〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~ 作:やみなべ
「演習…ライン演習ですか!?」
「あ、いえ、シチリアの第2艦隊との演習が入ったので、その旗艦をお願いしようかと」
「あぁ、なんだ違うのかぁ。でも、シチリアって言うとあの…うん、頑張る! 任せて!」
「はい、お願いします、オイゲンさん!」
「編成はどうするの?」
「オイゲンさんとの連携を重視して、ビスマルクさんとグラーフさん、あとレーベさんとマックスさんにお願いするつもりです。もう一枠空いているのですが、どなたかご希望はありますか?」
「あ、それならサラを呼んでもいいですか!」
「サラトガさんですか。空母二隻、戦艦一隻……はい、問題ないかと」
「やったぁ! 楽しみね♪ ……うん、ホントに楽しみ」
「はい、皆さんとても仲が良いですからね、頑張ってください」
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「というわけで、来週あのイタリヤのチャラ男艦隊と演習することになりました。みなさん…………全力で潰しましょう」
「何を言っているのプリンツ!」
「お、お姉さま!?」
「全力で潰す? あなたはこの演習の意味をまるで分かっていないわ!」
「は、はい! ごめんなさい、そうですよね。演習に私情を持ち込むなんて……」
「完膚なきまでに叩き潰すわよ! 完全勝利以外は敗北と心得なさい!
私の…こほん、もとい私たちの提督に色目を使ったクソ野…ではなく、ゴミクズには慈悲など要らぬ!」
「その通りですお姉さま! 提督の視界にあの汚物が僅かでも入るなんて、そんなこと赦せません!」
「やれやれ、また始まったわ」
「提督がみんなに慕われているのは良いことなんだけど、ちょっと過保護すぎるというか……」
「レーベ、過保護じゃなくてあれはほとんど私怨よ。あちらの提督に非は……ないとは言わないけど、流石にアレはいき過ぎ」
「うん、僕もそう思う。だけど……」
「なに? ではつまり、演習のどさくさに紛れてあちらの提督ごと爆撃しろと?」
「違うわグラーフさん。だけどほら、何事も事故と不測の事態はつきものですもの。もちろん、そういったことがないようサラも気を付けますけど……絶対にないとは、ね?」
「ウッフフ……事故か、いいだろう。そういうことにしておこう。事故などないにこしたことはないが、起こる時には起こるものだからな……ああ、了解だ」
「ええ。それじゃあ、ユージンにも提案しましょうか」
「……どうしてうちの艦隊はこうなのかな」
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「素晴らしい戦果です、皆さん。ビスマルクさんも、MVPおめでとうございます!」
「何言ってるの、当たり前のことじゃない。いいのよ? もっと褒めても」
「流石お姉さまです! ああでも、私も提督に褒めてもらいたかったなぁ……」
「ふぅ、とりあえず人死には出なかったようね、安心したわ」
「うん。ねぇマックス、頑張ったよね僕たち」
「ええ。グラーフとサラトガの暴挙を防いだ、私たちが影のMVPと言っても過言ではないわ」
「まぁ、その二人は物足りなかったからか、あるいはMVPを逃して提督に褒めてもらえないからか、絶賛あちらを煽っている真っ最中だけど」
「練度上げて出直してきやがって下さ~い(中指を立てながら)」
「当然の帰結だ。首を洗って…いや、一昨日きやがれ、だ(立てた親指を地面に向けながら)」
「「やれやれ……」」
~鎮守府裏日誌~
欧州方面、国連管理下のとある女性提督が率いる艦隊での一幕だよ。
この艦隊の艦娘はみんな提督大好き、Love勢がいっぱいなのさ。だから、提督に色目を使ってくる輩には一部を除きほとんどの面々は一切容赦がないよ。提督は魅力的だから多少は仕方ないし、そんな提督が自慢ではあるのだけど、それはそれこれはこれってやつだね。理不尽? 知ったこっちゃないね。
でもまぁ、提督の体面のために一応は丁寧な口調を保っているけどさ。中身は棘だらけ、にこやかに毒を吐くくらいはまだ序の口だけど。その結果、この艦隊と演習をした他所の提督は深刻なトラウマを抱えることがままあるらしいよ。
ちなみに、艦だった頃に色々と因縁のあるメンツも多いんだけど、「提督のため」とあらば一致団結できるぞ。微笑ましいね!
ただし、内心ではいつか全員蹴落として自分が「提督の一番」になってやろうと虎視眈々だ。本当に微笑ましいね!!
ネタバレ上等の設定集、いる?
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いる
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いらない
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そんなことより続きはよっ
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全部晒してしまえwww