〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~ 作:やみなべ
「長い」
「はぁ……なにが、でしょうか」
「この前着任したイギリス戦艦がいたでしょう」
「はい。ウォースパイトさんですね」
「彼女の名前が長い…というか、呼びづらいと言っているのよ」
「そう…でしょうか? もっと長い方もいらっしゃいますが……」
「確かにいるけど、その場合みんな短くしたりしているわ。プリンツとかね」
「そうですね。マックスさんにレーベさん、グラーフさんもそうですから」
「それに、一々“ウォースパイト”なんて呼ぶのは非効率よ。特に戦場ではね」
「なるほど……さすがです、ビスマルクさん。私からは出てこない発想です!」
「ふふん、当然よ。……もっと褒めてもいいのよ?」
「とても頼りになります! 素晴らしいです!」
「……そ、そんなに褒めるなんて…提督ったら私のことがそんなに好きなのかしら」
「? はい、ビスマルクさんのこと“も”好きですよ」
「な、なら…少しくらい、抱きしめてあげてもいいのよ? ソワソワ((´ω`))モジモジ あ、あなたもいつも頑張っているものね」
「……では、お言葉に甘えて。ギュ~~~~!」
((゚Д゚;≡;゚д゚)……ダメよ、落ち着きなさいビスマルク。押し倒すのは簡単、でもそれは時期尚早。今はまだ、表立って他の連中を敵に回すわけには……ああでも、この温もり、この感触、この香り…頑張れ、私の理性! そして私の海馬! 今この瞬間をできるだけ鮮明に、永久保存するのよ! そうすれば、後からいくらでも反芻できる! 今は、今はまだそれで我慢するの!!)
「ふふっ、ビスマルクさんはとても暖かいですね」
「そうでしょう。いつでも抱きしめてもいいのよ? いいのよ? (*´Д`)ハァハァ」
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「ということがありまして」
「べ、別に私は効率を考えただけよ。勘違いしないで頂戴」
「ふふっ…ええ、もちろんよビスマルク。まさか、あなたがそこまで私のことを考えてくれるなんて……thank you」
(むぐっ……半ば以上下心ありきだったとは言えないわね)
「それで、ウォースパイトさんに何かご希望があればと思いまして……」
「Hmm……せっかくだから、あなたたちに考えてほしいわ。あ、でも“War”と呼ぶのだけは控えてもらえるかしら。私の名前は“
「わかりました。となると、別の……」
「私に良い案があるわよ、提督。頭を縮めるのがダメなのなら、後ろを縮めればいいだけのこと。そう、この間プリンツに見せてもらった日本のショーグンの番組を参考に……“スパさん”なんてどうかしら」
「Oh……なんだかCoolな響き。嬉しいわ、ビスマ「ぶふぉっ!?」Admiral、どうしました?」
「ぁ、いえ、その…ウォースパイトさんの笑顔はとても魅力的だと思うのですが…べ、別の呼び名の方が良いのではないでしょうか? なんというか、その、
「「
「いえ、忘れてください。そうです、例えばイギリスでの呼び名、ニックネームと呼ばれるものはないのでしょうか?」
「ああ、それは……」
「そうね。確かに、それを参考にするのもいいかもしれないわ」
「…………………ディ」
「はい?」
「ごめんなさい、もう一度言ってもらえますか?」
「……だから、“オールド・レディ”よ! イヤ、というわけではないのだけど、なんというか複雑で……」
「「あ~……」」
~鎮守府裏日誌~
この艦隊では、提督の知らないところで艦娘間で「不戦条約」あるいは「紳士協定」が交わされているぞ。内容を要約すると、「提督はみんなのもの」「抜け駆けしない」「故意に誰かを貶めない」などが挙げられるね。
でも、ぶっちゃけ加盟者の中で本気でこれを遵守しようと思っている艦娘は一人もいないんだ。「禁止事項に触れなければいいじゃない」「既成事実を積み上げていけば」「提督から求めてくれれば勝つる」と、いずれ出し抜いてやろうと虎視眈々なのさ!
ただし、イギリス系艦娘だけはこれに参加していないんだ。彼女たちは基本的に提督を「守護」または「忠誠」、「崇敬」の対象として見ているからなのさ。なぜだろうね?
ネタバレ上等の設定集、いる?
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いる
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いらない
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そんなことより続きはよっ
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全部晒してしまえwww