狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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さてと、セプテム編開始ですね。

裁「結構時間かかってるけど大丈夫…?」

色々きつい。あと、ルーラーは知ってると思うけどちょっとあるかもしれない。


第76話 二度目の出撃

管制室。正式名、第一管制室だっけ。その場所で私たちはレイシフト前のミーティングが始まるのを待っていた。

 

「狩人よ~♪」

 

「何、ネロ?」

 

私に話しかけてきたのはネロ・クラウディウス。歌は二、三日徹底的に叩き直してなんとか聞けるようになった。

 

「次の行き先を聞きたいか?余が特別に教えてやらんでもないぞ?」

 

「次の行き先…?どこ?」

 

「ふっふっふ!では聞くがよい!次の行き先は華の都!西暦の始まるより前から今まで存在する永遠の都とも呼ばれる地の1世紀───古代ローマ帝国よ!」

 

「「「……へー」」」

 

「軽っ!軽すぎではないか!?もっとこう、歓声とかあるであろう!?」

 

「まぁまぁ、ネロ皇帝。ルーパスちゃん達はこことは別の世界の人間なんだ。もしもローマがなかったらどんな場所かも想像つかないんじゃないかな?」

 

「…むぅ。」

 

ドクターの言う通り。知らない場所に対して何か言えるわけないと思うんだけど……

 

「…それにしても、リッカさん遅くない?英雄王もだけど。」

 

ミラがそう呟く。私は確かに管制室にリッカと一緒に来たけど、そのあとオルガマリーに連れられてどこか行ったんだよね。

 

「カルデアの中にはいるだろうけどねぇ。」

 

「少し術式規模の大きい結界張ったから現時点ではカルデアの外に出ることは私以外出来ないよ。」

 

「……いつの間に」

 

「フランス…だっけ、そこから戻ってきたときに。」

 

戻ってきたときっていうと…9日前くらいかな。昨日特異点が見つかって、今日出発だし……

 

「……む、遅くなったか。すまぬ。」

 

あ、英雄王。

 

「「「「おはようございます、ギルガメッシュ王!」」」」

 

「うむ。総員、しっかりと休息はとったな?特異点の攻略中に過労で倒れるなど許さぬゆえ、攻略中も各自休息を挟め。特に医師と六花、貴様達だ。」

 

「へいへい……」

 

「あはは……うん、ちゃんと休むよ。それより、英雄王は今回のことは聞いているかい?」

 

「聖杯を探しだし、歴史を正す。フランスの地とやることはさほど変わらぬ。そうであろう?」

 

その言葉にロマンが頷く。

 

「その通りだ。マシュとリッカちゃんをルーパスちゃん達と一緒に護ってあげてほしい。」

 

「いや…それはどうであろうな。ルーパス、貴様はどうだ?」

 

「最低限の護りはするけど、そこまで。ほとんどの護りはマシュに任せるよ。信じてるし。」

 

「ルーパス、さん…」

 

「…と、いうことだ。そら、準備にかかれ!マスターが遅れることは承知済み、その遅れている間にレイシフトの準備を終えよ!」

 

「「「「はいっ!」」」」

 

「HEY、プレミアキング。それにハンターズ。」

 

そう言って声をかけてきたのはダ・ヴィンチ。…ねぇ、More Debanの看板って何か意味あるの?

 

「どうした、ダ・ヴィンチ。」

 

「これを渡しておくよ。」

 

そう言って渡されたのは小さな袋。

 

「これは?」

 

「愛弟子からの贈り物さ。受け取っておきなよ、何か良いことでも起きるかもしれないぜ?」

 

愛弟子───あぁ、オルガマリーのことか。確か身体が紙になってからはダ・ヴィンチの指導を受けてるって聞いたけど。聖杯の今でも受けてるんだ。

 

「あーあ…私も行きたかったな、ローマ。」

 

「貴様が前線に立つことは許さん。貴様がいなくなればカルデアの機構の中で貴様が手掛けるものが使えなくなると知れ。」

 

「分かってるさ、そんなこと。そら、そろそろ主役が来るよ?」

 

そう言った途端、管制室の扉が開く。…あ、スピリスがビックリして私に飛び付いてきた。

 

「遅くなりました、ギル、皆さん!」

 

入ってきたのはリッカとオルガマリー。リッカはなんか俯いてる…?

 

「よい、レイシフトの準備を終えるのには丁度良かった故な。して、何をしていた?」

 

「はい…私の魔術回路サブ30本、リッカに移植していました。」

 

「……ほう?」

 

魔術回路?

