〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~ 作:やみなべ
「いやぁ、悪いね龍田。急遽秘書艦頼んじゃって」
「あらぁ、別に気にしなくていいのよ~。秘書艦やる機会なんて滅多にないし、一日提督につきっきりっていうのも新鮮だから~。うふふふふふ」
「そうか、電がいない時は大和がやってるもんね。電の出撃と大和の艤装の整備が重ならない限り、他を探すこともないか」
「私も、出撃のローテーションから外れてなかったらやってなかっただろうし、ホントに偶々よ~」
「なら、龍田のお手並み拝見かな」
「うふふふ、龍田にお任せぇ♪ あ、でも後ろから急に話しかけるのはやめてね~。危ないですから~」
「なるほど、了解」
(打っても響かない人よね~。図太いのか分かってないのか、未だによくわからないわ~)
「とりあえず、まずは建造からかな。いつも通り、300・100・200・30で行ってみよう」
「はいは~い」
・
・
・
「そろそろかしら~?」
「ん? ああ、もう一時間経つね」
「建造時間一時間なら、軽巡か重巡。重巡が出ると良いわねぇ、提督~」
「……一応資材の配分である程度狙いを絞れるからそうしてるけど、別に期待通りじゃなかったとしても構わないよ」
「あらぁ、そうなの? 電あたりからは、“早く潜水艦を”ってせっつかれてなかったかしら~?」
「まぁね。でも、狙いって言っても大雑把なのがあるだけだから」
「ふ~ん」
(そう、そこは今も昔も変わらない。
“誰を喚ぶか”を決めて喚ぶわけじゃない。事前にはっきりしている事があるとすれば、それは感謝だけだ。助けを求める声に応じてくれた、“まだ名前も知らない誰か”への感謝は、何であろうと変わらない)
(ソワソワ……)
「そう言う龍田は、会いたい人でもいるの?」
「さぁ、どうかしら~? “プルルルル!” はぁい、執務室の龍田だよ」
「……」
「そう、そう……もう、こんなに待たせて。しょうがない娘なんだから~」
(待ち人来たり、か)
「提督、新人ちゃんが来たみたいよ~」
「なら、せっかくだしサプライズでもどう?」
「あら、いいアイディアねぇ。でも、面白くなかったら承知しないんだから~。覚悟は良い~?」
・
・
・
「待たせたな! オレの名は天龍型1番艦、天龍サマだ! フフフ、怖いか?」
「こういう娘だから、気にしないでね~」
「うん、面白い娘だってことはわかった」
「どういう意味だよ! ……って、龍田じゃねぇか」
「はぁい、天龍ちゃんお久しぶり~♪」
「ったく、お前に先越されるとはな。ちゃんとやってんのか?」
「もちろんよ~。そういう天龍ちゃんこそ、あんまりご迷惑かけないようにね~」
「ようこそ。来てくれてありがとう、歓迎するよ天龍」
「おう」
「ところで提督~」
「ん?」
「“おさわり”は禁止されていますぅ、って何度も言ってますよね~。その手……いらないのかしら~?」
「いや、肩に手を置いただけ……」
“斬!”
「え?」
「あはははっ、スパッと逝っちゃったぁ♪ オイタする悪~いお手々には、躾が必要よね~」
「ぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
「天龍、天龍。これ見て、これ( ´艸`)」
「は? ……“ドッキリ大成功”?」
「テッテレ~」
「斬ったのは空っぽの袖だけでした~」
「ちなみに、手袋は袖から通した棒に引っ掛けてただけね」
「……」
「手首なんて切ったら噴水みたいに血が出るのに、天龍ちゃんったら本気にしちゃうんだものぉ。可愛いんだ~」
「び……」
「まぁ、ちょっとしたサプライズってことで」
「ビビらせんなよぉ~、ホントに斬ったと思ったじゃねぇか~(号泣)」
((あ、やり過ぎた))
「お前らマジでふざけんなよぉ~、心臓止まるかと思ったんだぞぉ~」
(龍田、もしかして天龍ってすごく良い娘?)
(普段の言葉遣いで誤解されがちだけど、根は真面目なのよねぇ。面倒見もいいし……)
「ふぇっ…ひぐ、えっぐ……」
「ほ、ほら天龍! 大丈夫だったんだからさ、ね?」
「そ、そうよぉ。もう、天龍ちゃんってば~」
~鎮守府裏日誌~
艦娘たちはキャラが濃いけど、提督は大抵のことは笑って許してくれるよ。龍田の物騒な言動も、曙や霞の態度も、なんなら瑞鶴に爆撃されたって動じないんだ。いったいどういう神経しているのかな?
でも、そんな提督にも怖いものがあるんだ。その一つが電のお説教だね。
そしてこの後、一生懸命天龍をなだめた二人だったけど、結局電にバレて大目玉を食らったよ。自業自得だね!
ネタバレ上等の設定集、いる?
-
いる
-
いらない
-
そんなことより続きはよっ
-
全部晒してしまえwww