狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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七色七星、六星六性(セブンスターズ・シックスパターン)

無銘の第一宝具。実は不完全。詠唱の後、星から巨大な砲撃を放つ技。その時に見える星の数に応じて最大威力が変わる。前回の使用はこの不完全状態の宝具の1/13の威力しか出ていなかった。


そういえば説明してなかったから。

裁「セブンスターズ…」

気がつく人は気がつく…と思いたい。


第56話 対峙

 

アルが宝具を放った後。

 

負方のジャンヌさんが、私達の前に現れた。

 

「───こんにちは、私の残り滓。その姿は何でしょう?精一杯着飾ったのかしら。」

 

黒。神を嗤うような、拒絶の黒。

 

「これは───ここにいるマスターが私へと見繕ってくれたものです。これには、私の祈りではなく───マスターの祈りが込められています。…そして。私は残骸でもありませんし、貴女でもない。そうでしょう、“竜の魔女”。」

 

白。神に祈るような、救済の白。

 

一対のジャンヌさんが、この地で再び───相対する。

 

「はい?貴女は私でしょう?何を言っているの?」

 

「…今、何を言ったところで貴女に届くはずもありませんか。ならば───」

 

正方のジャンヌさんが左の拳を右の掌に叩き付け、そのまま包み込むような形をとる。───あれは

 

〈中国拳法の包拳礼───〉

 

「───聖女マルタのように、この祈りを叩き付けるまで!!」

 

「〈祈り(物理)…〉」

 

私とお兄ちゃんがそう呟いた時、ジャンヌさんの服装に変化が起こる。元々、私が渡したのは白いコートみたいな服…だったんだけど。それが消えて、全体的に紫色だった服装が白い服装に変わっていく。それはまさに───純白の聖処女。

 

〈な…ジャンヌの霊基が完全に復元した!?〉

 

「え…」

 

〈令呪も正常───どんな奇跡が起こったらこうなるんだ!?〉

 

〈───まさか、リッカが渡した服が触媒になったのか?〉

 

よくわからないけど…ジャンヌさんの力が強くなったって考ええればいいのかな?

 

「───くだらない。我が旗を、我が憤怒を見なさい。」

 

そう言って負方のジャンヌさんがその旗を掲げる。

 

「今やこの国は竜の巣。我が憤怒はこの地を焼き、我が憎悪はこの国を覆いつくした。竜たちはやがてありとあらゆるものを喰らい、このフランスの地を不毛の土地とするでしょう。」

 

その言葉に、預言書が少し熱を持ったのを感じた。

 

「そして竜同士が際限なく争い始める。無限の戦争、無限の捕食。それこそが、真の百年戦争───邪竜百年戦争也!!」

 

「そいつは違うな。」

 

レンポくん…?

 

「───何が違うというのです」

 

「預言書の始まり───俺達が創られたころ。その時の俺達の主っていうのは、人間じゃなかった。もう今となっては記憶が正しいのかも微妙だが…少なくとも、人間ではなかった覚えはある。いずれ滅びるこの世界だが───てめぇが言った人間がいない世界の中でも、いずれ人間のように行動する者は現れる。そして今度は、その人間じゃない者達が統制を始める。どんなものにも、永遠なんてものはねぇ。始まりと終わりは、必ずある。───そう、必ずだ。」

 

なんか…説得力が違う…

 

「───はっ。そんなの、やってみないと分からないでしょう?」

 

「…好きにしろよ。だが、俺達も全力で抵抗させてもらう。アイツがいない世界だが、アイツが創った世界だ。いずれ滅ぶ世界でも、その残った時間だけでも───」

 

「───馬鹿馬鹿しい!」

 

「馬鹿馬鹿しくて結構です、竜の魔女。すぐにこの戦争も貴女の夢も終わるでしょう。総ては、泡の様に───」

 

「───マリー・アントワネット」

 

「ええ。だって、ここには彼女がいる。打ちのめされても砕けずに、フランスを救うために戦い抜いた聖なる少女が。そしてその女性に憧れた、1人の王妃がいる。」

 

「マリー…」

 

「仲良しごっこなど下らない。消えてしまえばすべてなくなってしまうのに───」

 

「どうしてでしょう。貴女が言葉を発するたびに、貴女はジャンヌから遠ざかっていく。」

 

「黙れ!!あの王妃と狩人共を切り離すためにほぼ総てのワイバーンを捨て石とした!!もう貴様を護る者は何もいない!!今度こそ炎に焼かれるがいい───!!」

 

「───いいえ。私は焼かれませんわ。」

 

マリーさんははっきりとそう宣言した。

 

「私にはまだ守ってくれる方がいる。私を守ろうとしているのが、彼女達だけだと思ってはいけません。」

 

そう言うマリーさんの視線の先には、アマデウスさんの姿があった。

 

「それから。フランスのために立ち上がったのは聖女だけではありません。」

 

「何───」

 

 

 

ドォン!

