〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~ 作:やみなべ
「……というわけで、一部から某軽巡の素行について苦情が寄せられています。具体的には、“安眠妨害だ”と」
「川内ぃ……」
「今はまだ水面下でのことですが、あまり長引くようだと大淀さんの耳にも入るでしょう」
「大和さん、それって……」
「電にとっては複雑ですよね。硫黄島鎮守府稼働当初からのメンバーですから」
「それは、大和さんもなのです」
「そうだね。そんなに前のことでもないのに、なんだか懐かしいな。手違いで俺だけ先に着任して、遅れて電と大淀、明石と間宮が来たんだっけ。で、待っている間に建造したら大和が来てくれた。この5人から始まったんだよな」
「いい感じに昔を懐かしんでいますが、初期資材の大半をいきなり溶かしたことは一生忘れないのです。おかげで、稼働と同時に倹約生活だったのです。ここ、本土から離れすぎてただでさえ補給が滞りがちなのに……次やったら魚雷に括りつけてやるのです〈●〉〈●〉」
「ハイ、マジスンマセンシタ」
「あ、あははは……」
「でも、大和さんがはっきりそう言うということは、やっぱり……」
「はい。なにしろ、出撃なんて滅多にありませんから、時間だけはあったので……ふふふ、すっかりホテルが板についちゃいました」
(目が死んでる)
(まったく笑えないのです)
「まぁ、内偵はもっぱら軽巡や潜水艦の娘たちにお願いしましたけど」
「上と繋がってるのは大淀だけ?」
「いえ、明石と間宮さんもでしょう。それぞれ繋がっている派閥が違うようで、二人はそれほど強く監視はしていないようです。切り崩しを図るなら、こちらの方が良いでしょう」
「大淀は真面目だからなぁ……」
「明石さんも間宮さんも、基本的には“好きなことができればそれで善し”な人たちですからねぇ。とりあえず、工廠と食堂に回す予算は極力削らない方向で行くのです」
「あとは、介入の口実を与えないようにするしかないか」
「夜戦の頻度を上げますか?」
「効果的なのは事実だけど、リスクも大きいからなぁ。あれって、要はノーガードの殴り合いでしょ? よっぽど確実性が高いか、“どうしても”って時以外はできれば避けたい」
「となると、当分は夜戦訓練で誤魔化すしかないのです」
「……誤魔化せるかな?」
「「………………」」
「「「はぁ……」」」
(((ジ~……)))
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「夜だぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!」
「姉さん! 近所迷惑ですから!」
「だってほらぁ、こうして口に出してればそのうち叶うかもしれないじゃない! “待つな、考えずに行動せよ”ってね! というわけで……夜戦よ夜戦! 夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦夜戦!!」
「かわう……川内五月蠅いっ!!」
「黙れ、5500トン級!!」
「……那珂ちゃん、胃薬貰える?」
「神通ちゃん、あんまり無理しちゃだめだよ? ストレスはお肌の大敵なんだからね」
「だったら姉さん止めるの手伝って」
「え~、那珂ちゃんアイドルだから力仕事とか大声はちょっと……喉は大事にしなくちゃね♪」
(姉妹が自由過ぎて辛い)
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・
「ん~、夜風気持ちいい! 夜は良いよねぇ~、夜はさぁ。さぁて、今日はいよいよ提督のところに突撃してみよっかなぁ」
(((ジ~)))
「誰かに見られてる? ふっふ~ん、夜の私に勝てると思ってるわけ? 見つけ出して夜戦だぁ!!」
「うるせぇ、チョコ鱈ねじ込むぞ」
(後ろ!?)
「……」
「止められた! しかも氷? こんなところで!?」
「アポロン」
“☆彡”
「トドメだ、大人しく寝てろ。“
「うあぁぁぁぁぁっ!?」
・
・
・
「……」
「……」
「……」
「zzz……」
「よし、大人しく寝てるな」
「「コクン」」
(((ガシッ! グッ、グッ)))
~鎮守府裏日誌~
今日も影の守護者たちにより、提督の安眠は守られた。
しかし、これは始まりに過ぎない。懲りずに夜戦時報を繰り返す川内と三位一体の守護者たちの暗闘は、これからも続く。
戦え! 僕らのミニクーちゃん。
守れ! 僕らのヴィイ。
輝け! 僕らのアポロン人形。
提督のレム睡眠は、君たちに託された!!
……壮大に何も始まらない。
ネタバレ上等の設定集、いる?
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いる
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いらない
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そんなことより続きはよっ
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全部晒してしまえwww