〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~   作:やみなべ

102 / 105
キャスト:提督、金剛、榛名、シャルロット、マタ・ハリ


「ここがあの人のハウスね」

Bonjour(ボンジュール)~!」

 

「げっ」

 

「シャルロットさん?」

 

「はいはーい。お久しぶりです、金剛さん、榛名さん。お元気そうで何よりです」

 

「出やがりましたネ、このサイコ女ー!」

 

「は、はい?」

 

「榛名、塩! 塩持ってくるデース! 主砲に詰めてぶち込みマース!」

 

「会って早々なんですか、この仕打ちー!? 私なにかしましたっけ? 生前はともかく、今は特に思い当たる節はないんですけど……」

 

「シャルロットさん」

 

「あ、榛名さん、助けてください! お姉さんが何故かご乱心です!」

 

「……一度、胸に手を当てて良く考えてはどうでしょう」

 

「胸に、手を、当てて?」

 

“フニッ”

 

「………………………柔らかいですね」

 

“ブチッ”

 

「それはワタシへの当てつけですカー! 小さくないけど特に大きくもない半端バストとでも言いたいんですカ!」

 

「お姉さま、榛名も加勢します!」

 

「オッケーネ! 左右に分かれて挟撃デース!」

 

「榛名! 全力で参ります!!」

 

「ふぇぇぇぇぇっ!?」

 

 ・

 ・

 ・

 

「ふぅふぅ……さぁ、追い詰めたデース」

 

「ではシャルロットさん、お引き取りくださいね」

 

「あの、でも…まだマスターにご挨拶もしていませんし……」

 

「出口はあちらになります。なんでしたら、退去でも可です」

 

「いえ、ですからマスターにお会いしたくて……」

 

「テイトクなら留守デース。だからさっさと帰りやがってくだサーイ」

 

「では、いつごろ御帰りですか? それまでお待ちしますね。あ、せっかくですしお部屋のお掃除でも……」

 

「間に合ってるネ」

 

「提督でしたら明日も明後日も、ず~っとお出かけです」

 

「……嘘ですよね」

 

「本当デース。あなたがいる間は帰ってきまセーン」

 

「というわけなので、早く帰ってください」

 

“コンコン”

 

「金剛? 今こっちの方で何かすごい音しなかった?」

 

「あ、マスモガッ!? 「気のせいデース!」「はい! 榛名は大丈夫です!」……フグフガ!」

 

「そう? まぁ、何かあったら言うんだよ」

 

「むぅ……いるじゃないですか。酷いです。なんでマスターに会わせてくれないんですか!」

 

「テイトクのハートにデッケェトラウマ刻んだ人がなーに言ってますカー!」

 

「あ、ああ…それは、そのぉ……私であって私でないというか、別のシャルロットがやらかしちゃったというか……」

 

「でも、同じ状況になったら同じことしますよね? だって、どちらも同じシャルロットさんなわけですし」

 

「そ、それは……」

 

「……ワタシ、テイトクを傷つける相手には容赦しないと決めてマース。それが前科でも未遂でも」

 

「あうぅ……は、榛名さんならわかってくれますよね! ほら、好きだからこそと言いますか…浅ましいとわかってはいるんですが、それでもやっぱり誰よりも深く覚えていて欲しいと思ってしまうというか……」

 

「わかります(しみじみと)」

 

「榛名?」←ハイライト消失

 

「お姉さま、お顔が怖いです……普段の眩しい笑顔が嘘のような虚無のお顔になっています」←全力で顔を逸らしながら

 

「ちょっと後でお姉ちゃんとO・HA・NA・SHIしまショウ」

 

「はひ……と、とりあえずですね、お気持ちはわからなくもないです」

 

「それでは!」

 

「でも、“あり”か“なし”で言えば“ナシ”です」

 

「榛名さんはメディアリリィさんと同じお仲間だと思ったのにぃ! ションボリです……」

 

「榛名、お二人と一緒にされるのは流石に大丈夫じゃありません」

 

「テイトクが恋愛とかに一線を引いてるの、絶対にあなたが一因ですよネ?」

 

「え~……ど、どうでしょう? 私以外にも容疑者はいらっしゃると思いますよ。例えば……」

 

