狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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結構雑になってますね…それはそうと、UA13,000突破ありがとうございます

弓「微妙に時間が足らぬようだな」

どうするかなぁ…


第59話 滅

 

「ようやく、ここまでたどり着いたか。感謝する、マスター。」

 

私達の前には、邪竜たるファヴニールがいる。

 

「この竜さえ倒せれば───勝ちは見えるだろう。」

 

「うん…」

 

「だが…実のところ、どうやって勝ったかまるで覚えていない。」

 

その言葉に私達は軽く崩れ落ちる。

 

「ちょっ!?今になって不安になるようなことを言わないでください!」

 

〈仕方ないと思うわよ…伝承でもそこまで情報が残っていないうえ、ジークフリート本人からすれば相当前の記憶よ。私達でもそんなに長い時間覚えてられるかどうか、わからないでしょう。〉

 

「すまない…だが、今は頼ることのできる主がいる。竜種に関連する仲間がいる。俺がファヴニールを倒せずとも、後を託せるだろう。もっとも、ファヴニールの撃破を他人に譲る気はないが。」

 

そう言ってジークフリートさんは笑った。

 

「見ていてくれ、マスター、マシュ、英雄王…そして、竜を狩る狩人達と竜を使役する少女よ。俺は今一度、あの邪竜を討ち果たす。」

 

その言葉に、私は頷いた。

 

「さぁ、ファヴニール…始めよう、貴様と俺の運命を…!!」

 

 

 

side ルーパス

 

 

 

「…あ、始まったみたいだよ。」

 

私は下を見てそう呟いた。

 

「ふむ…見ておくか。僕らハンターとは違う竜殺し。そもそもハンターは調和を図る者だが…まぁいいか。ところで…」

 

リューネは背後を見た。

 

「…ミラ殿、そちらはどうだ?」

 

「…一応、主導権の乗っ取りは成功したよ。」

 

「そうか…」

 

「…私、あまりこれ好きじゃないんだけど…」

 

でも、普通にできるんだ…

 

「ミラのスキルってなんだっけ?確か滅龍の所が違うんだよね?」

 

「“竜と龍に魅入られる者”、ね。効果は竜種特性持ちに対する強力な魅了。なんでこんなスキルついたんだか…」

 

そのミラの疲れたような言葉に私達は笑った。

 

 

 

side リッカ

 

 

 

「おぉぉぉぉ!!」

 

バルムンクを振り回し、ファヴニールを切りつけていく。切るだけではなく、突く、穿つ、払う、受ける───

 

対するファヴニールは引っ搔く、炎を吐く、薙ぐ、叩き付ける、サマーソルト───

 

いくつもの攻撃を組み合わせながら、二つの存在は戦い合う。その一撃一撃は総て必殺への布石。その一撃は、総てが必殺になりうるもの───!

 

「これが…竜との、戦い───」

 

「先輩…私の後ろに…!」

 

「うん…ありがとう」

 

「これが…この世界の、竜殺し───」

 

ジュリィさんもそれをじっと見つめていた。

 

爪が振るわれ───それを破壊され。

 

ブレスが吐かれ───それをバルムンクで切り払い。

 

身体に対してバルムンクを振るい───その部分の鱗が弾け飛ぶ。

 

「ファヴニール───!!」

 

「グギャァァァァァァ!!」

 

ジークフリートさんの叫び声とファヴニールの咆哮。私達もそれは耐えきれなくて、耳を塞いだ。

 

「…!これが、英雄ジークフリート…!?」

 

「ふん…やりおるよな」

 

「えっと…!聴覚保護吹きますね…!!」

 

ジュリィさんがどこからか角笛を取り出して、それを吹いてくれた。

 

「それは?」

 

「“耳栓笛”です。相棒が作った笛の一つで、一時的に耳栓スキルLv.5の効果を得られるんです。」

 

「へぇ…」

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

ジークフリートさんが大声で叫んだ時、その力の均衡が崩れる。

 

「かつて───俺には足りなかったものがある!だが今は、全て───!!」

 

「ガァァ!?」

 

そんな時、ジークフリートさんの近くに、何かの球が落ちてきた。

 

