〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~ 作:やみなべ
「それ、ワン、ツー♪」
“ジ~”
「ここでターン!」
“ジ~ッ、ジ~ッ”
「大きくぅ……ジャンプ♪」
“ジ~ッ、ジ~ッ、ジ~ッ!”
「はぁはぁ……うん、良い感じ! ステップもだいぶ様になって来たかなぁ? また提督に観てもらおっと」
“ジ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!!”
(……うん、流石にそろそろ見て見ぬフリするのも限界。って言うか圧が凄いし)
「まさか、まさかこんなところにライバルがいたなんて……」
「あの、那珂さん? そのぉ……何か御用です?」
「っ! 舞風ちゃん!? いつから気付いて……」
「いや、多分最初から。一昨日くらいから見てましたよね?」
「ホントに最初から!?」
「それで、何か御用でしょうか?」
「…………………ねぇ、舞風ちゃん。一つ聞きたいんだけど」
「はい」
「舞風ちゃんも“艦隊のアイドル”目指してるの!?」
「…………………………はい?」
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「えっと……要約すると、舞風の練習を見て」
「那珂ちゃん、ダイヤの原石見つけちゃいました。どうする、どうすればいいの!? 舞風ちゃんを育てるべきなの!? 自分を超えるアイドルを自分で育てるの!?」
「話聞いて下さい。とりあえず、舞風は踊るのが好きなだけでアイドルに興味は」
「ないの? なんで!? だってアイドルだよ! 女の子の憧れだよ! 艦隊のみんなに“夢”とか“希望”とかなんかそういうキラキラしたのを見せる素敵なお仕事だよ!? それに憧れない女の子なんているの、いない、反語!」
「いやぁ、そこは向き不向きとかあると思うんで。歌は苦手というか、人前で踊るのもちょっと恥ずかしいし……」
「え~、勿体ないよ! 舞風ちゃんのダンス、ホントに可愛かったんだから!」
「那珂さんは……」
「那珂ちゃん」
「那珂さん……」
「那珂
「……那珂ちゃんは舞風をアイドルにしたいのかしたくないのか、どっちなんです?」
「……………………強力なライバルは怖いけど、自分が見つけた原石を磨いて輝く姿を見たいとも思う。これがジレンマってやつなんだね。舞風ちゃん、なんであと10年…ううん、5年遅く生まれてくれなかったの!?」
「そんなこと言われても……」
「あ、そうだ! ねぇねぇ、那珂ちゃんとユニット組んでみない?」
「は?」
「それがダメならマネージャーとか! 那珂ちゃんのこと見て、興味が出たらやってみるって言うのは?」
「いや、それは……あ、でもバックダンサーとかならちょっとやってみたいかも」
「いいよいいよ! 舞風ちゃんがバックで踊ってくれたら、益々盛り上がること間違いなしだよ! あ、でも……」
「でも?」
「その場合、那珂ちゃんってば舞風ちゃんに持ってかれないくらいダンスも歌も磨きをかけないと……舞風ちゃん、ダンス教えて~!?」
「えぇっ!?」
「さっきのダンスも超可愛かったから! そういえばアレなんて曲で、振り付け誰が考えたの!?」
「振り付けを考えたかは知らないけど……」
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・
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「イチ、ニ、イチ、ニ、そこでターン」
「はい!」
「ほらほら、動きが硬くなってるよ。多少間違ってもいいからもっと軽やかに、呼吸のリズムを意識して」
「ハッ…ハッ…」
「そう。本番は歌もあるんだから、常に歌える状態をキープするんだ」
「はい、コーチ!」
「提督だってば」
~鎮守府裏日誌~
舞風が練習してる曲は提督提供だよ。良い曲がなくて困ってたところに提督が「こんなのあるよ~」と、曲と振り付けを提供したのさ。舞風は踊りメインだから手を付けてなかったけど、実は歌と衣装もあるんだ。舞風に教えてもらって提督から話を聞いた那珂は、目をキラッキラさせたらしいよ。
でも、提督が脇でシャンシャンしてるだけだから艦娘たちは気付いてないんだ。これらの曲が、ソロだけじゃなくてペアでも踊れるんだってこと。知ったらどうなるんだろうね?
ネタバレ上等の設定集、いる?
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いる
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いらない
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そんなことより続きはよっ
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全部晒してしまえwww