 

「これでカルデアから呼び、維持できるサーヴァントが9騎程にまでなったはずです。」

 

「ふむ。しかしよいのか?」

 

「……私には、聖杯がありますので。必要ないのならば、有効に使えるであろうリッカにと。……ただ───」

 

そこで少し言い淀む。

 

「ただ1つ、気がかりなことが。」

 

「申してみよ。」

 

「リッカの魔力です。先の特異点でご存じの通り、リッカはカルデアのサーヴァントを7騎同時に維持できるほど魔力が多いです。本来なら魔力量に応じて魔術回路の質が高い、もしくは魔術回路の数も多い…違いますね、魔術回路の数や質に応じて魔力量が多い───そのはずなのです。」

 

そうなの?

 

「ところが、リッカ本人の魔術回路はどれだけ調べても()()()()2()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()で、()()()()()()()()。それなのに、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()───これはいったいどういうことでしょうか。」

 

「ふむ……魔力量と魔術回路の誤差、か───確かに気にかからなくもない。…が、今は保留にしておくしかないだろうな。」

 

今は特異点が優先。そう言いたいのかな。

 

「ふむ。マスター、動けるか?」

 

「……」

 

「リッカ?」

 

なんだろう……少し顔が赤い?

 

「………すごかった

 

???

 

「ギル、もう1つ。」

 

「なんだ。」

 

「この特異点の間に、私は師匠、メディア女史、六花の指導のもと、固有結界を会得する修行に入ります。」

 

「……ほう?」

 

固有結界───確か、六花が使っていた術。

 

「どういうつもりだ?」

 

「カルデアの補助と…エミヤさん達から聞いた、貴方の全力のために。特異点の現地攻略に役立てない分、こういった形でリッカ達をサポートします。」

 

「君の宝具は世界を切り裂くと聞いた。そんなものを特異点で用意なしに放てば特異点が消えてしまう。ならばそれを覆うようにして固有結界を展開する。六花が使っていたのと同じ方法で、固有結界の遠隔展開をするのさ。」

 

「俺の固有結界は特化しているものも多いからな。使い時は考えもんだ。」

 

「ふむ……だが良いのか?」

 

「構いません。リッカ達と共に生きていたいと願った以上、私が恐れているのはリッカやセリア、ロマニに六花…カルデアのメンバーを喪うことですから。」

 

そう言うオルガマリーの目は強い光を宿していた。

 

「…無理だけはするでないぞ。」

 

「ええ、分かっています。」

 

「…よし。ならばレイシフトを起動せよ!第二の特異点、攻略の開始よ!」

 

「「「「はいっ!」」」」

 

「行き先は1世紀ローマ、しかし特異点ゆえに何があるかは分からぬ!良いか、決して警戒を怠るな!」

 

「「「「はっ!」」」」

 

「ミルド、貴様からも何か言え!」

 

「私に振らないでよ……」

 

小さくため息をついてからミラは口を開く。

 

「総員、自分の仕事を全力で!裏の仕事は表の力になる!いい、絶対に無理はしないこと!!」

 

「「「「はいっ!」」」」

 

「裏方だからって疲労をためすぎないように!過度な疲労は予期しない障害を引き起こす!特にロマニさんと六花さんは要注意!長い時間休息をとろうとしなかったら全員で止めて!」

 

「「「「はいっ、王女様!」」」」

 

「私からは以上!」

 

「ならば行くぞ、メインサーヴァント達とマスターよ!」

 

その言葉に、私達はコフィンに入る。

 

〈アンサモンプログラム スタート。霊子変換を開始します〉

 

フランスに行く前にも聞こえた声。近くから声が聞こえる。

 

「マスター、藤丸リッカ、行きます!」

 

「シールダー、マシュ・キリエライト───出陣します」

 

リッカとマシュの声。なら、私は───

 

〈レイシフト開始まで あと3、2、1…〉

 

「ハンター、ルーパス・フェルト───私の矢は古の龍も穿つ!人の歴史を壊した者よ、導きの青い星と呼ばれた狩人の力、思い知るがいいよ!」

 

全行程 完了(クリア)。グランドオーダー 実証 を 開始 します。

 

……自分で言ってて恥ずかしくなってきた。




セプテム編なんですけど、いつものように平日投稿を続けられるか微妙になってきています。

裁「セプテム覚えてないの?」

ない。

セプテム修正後に召喚するサーヴァントは?

  • 剣士、剣士、魔術師
  • 魔術師、騎兵、剣士
  • 槍兵、狂戦士、弓兵
  • 暗殺者、剣士、剣士
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