「…っ!?」

 

ジークフリートさんがそれに気づき、その球を切りつける。すると、その球が破裂する。

 

「キュィァァァァァ!!!」

 

「「“アトラル・カ”の咆哮ですにゃ───!?」」

 

アトラル・カってなんだろう…っていうか、ファヴニールの動きが止まってる…

 

「俺は負けぬ!俺を必要としてくれた者のために!俺を必要としてくれた、少女のために!」

 

ジークフリートさんが紫色の石を投げ、それをバルムンクで切りつける。

 

「この世界で貴様等に繫栄は訪れない!今ここが、この世界の貴様達の終焉の刻───!!」

 

う~ん…ミラちゃんが聞いてたら怒りそうだけど。

 

魔術礼装変換(コーデチェンジ)、“魔術礼装・魔術協会制服”。主人技能稼働(マスタースキルアクティベート)、“全体回復”───同時に“霊子譲渡”、対象指定(ターゲットセット)、“ジークフリート”。」

 

前にもかけた物を、もう一度。

 

「───黄金の夢から醒め、揺籃から解き放たれよ───」

 

ジークフリートさんの宝具───バルムンク。それが、前回の解放とは違う輝きも纏っている。

 

「───邪竜、滅ぶべし!受けよ、これが貴様の結末也───!!」

 

その剣は上段から───

 

「“幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)”───!!!」

 

一気に振り下ろされる───!!

 

「アガァァァァ!」

 

悲鳴の後に光が消えた時、すでにファヴニールの姿はなかった。

 

「やった…んですか?」

 

「…うん。やったんだよ。」

 

〈ファヴニールを、たった一人で…〉

 

〈これが…ドラゴンスレイヤーの力なのか…?〉

 

その言葉に、ジークフリートさんが首を横に振った。

 

「俺だけの力ではない。かの王女が、何度もファヴニールを弱らせていてくれたおかげだろう。」

 

そう言った時、小さく羽ばたきの音が聞こえた。

 

「…ワイバーンか。」

 

その通りで、確かにワイバーンがこちらに向かってきていた。…けど、大丈夫。

 

「大丈夫、こっちも終わったし。」

 

私の前に、ルーパスちゃんが現れた。…というか、落ちてきたというか。

 

「ありがとう、ジークフリート。ワイバーンは私に任せて。」

 

「…すまない。感謝する。」

 

そう言ってジークフリートさんはルーパスちゃんの後ろに下がった。

 

「───解放。それはかの裁き。かの技の顕現。」

 

ルーパスちゃんの魔力が上がっていく。

 

「全開。狩人達はこの技に敗れ、何度苦虫を噛み潰したことか。その具現、その王の御業───」

 

ルーパスちゃんがそこで跳躍した。同時に、吹き付けられる蒼い霧のようなもの。

 

「宝具、展開。“刮目せよ、此処に見るは王の鉄槌(王の雫)”───総ての敵を滅せ、赤龍の鉄槌よ。」

 

その言葉と同時に、蒼い光が地面に落ち、その瞬間眩い光を放った。

 

「まぶしっ…!?」

 

しばらくしてその光が収まったかと思うと、もうそこにはワイバーンの姿は無かった。

 

───跡形も、なく。消滅していた。

 

「なん…だと…」

 

「え…?なんで私達…無事なの…?」

 

そう私が呟くと、ルーパスちゃんが笑って答えた。

 

「だって、リッカたちは対象外にしたもん。対象外にしておけば攻撃効かないし。」

 

「…なんだ?今の技は…」

 

「赤龍“ムフェト・ジーヴァ”の“王の雫”───必殺技だね。完全に貰ってしまえばキャンプ送り。」

 

そう言ってルーパスちゃんは苦笑した。

 




王の雫は発動者の意思でダメージを与える相手を決められるようにしました

裁「無差別じゃないんだね…」

オルレアン修正後に召喚するサーヴァントのクラスは?

  • 剣士、魔術師
  • 騎兵、暗殺者
  • 槍兵、騎兵
  • 剣士、剣士
  • 狂戦士、魔術師
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