〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~ 作:やみなべ
「よ――――――――――――るだ――――――――――――っ!!!」
「黙れ川内!」
「何時だと思ってんの!」
「大人しく寝ろ! 夜戦バカ!」
「川内、参上ッ!! 提督、夜戦しよう!」
“うつらうつら……”
「あ、提督寝てる! こらっ、寝るな! 寝たら夜戦できないでしょ! 夜は待ってくれないんだよ! 夜戦しよ、ほら! 夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦や――――せ――――ん―――――っ!!!」
“ガックンガックン!!”
「せ、川内…首、首痛い……」
「ほら、夜はまだ始まったばかりだよ! 夜戦行くよ、夜戦!」
「今日は行かないよ」
「……………………………………え?」
「特に出撃が必要な海域もないし、演習の予定も組んでないからね」
「夜なんだよ!? 夜戦しないで何するって言うのさ!?」
「……寝れば?」
「こんな時間から寝られるわけないじゃん!! そんなの昼夜逆転だよ!」
「川内、知ってると思うけど人間も艦娘も夜行性じゃないよ?」
「提督、頭大丈夫? 働き過ぎてバグった? あっ、昼に起きて働いてるからだね! それなら気晴らしに夜戦しよう!」
(……う~ん、この話の聞かなさ。最近ますますバーサーカー染みてきたな)
「ほらほら、善は急げ! 思い切り夜戦すれば昼もぐっすり眠れるよ!」
「だから、夜は寝るものなんだってば。というか、予定にない出撃とか演習なんて組んだら、俺が電にシバかれる。マシュにも迷惑かけちゃうしさ……」
「それは提督が資材使い過ぎるからでしょ? 普段は節約してるのに、前触れなくポーンと使っちゃうから電に信用されないんだよ」
「ぐっ…こんなところで正論を……」
「そうだ、電も誘って夜戦しよ! もっと夜戦すれば心も身体も元気百倍!」
「夜戦健康法…斬新過ぎるし、多分川内にしか効果ないよ?」
「もう屁理屈ばっかり! いーからやーせーんー!」
“駄々っ子のように床にひっくり返ってて足をバタつかせている”
「あ、こらっ!? なんてカッコしてるの、パンツ見える!」
「夜戦してくれるまで動かない!」
“大の字になっている上、スカートがめくれて中身が丸見えになっている”
「……とりあえずスカート直しなさい。ほら、見てないから」
「直して」
「は?」
「な・お・し・て!」
「……やれやれ」
“そっぽ向きながら手探りでスカートを直そうとしている”
(慎重に、余計なものを触らないように…これか?)
「とったど――――っ!!」
「ぐわっ!?」
“伸ばした手を取られ、
「さあ、解放して欲しければ夜戦しよ!」
「イタ…くはないけど、この体勢は色々不味いって! っていうか顔とか手とか色々当たってるから!?」
“左腕の甲が川内の胸に押し付けられ、頭はスカートの中…というかパンツ越しの尻が頬に当たっている”
「さあさあ! 夜戦するか? 夜戦するか?」
「マスター、何やら物音が…おや、これは失礼。取り込み中だったようですね、どうぞごゆっくり」
「どう見ても違うでしょ、助けてガウェイン!」
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「……なるほど。つまり、レディ川内が夜戦を所望と……」
「やっぱり夜といえば夜戦でしょ!」
「ですが、夜中の出陣は控えた方が良いのでは?」
(大丈夫かな? この二人、致命的に噛み合わないと思うんだよなぁ……)
「分かってないなぁ。夜こそ夜戦すべきなんだよ! むしろ昼でも夜戦だね!!」
「昼に行う夜戦……哲学でしょうか?」
「いや、そんな大層なものじゃないから」
「ですが、マスターもお忙しい身です。いかにレディの頼みとはいえ、あまり負担を強いるのは感心しませんね」
「むぅ…じゃ、あなたが夜戦してくれる?」
「私ですか? …………承知いたしました。不肖“太陽の騎士”ガウェイン、一手お相手仕りましょう」
「やった! いいよね、提督!」
「まぁ、ガウェインが良いのなら……」
「マスターは如何なさいますか?」
「……なんかどっと疲れた。今日はもう寝ることにするよ」
「そうですか。では、おやすみなさいませ」
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「さ、夜戦しよう夜戦!」
「……その前に、一つよろしいでしょうか。レディ川内」
「? 夜戦の前におしゃべりは無粋だよ、なに?」
「あなたに感謝を。マスターは最近根を詰めておられたようですので、今夜だけでも早めにお休みになられて一安心です」
「なんのことかな~?」
「……なるほど。確かに無粋でしたね、忘れてください。
夜間の戦いは不得手ではありますが、我が王に誓って円卓の騎士の名に恥じぬ働きをご覧に入れましょう」
「さあ、仕掛けるよ!」
「午前の光よ、善き営みを守り給え」←スキル:不夜のカリスマB 発動
“ペカ―――――――ッ!!!”
「……はへ?」
「いざ、全てを白日の下に……真っ向勝負と参りましょう!」
「違うもん! そうじゃないもん!」
「おや?」
「こんなの夜戦じゃな――――――――い!?」
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「ねぇ、ガウェインってアンタ?」
「はい、確かに私がガウェインですが……失礼ですがお嬢さん、あなたは?」
「あたしはAtlanta級防空巡洋艦、Atlanta。アンタ、夜を昼にできるってホント?」
「確かに、限定的にではありますが太陽の祝福を得ることができます。あまり長く維持できるものではありませんが」
「っ! いいね、控え目に言って最高! 是非今後とも仲良くしてほしい。具体的には、夜戦とかアカツキとかNightmareの時に凄く頼りにしてる」
「ハッハッハッハッ! 何を言っているのかさっぱりわかりませんが、乙女の願いに応えるは騎士の本懐。あなたの窮地には、必ずや駆けつけましょう。それが年下の少女とあれば尚のこと」
「あたしたち、厳密な年齢とかわからないけど?」
「そのようなことは些末な問題です。いえ、むしろ肉体的に年下なら何も問題ありません」
(何言ってんの、コイツ?)
「あっ、見つけた! そこのあなた!」
「おや?」
「ん、アンタ確か…アサカゼ?」
「アトランタ……そっか、目的は同じってことみたいね。ねぇ、この人が例の?」
「そう。夜を昼にできるナイスガイ」
「やっぱり! ねぇあなた、朝は好き? 私は大好きよ! ところで、昼にできるのなら朝にはできないの? できるわよね! いいわよね、朝! 朝の風ってほんっと気持ちよくて最高だと思わない!」
「…………もしや私、モテ期でしょうか?」
~鎮守府裏日誌~
朝風はともかく、アトランタは彼の好みにドストライクだからね。内心ウッキウキだったんじゃないかなぁ? それとは逆に、川内からは「あの人キライ」と避けられるようになったんだけどね。
おかげでガウェイン卿はしばらくの間、本気で悩んだり浮かれたりしていたらしいよ。まったく、これだから円卓のみんなは…頭を抱えたり申し訳なさ過ぎて小さくなるアルトリアが目に浮かぶようだよwww どれだけ彼女を困らせれば気が済むんだろうね。
ネタバレ上等の設定集、いる?
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いる
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いらない
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そんなことより続きはよっ
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全部晒してしまえwww