狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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……ん?

裁「どうしたの、マスター?」

…なんで星見の観測者のところにリッカさんの魂が……ちょっと見てくる

裁「あ、うん……」

?「待って、お母さん!」

……正のアーチャー?

正弓「正のアーチャーって……いや私確かにアーチャークラス適性だけど。まぁいっか、真名隠しは入れておかないとだし。これ…星見の観測者さんに渡してくれる?」

……ん、分かった。じゃあ飛んでくる

正弓「行ってらっしゃい~」


第二特異点 永続狂気帝国セプテム 定礎復元
第75話 夢での邂逅


「───ふむ。1の欠片は突破したか。」

 

声がする。私には聞いたことがない声…だと思う。少なくとも、カルデアの人たちの声ではない。

 

「運命を覆すか、否か───どちらにせよ、私にも強く関わってくるだろう。」

 

その声に対し、私はいつでも攻撃を仕掛けられるように指輪に魔力を通す。

 

「ところで───いつまでそうしているつもりだ?こちらは既に、君の意識が戻っていることは把握しているというのに。」

 

その言葉に、私は目を開けて身体を起こす。気がつかれているのなら寝たふりを続ける意味はない。

 

「……ここは」

 

私の目に飛び込んできたのは満天の星空。…私が構築した異空間の中に、こんな場所は存在しない。

 

「目覚めたか、藤丸リッカ。」

 

その声のする方向を向くとフードを被った人物がいた。

 

「貴方は……?」

 

「それは君が後に知ることになることだ。今は知るべきことではない。」

 

……なんとなく、私の直感も反応していた。これ以上、この人について追及してはいけないと。

 

「……なら、1つだけ聞かせて。ここは一体?」

 

「ここは、君の夢の中。今の君からすれば、この場所は君が通る未来の1つ。君は夢を通じてこの場所に来たのだ。」

 

未来の1つ……追及してはいけないのは、未来を知ることで未来を変える可能性があるから、かな?

 

「全ての欠片を突破するがいい。そうすれば、私は君の前へと姿を現すだろう。」

 

「……欠片?」

 

「既に、君の星の運命は定まっている。……が。いくつかの予測できない運命が存在する。ならば、それが未来を変える分岐点になるだろう。」

 

未来を変える───分岐。それは、特異点のことじゃ……

 

「過去を渡る者よ。未来に抗う者ならば、小さな予測不可能な可能性を掴み取るがいい。全ての行動は、君達と見守る者達次第だ。」

 

その男性がそう言った後、天の星が流れるように動く。

 

「……時間か。現実に戻るがいい、藤丸リッカ。次に会うならば、君が全ての欠片を突破し、未来を取り戻した後になるだろう。」

 

その言葉を最後に、私の意識は落ちた。

 

 

side 三人称

 

 

一人残された男性は溜め息をついてから後ろを振り向く。

 

「…何の用だ?今回は君に何かを言われるようなことをした覚えはないが。…そうだろう、創り手。」

 

そういうと、誰もいなかったように見えた場所から緑髪の少女が出てきた。この姿こそ、創り手たるLulyのキャラクターとしての姿である。

 

「……そんなのは分かってる。リッカさんの魂がここに飛んだから、見に来ただけ。」

 

「……君は、子供想いだな。」

 

「どうだろうね。今ここにいる私はともかく、現実の私はどうなんだろう。……それと、リッカさんは私の子供じゃないんだけど?…星見の観測者。」

 

「……何の用だ」

 

男性───星見の観測者は創り手へと問う。その言葉に対し、創り手は1つの箱を星見の観測者に渡す。

 

「…これは?」

 

「私の娘が作ったお弁当。星見の観測者に渡してほしい、って作った本人が。」

 

「私に食事は必要ないことは君もよく知っているだろう?」

 

「私に言わないでよ…教えてない私も悪いけど。…じゃあ、私は帰る。」

 

そう言って創り手はその場から消え去った。

 

「……旨いな」

 

星見の観測者は渡されたお弁当を食べてポツリと呟いていた。

 

 

 

side 藤丸 リッカ

 

 

 

目が覚める。そこは星空でもなんでもなくて、私の自室。歌声が、聞こえる。

 

「……夢、か。」

 

「♩~───あ、リッカ。起きた…というかもしかして起こしちゃった?」

 

部屋の中にいたのはルーパスちゃん。その近くに散らばるトランプ…そっか、確か昨日は確かルーパスちゃんと清姫さんとでカードゲームしてて途中で寝ちゃったんだっけ。

 

「ううん、大丈夫。……今歌ってたのは?」

 

「“トラベルナ”。カティ…私の友達がよく歌ってた曲なんだけどね。今の私なら日本語訳も作れるからできたら教えてあげるよ。本当は、カティがやった方がいいんだろうけどね。さ、早く準備しよ?」

 

私はうなずいて、外に出る支度をする。今日から第二特異点。気を引き締めないと。

 

「……ん、これでよし。おいで、フォウ君」

 

「フォーウ…」

 

……フォウ君ってよく私の部屋にいるけど、私が声かけると何故か怯えたような動きするんだよね。なんでだろう……?

 

「行こうか、ルーパスちゃん。」

 

「ん。」

 

私達は一緒に管制室へと向かった。




ただいま……

裁「おかえり…」

寝る

裁「えっ……ほんとに寝ちゃった」

セプテム修正後に召喚するサーヴァントは?

  • 剣士、剣士、魔術師
  • 魔術師、騎兵、剣士
  • 槍兵、狂戦士、弓兵
  • 暗殺者、剣士、剣士
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