〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~   作:やみなべ

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キャスト:ウォースパイト、アークロイヤル、ネルソン、金剛、アーサー


「かつての王にして未来の王」

「スゥー、ハァー、スゥー、ハァー……」

 

「Oh…ウォースパイト、ちょっと緊張し過ぎネ。もっと肩の力を抜いてリラックスするデース」

 

「む、無理を言わないでコンゴウ! この扉の一枚向こうに、祖国が誇る“かつての王にして未来の王”アーサー王陛下がいらっしゃるのよ! どうして落ち着いていられるって言うの!」

 

「あなただってクイーン(女王)・エリザベス級の2番艦デース! 全然負けてまセーン!」

 

「大違いよ! ただその名を戴いただけの私と栄光のキャメロットに君臨した王とでは、比べるのも烏滸がましいわ! 円卓の騎士の方々とお会いする時だって緊張で夜も眠れなかったのに……まさか、アーサー王陛下との謁見が叶うなんて……。ね、ねぇコンゴウ。私、おかしなところとかありませんよね? 髪型は? ドレスに皺はついてないかしら? あとは、あとは……ああ、失礼のないようにしないと!」

 

「Hmm…そういうモノですか? ワタシも英国生まれだけど、その辺の感覚はちょっとわからないネ」

 

「オダノブナガに会うようなものなのよ!」

 

「ノッブですか? あれ、オキタとぐだぐだな漫才ばっかしてて全然緊張とかしないヨ? ああでも、何しでかすかわからないっていう意味でなら緊張するネ。この前も、危うく基地が吹っ飛ぶところだったネ。テイトクの包容力の根源を見たヨ」

 

「ああ、アレ」

 

「まったく、大陸間弾道弾砲とか頭悪いにもほどがありマース。足りないエネルギーを補うために発電システム弄って基地は軒並み停電、反対に過剰なエネルギーが送り込まれて砲塔が大爆発する三秒前とか笑えまセーン。明石とのタッグはマジデンジャーデース」

 

「と、とにかく! 私たちにとってはある意味それに匹敵する緊急事態なのよ!」

 

「はぁ…アーク、ネルソン、あなた達からも何か言って……」

 

「あ、案ずるなウォースパイト! 余、余がついているからにゃ!?」

 

(思いっきり噛んだネ)

 

「そうですとも! 今日のあなたも優雅で美しい、正に淑女の鑑です!」

 

「アーク? それは柱時計、私はこっちよ!?」

 

「面白いくらいにテンパってるデース……」

 

「みんな、深呼吸…そう、深呼吸よ! はい、ヒッヒッフー」

 

「「ヒッヒッフー」」

 

「……それじゃノックするネ」

 

「「「ああっ、まだ心の準備がぁ!?」」」

 

「そんなの待ってたら明日になっちゃうデース。当たって玉砕、神風特攻あるのみデース!」

 

日本人(あなた)が言うとシャレにならないのだけど!?」

 

「というかそれでは轟沈するぞ! 精神的に!」

 

「アーク! コンゴウを止めて!」

 

「イエス、レディ! 悪く思うな、コンゴウ!」

 

“バッ…ドガッ!”

 

「空母がタックルって何考えてマスか!?」

 

「ビスマルクを追い詰めた私を舐めるな! 食らいついたら離さんぞ!」

 

「Shit! それワタシのセリフデース! もう怒ったネ! 投げます、ファイヤー!」

 

“腰に組み付いたアークを裏投げの要領でポイッ”

 

「あ~」

 

「ネルソン! 挟み撃ちにするわ!」

 

「うむ、余に任せるがいい!」

 

(目的を完全に見失ってる…一々相手にしてられないネ。ここは、先手を取ってノックするのがluckyと見ました!)

 

“コンコン”

 

「やぁ、よく来てくれたね。ところで、何やら騒がしいようだが…何かあったのかい?」

 

“““ビクッ!?”””

 

「なんにもないデース。入ってもいいデスか?」

 

「ああ、どうぞ」

 

“““ガクガクガク……”””

 

「さ、観念して入りますヨ」

 

 ・

 ・

 ・

 

「Oh! それじゃ、あなたはこの世界のアーサー王じゃなくて、別の可能性の王様ってことデスか?」

 

「うん、そういうことになるね。この世界線であればアルトリア…僕とは違う、されども僕と酷似した王道を歩んだ彼女が、君たちの言う“アーサー王”ということになる。そういう意味で言えば、この世界での僕はアーサーという名の只の人…とも言えるだろう」

 

「いやぁ、それは流石に無理がありマース! オーラあり過ぎて間違っても“ただの”とかありえまセーン!」

 

「そうだろうか? 僕としては、普通にしているつもりなんだけど……」

 

「これで普通とか…ちょっと天然入ってますね、この王様。白タキシードが滅茶苦茶似合ってて怖いくらいデース。普通、そんなの着てたら衣装に負けちゃいマス」

 

(なぜコンゴウは普通に会話できるのだ?)

 

(彼女のなつっこさが今は無性に羨ましく感じてしまう……)

 

「……ところで、彼女たちはずっと口を噤んでいるが……もしかして僕は何か礼を失してしまっただろうか? それとも、本当は来たくなかったとか……」

 

「「っ!?」」

 

「Hmm…そういうわけではなくて……」

 

(陛下に気を遣わせるなど、何たる失態!?)

 

(うむ! ここは、何でもいいから話をして誤解を解くぞ!)

 

「た、大変だ、ネルソン。紅茶の味が全く分からないんだ、助けてくれ」

 

「なぜそれを選んだ!? いや、紅茶も菓子も味が全くしないのは余も同じだが!」

 

「聞いての通り、単に緊張してるだけですから気にしなくていいネ」

 

「そうかい? だけど、そちらの彼女は随分と顔色が悪いようだけど…大丈夫かい?」

 

「へ?」

 

「……………………………ねぇ、ネルソン」

 

「どうしたウォースパイト、顔が真っ白ではないか!?」

 

「憧れのアーサー王陛下とお会いできて私、いまとても幸せよ。だけど私、私……」

 

「どうした、一体どうしたというのだ!」

 

「歓喜と感動と興奮と緊張で…ちょっと吐きそう……ウプッ」

 

「ア――――――――ク――――――――――! 我らのレディのライフがライブで大ピンチ! 今すぐバケツを持て!!」

 

「あったぞネルソン!」

 

「惜しい! だが違う、それは高速修復剤(バケツ)だ! あ、いや、この際だからそれでもいいのか?」

 

「……そんなもの、どこに転がってましたカ?」

 

「ハハハ、ここのみんなも楽しそうで何よりだね」

 

(こっちの王様、やっぱり天然ですネ)

 

「オロロロロロロ……!」




~鎮守府裏日誌~

うん、ヒドイねこれは。なかったことにしておかないと、関係各所から怒られるんじゃない?

ネタバレ上等の設定集、いる?

  • いる
  • いらない
  • そんなことより続きはよっ
  • 全部晒してしまえwww
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