「あら、あなたたちこんなところで何をしているの?」

 

「マタ・ハリさん!」

 

「でやがりましたね、戦犯二号!」

 

「はい?」

 

 ・

 ・

 ・

 

「あ~……確かに、マスターが悪い女に引っかかったりしないように色々鍛えたわ。うん、色々。ほら、あの子が女性関係で身持ち崩したりしたら悲しいでしょ? だからつい、ちょっと熱が入っちゃった(テヘペロッ)」

 

「限度というものを知らないんですか!?」

 

「おかげでどんなにアピールしても全部Throughされマース! どーしてくれるんですカ!」

 

「そうですね~。マタ・ハリさん、ご自分が伝説的女スパイという自覚が薄いんじゃありませんか? ハニートラップの達人水準で鍛えたら、それはそうなりますよ……というわけで、私は(あんまり)悪くありませんよね!」

 

「「いや、あなたも十分大戦犯(デス/ですよ)」」

 

「そんなぁ……」

 

「そ、そうね…確かに、ちょ~っとやり過ぎたかもしれないわ。でもほら、カルデアって悪い人多かったでしょ? メイヴさんとか玉藻さんとか……特にキアラさんの色香にうっかり惑わされたら、色々凄く大変なことになりそうだったし。

私が言うのもなんだけど、彼女色気の塊みたいな人でしょ? 抵抗力は最大値くらいないと……」

 

「……まぁ、そのおかげで提督は私たちの提督でいてくださるんですから、あまり文句を言うのも恩知らず…なんでしょうか?」

 

「理解はできるけどスゲー納得したくありまセーン。おかげでワタシたち、Very Hard Modeになってるネ」

 

「あら、愛は障害が多いほど燃え上がるものよ。よかったじゃない♪」

 

(どの口で……)

 

(図々しいにもほどがありマース)

 

「あれ~。ねぇ金剛、シャルロットとマタ・ハリが来てるって聞いたんだけど、こっち来てない?」

 

「はい! 貴方のシャルロットです!」

 

(この人、流れるように“貴方の”って言いましたよお姉さま!?)

 

(Naturalに自分はテイトクのものアピール…やっぱりこの人は敵デース!)

 

「お久しぶりね、マスター。ふふっ、あなたは偉くなっても変わらない。私、本気になっちゃってもいいかしら?」

 

(その本気ってどういう意味ですカ!?)

 

「お、お姉さま。榛名は、榛名は大丈夫じゃありましぇん……」

 

「しっかりするネ、榛名―――っ!? 諦めたらそこでGame 終了デース! 諦めなければ、Dreamは必ず叶うって“立派な髭のオジサマ”も言ってたネ」

 

「……よくわかんないけど、とりあえず金剛。ソレ、真正の悪鬼外道だからね。いや、見習う点も多いのは確かなんだけど、人間性に関してはビタイチ信用しちゃダメ」




~鎮守府裏日誌~

提督の過去を知った艦娘たちがシャルロットに対して一様に思ったことは「何やらかしてんだこの(アマ)―――――――っ!?」だよ。彼女の思いの強さと深さとか、捨て身の献身とか、心を打つ要素はもちろんあったんだけど、それ以上に致命傷級のトラウマを抉り込んでいったインパクトが強かったようだね。おかげで、メルトやジャンヌ・オルタのことはそれなりに受け入れているのに、シャルロットが来ると即座に厳戒態勢が敷かれてしまうのさ。
そういう意味で言うと、マタ・ハリは金剛とかが恨み言を言うだけなんだけどね。まぁ、彼女たちが現在進行形で頭を悩ませている大問題の原因の一人ともなれば、無理もない話だろうけど。

ところで、髭のクズ野郎も偶に顔を出すんだけど、こっちについては予算獲得がてら経済・商売に強いサーヴァントたちの助言を受けて、「より儲けのある状況」を整えることで辛うじて手綱をつけているというのが実情だね。アレ、人理の危機とかでもないと「金の切れ目が縁の切れ目」を地で行くから。

ネタバレ上等の設定集、いる?

  • いる
  • いらない
  • そんなことより続きはよっ
  • 全部晒してしまえwww
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。