
「…ふふふ、そんなこと!わたしまた、プロポーズされるのかと思ってドキドキしていたわ!」
「……え?」
「プ」
「ロ」
「ポー」
「ズ?」
「ほう?」
あ、ちなみにいまプロポーズって言った4人はジュリィさん、ミラちゃん、ルーパスちゃん、リューネちゃんね。
「…待て。なぜ今その話をするんだ君は!」
「え…プロポーズですか?マリーさんと、アマデウスさんが?」
「…あぁ、そっか。そういえばそうだった。」
一瞬忘れてたけど思い出した。
〈有名な話よ?そちらにいるミスター・アマデウスは六歳の時、七歳の彼女にプロポーズしたのよ。〉
〈“きみは優しい人だね、大きくなったら僕のお嫁さんにしてあげるありがとう、素敵な人。僕はアマデウスと言います。もし、貴女のように美しい人に結婚の約束がないのなら、僕が最初でよろしいですか?”…でしたっけ。〉
「悪夢だ…まさか後世にまで伝わっているとは……」
「変態でも恋愛できたんですか…」
「いや出来ない保証はないからね?出来る保証もないけど。」
「まぁ気に病むな、音楽家よ。英雄になった後、黒歴史に出会うなどあり得ることであろう。なぁ、贋作者よ。」
〈…何故そこで私に振るのかね。〉
「自分殺しをしようとした貴様だ、黒歴史と出会った例としては最適であろう?」
〈…否定はしないがね。それを言うなら、今の英雄王からすれば未熟な私と戦ったこと自体が黒歴史ではないのかね?〉
「ふははははは!!思えば思うほど我は愚かよな!だが慢心は無意識の手加減としれ贋作者ァ!」
〈…ごめん───オレもうこの英雄王分からないや───〉
〈エミヤッ!諦めないでください!?〉
〈ごめん、セイバー…この英雄王を完全に解析することはできないと思う───〉
「ふはははははは!!」
仲がいいのか悪いのか分からないね、この2人…
「なんで一字一句伝わっているんだ…」
「それはそうでしょう、私、嬉しくて方々に広めたんですもの!」
「君のせいか!!断ったっていうのになんて魔性の女だ!!」
それは違うと思うな…
「えぇ、だって決められなかったんですもの。私の結婚相手は、私には決められなかった。」
寂しげな声でマリーさんがそう呟く。
「断ってよかったの。貴方は音楽家として多くの人に愛されることになって、私は愚かな王妃として命を終えた。しょうがないわ、私はいつだって恋に夢中なんだもの。私はきっと、フランスという国に恋していたのね。人々を愛さず、国そのものしか愛さなかった。だからあんな風に国民たちの手で終わったのよ。」
それは…
「馬鹿なの?」
「馬鹿であるか、貴様。」
「馬鹿じゃないのか君。」
……ねぇ、思いっきり罵倒だよ?
「ミラさんも王様もアマデウスもひどいわ!!……馬鹿なの、私?」
「あぁ、とんでもない勘違いであろう。」
「フランスという国に恋していた、だぁ?それは違う。君が国に恋をしていたんじゃない。フランスという国が、君に恋をしていたんだ。」
「…ありがとう、モーツァルト。…あれ?でもそれって、恋してくれた人が私を殺したってこと?」
「愛情っていうものは簡単に憎しみに切り替わるからね。前に暗殺されかけたっていう話はしたでしょ?あれ、国民だったからね。まぁちょっとあれだけど、捕まえた後に暗示かけて聞きだしたら“貴女のことが好きだったのが途端に憎くなった”とかって…まぁそれは反転させられてたからなんだけど。強い愛情は強い憎しみにもなるんだって。感情反転事件の首謀者がそんなこと言ってたかな。」
「探偵さんなのかしら…?」
「元王位継承者の最高位召喚術師。私はただそれだけなんだけどね。誰かに愛されれば誰かに憎まれる。誰かに憎まれれば誰かに愛される。そうやって形作られている人の感情。マリアさんは、その規模が凄く大きかっただけ、じゃないかな。」
「───愛されたから憎まれる…愛しながら恋人を手にかける…」
「醜い部分から生まれるもの。綺麗な部分から生まれるもの。綺麗なものから綺麗なものが生まれるとは限らないし、醜いものから醜いものが生まれるとも限らない。例えば、黒蝕竜“ゴア・マガラ”のようにね。…って、出したことないんだっけ。私結構好きだけど。ゴア・マガラも、シャガルマガラも。」
「…恋だけじゃダメ。愛があってこそ、本物の“恋愛”なの…」
〈…どっかで聞いたな。……生徒会か。〉
「曖昧だけどね」
〈俺も忘れた。〉
「…ふふ、なんとなく分かったようなそんな気もします!」
そう言ってマリーさんは笑った。
「…ねぇ、アマデウス!」
「うん?」
「帰ってきたら久しぶりにあなたのピアノを聞かせてほしいわ!」
ズキィッ!
「…っつぅっ!」
強烈な激痛。さっきの警告の激痛よりも強くて、一瞬声が漏れた。
「…君が無事なら、聞かせてあげるさ。無事でいてくれよ、マリア。」
「えぇ!それではジャンヌ、行きましょう!」
「はい!」
「…大、丈夫?」
アルが心配そうに私に触れる。そうすると、なんでか分からないけど激痛が止む。…嫌な、予感がする。
「行ってまいりますわね、王様。」
「あぁ…仕損じるなよ」
ギルは私の現状に気がついているのか、こちらを見ながらマリーさんの言葉に答えていた。
ちなみに術式の種別について。実はいくつか前回書かなかったものがあります
主に使用される杖、っていうのはモンスターハンターで言えば武器屋で店売りしている武器のことですね。ミラの世界にも加工屋はありまして、“ロード”という銘がつく杖は少し特殊な加工をした杖のことです。
弓「色々考えてはいるのだな。」
まぁね…ミラの世界もモンスターハンターの世界を基礎にして組んでるからね。自然との付き合い方が違うだけで。
オルレアン修正後に召喚するサーヴァントのクラスは?
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剣士、魔術師
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騎兵、暗殺者
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槍兵、騎兵
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剣士、剣士
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狂戦士、魔術師