 

 

 

直後、大砲の弾がファヴニールを襲う。

 

「撃て!ここがフランスを護れるかどうかの瀬戸際だ!!全砲弾を撃って撃って撃ちまくれ!!」

 

「ジル…!」

 

ジル・ド・レェ。この地に生きる彼が、砲撃隊を指揮していた。

 

「恐れるな!嘆くな!退くな!人間であるならば、ここでその命を捨てろ!何も恐れることはない!何故なら我等には───!!」

 

そのジル・ド・レェが発した言葉は、予想外に近いもの。

 

「聖女と王妃───そしてなにより、邪竜の魔女に対する聖竜の魔女がついている───!!」

 

「───聖竜の、魔女!?」

 

「もはやこのフランスを脅かす邪竜など恐れるに足らず!!総員、構え!!」

 

再び行われる、大規模な砲撃。さらにその後方からファヴニールに対して吐かれた火球。

 

「…!?なんです───あのワイバーンは───!?」

 

そこにいたのは、桜色の鱗を持つ飛竜。桜火竜───

 

〈“リオレイア亜種”───!?なんつうもん使役してんだあいつは───!〉

 

ていうかいつから召喚してたの!?

 

「ジャンヌ。貴女の頑張りは無駄ではなかったのよ。」

 

「…はい…!」

 

「強固な信念だこと───反吐が出そう。ファヴニール、総て───焼き尽くしなさい!!」

 

「ガァァァァァァァ!!」

 

「───ハッ、三度、貴様と相見えようとは。別の次元では違う形で繋がったかもしれないが───!」

 

咆哮に合わせて竜と私達の間に立ちふさがる者。

 

「ジーク…フリート…!」

 

「邪悪なる竜よ!俺はここにいる!ジークフリートはここにいるぞ!!」

 

「く───ファヴニール、下がりなさい!!セイバー、アサシン、ランサー!前へ!!」

 

その言葉と同時に前に出てくる3騎のサーヴァント。

 

「貴女───“シュヴァリエ・デオン”?」

 

「あぁ───王妃。このような姿でお会いすること、お許しください。」

 

「堕落し、浅ましい姿をさらすことは恥にあらず。しかし敗北は何よりの恥。聖杯を求め、傀儡にこの身を貶めてもなお、余は不死身の吸血鬼を謳おう。」

 

「バーサーク・ランサー…」

 

「アァァァァァ……マリー……マリー……」

 

あれって…シャルルさん?

 

「げぇ……何だあれ。マリー、君絶縁状でも叩き付けたかい?」

 

「…?」

 

「あ、この分かってなさそうな顔は多分天然でやったなマリー!くそっ!」

 

「アマ…デウス……?アァァァマァァァデェウスゥゥゥゥゥ……!!」

 

「うわっ、なんかキモイ…」

 

「フザ…ふざ…けるな…ふざけるな、アマデウス……!!」

 

なんか言葉の調子が戻ってきたかと思ったら、その影がはっきりとした…

 

「うわっ!?こいつ、正気を取り戻したのか!?」

 

「…皆様、ここは私に任せてくださる?」

 

マリーさんがそう言った。

 

「あ、犠牲になりたいわけではありませんわよ?ただただ、皆さんの力になりたいのです。ミルドの様に力があるわけでもなく、ジャンヌの様に神様からの啓示があるわけでもない私が何ができるのか。そう考えた時、私は煌めきを振りまくことが出来ると思ったのです。そのきらめきを、皆さんに見せてあげたい。」

 

「そんな、危険です!アマデウスさんからも何か言ってください!」

 

「…止める、と言いたいけれど君は言っても無駄だろう?なら少しだけでも───手伝わせてくれ。見ているだけで君を失うかもしれない、というのは嫌だ。」

 

「ふふふ!心配性ね!でも…いいわ!私が許しましょう!」

 

煌めき、音が鳴り───その場は2人に支配される。

 




書くことがなくなってきてます

裁「微妙に書けなくなってきてる?」

うん…

オルレアン修正後に召喚するサーヴァントのクラスは?

  • 剣士、魔術師
  • 騎兵、暗殺者
  • 槍兵、騎兵
  • 剣士、剣士
  • 狂戦士、魔術師
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