〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~   作:やみなべ

20 / 105
キャスト:提督、天龍、龍田


「フフ怖」

「いやぁ、悪いね龍田。急遽秘書艦頼んじゃって」

 

「あらぁ、別に気にしなくていいのよ~。秘書艦やる機会なんて滅多にないし、一日提督につきっきりっていうのも新鮮だから~。うふふふふふ」

 

「そうか、電がいない時は大和がやってるもんね。電の出撃と大和の艤装の整備が重ならない限り、他を探すこともないか」

 

「私も、出撃のローテーションから外れてなかったらやってなかっただろうし、ホントに偶々よ~」

 

「なら、龍田のお手並み拝見かな」

 

「うふふふ、龍田にお任せぇ♪ あ、でも後ろから急に話しかけるのはやめてね~。危ないですから~」

 

「なるほど、了解」

 

(打っても響かない人よね~。図太いのか分かってないのか、未だによくわからないわ~)

 

「とりあえず、まずは建造からかな。いつも通り、300・100・200・30で行ってみよう」

 

「はいは~い」

 

 ・

 ・

 ・

 

「そろそろかしら~?」

 

「ん? ああ、もう一時間経つね」

 

「建造時間一時間なら、軽巡か重巡。重巡が出ると良いわねぇ、提督~」

 

「……一応資材の配分である程度狙いを絞れるからそうしてるけど、別に期待通りじゃなかったとしても構わないよ」

 

「あらぁ、そうなの? 電あたりからは、“早く潜水艦を”ってせっつかれてなかったかしら~?」

 

「まぁね。でも、狙いって言っても大雑把なのがあるだけだから」

 

「ふ~ん」

 

(そう、そこは今も昔も変わらない。

 “誰を喚ぶか”を決めて喚ぶわけじゃない。事前にはっきりしている事があるとすれば、それは感謝だけだ。助けを求める声に応じてくれた、“まだ名前も知らない誰か”への感謝は、何であろうと変わらない)

 

(ソワソワ……)

 

「そう言う龍田は、会いたい人でもいるの?」

 

「さぁ、どうかしら~? “プルルルル!” はぁい、執務室の龍田だよ」

 

「……」

 

「そう、そう……もう、こんなに待たせて。しょうがない娘なんだから~」

 

(待ち人来たり、か)

 

「提督、新人ちゃんが来たみたいよ~」

 

「なら、せっかくだしサプライズでもどう?」

 

「あら、いいアイディアねぇ。でも、面白くなかったら承知しないんだから~。覚悟は良い~?」

 

 ・

 ・

 ・

 

「待たせたな! オレの名は天龍型1番艦、天龍サマだ! フフフ、怖いか?」

 

「こういう娘だから、気にしないでね~」

 

「うん、面白い娘だってことはわかった」

 

「どういう意味だよ! ……って、龍田じゃねぇか」

 

「はぁい、天龍ちゃんお久しぶり~♪」

 

「ったく、お前に先越されるとはな。ちゃんとやってんのか?」

 

「もちろんよ~。そういう天龍ちゃんこそ、あんまりご迷惑かけないようにね~」

 

「ようこそ。来てくれてありがとう、歓迎するよ天龍」

 

「おう」

 

「ところで提督~」

 

「ん?」

 

「“おさわり”は禁止されていますぅ、って何度も言ってますよね~。その手……いらないのかしら~?」

 

「いや、肩に手を置いただけ……」

 

“斬!”

 

「え?」

 

「あはははっ、スパッと逝っちゃったぁ♪ オイタする悪~いお手々には、躾が必要よね~」

 

「ぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

「天龍、天龍。これ見て、これ( ´艸`)」

 

「は? ……“ドッキリ大成功”?」

 

「テッテレ~」

 

「斬ったのは空っぽの袖だけでした~」

 

「ちなみに、手袋は袖から通した棒に引っ掛けてただけね」

 

「……」

 

「手首なんて切ったら噴水みたいに血が出るのに、天龍ちゃんったら本気にしちゃうんだものぉ。可愛いんだ~」

 

「び……」

 

「まぁ、ちょっとしたサプライズってことで」

 

「ビビらせんなよぉ~、ホントに斬ったと思ったじゃねぇか~(号泣)」

 

((あ、やり過ぎた))

 

「お前らマジでふざけんなよぉ~、心臓止まるかと思ったんだぞぉ~」

 

(龍田、もしかして天龍ってすごく良い娘?)

 

(普段の言葉遣いで誤解されがちだけど、根は真面目なのよねぇ。面倒見もいいし……)

 

「ふぇっ…ひぐ、えっぐ……」

 

「ほ、ほら天龍! 大丈夫だったんだからさ、ね?」

 

「そ、そうよぉ。もう、天龍ちゃんってば~」




~鎮守府裏日誌~

艦娘たちはキャラが濃いけど、提督は大抵のことは笑って許してくれるよ。龍田の物騒な言動も、曙や霞の態度も、なんなら瑞鶴に爆撃されたって動じないんだ。いったいどういう神経しているのかな?

でも、そんな提督にも怖いものがあるんだ。その一つが電のお説教だね。

そしてこの後、一生懸命天龍をなだめた二人だったけど、結局電にバレて大目玉を食らったよ。自業自得だね!

ネタバレ上等の設定集、いる?

  • いる
  • いらない
  • そんなことより続きはよっ
  • 全部晒してしまえwww
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。