〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~ 作:やみなべ
「嘘のようなホントの話」
「提督さぁ」
「ん~」
「なんで漫画なんて描けるわけ? いや、アシ頼んでる秋雲が言えたことじゃないんだけどさ」
「話せば長くなるんだけど……昔同人誌書いてた時期があったんだ。あ、背景上がり」
「短っ! じゃ、次はこっちのベタお願~い」
「おっけ~。というか秋雲さぁ、もしかしてアナログに拘りでもあるの?」
「ん、なんで?」
「ほら、トーンにしたってインクにしたってバカにならないわけだし、その度に“おつかい”してもらうのも大変でしょ?」
「いや~、別に拘ってるわけじゃないんだけどさぁ……」
「そうなの? だったら液タブとか買えばいいのに。ストックしておける在庫にも限度あるし、輸送中に紛失とかしたら作業進まないでしょ」
「そうなんだけどさぁ……」
「お給料も出るし、少し切り詰めて貯めれば行けるんじゃない?」
「そのぉ……道具の他にも資料とかで色々使っちゃってまして」
「買うお金がないと?」
「うす。ね~、提督ぅ~、秋雲ぉ~、ちょっとお願いがあるのぉ~」
「なに、その猫撫で声。キモチワル」
「気持ち悪いって酷くない!? いや、そうじゃなくて……液タブ買ってください、おねしゃす!」
「初手土下座!? でもダメ」
「え~、い~じゃんちょっとくらいさぁ! ね~、買って買って買って買って買って買って買って買って!」
「子どもか!」
「ほら、何でもするからさぁ。あ、ちょっとくらいだったらエッチなのもいいよ?」
「間に合ってます」
「ぐぬぬぬぬ……」
(仕方ない。次の
「ちぇ~……だけど提督も謎キャリアだよね」
「なにが?」
「昔は世界中旅してて、その後はインテリアデザイナー。で、今は秋雲のアシ兼提督」
「いや、今は提督が本業だから」
「そうだっけ? とにかく、キャリアに脈絡なさすぎってこと。漫画の他にもさ、農業・漁業できるし、少しは楽器もできる。なんならDIYで小屋位作れるじゃん。プロには程遠いけど、意味不明に多芸だし。
もしかしてさ、実は世界の裏側で大活躍したスーパーエージェントだったりしない?」
「俺が?」
「ごめん、冗談。流石にないわ、だって提督めっちゃ普通だし」
「まぁ、色々できるのは昔取った杵柄ってやつだよ。教えてくれたのは超一流揃いだったけど、俺じゃ人並み以上にはならなかったってだけ」
「ふ~ん。じゃ、絵は誰に習ったの?」
「ゴッホちゃん。あと葛飾北斎からも少し」
「………………………………………提督、嘘か冗談か知らないけど、もう少しマシなの言おうよ。ってか、“ちゃん”はないって、“ちゃん”は。ゴッホって男でしょうが」
「ハハハハ、少し休憩しようか。何飲む?」
「アキダクト」
「昼間っから
「ぶ~ぶ~、ケチ臭いぞ提督~」
「はいはい。とりあえず、ジュースで我慢しなさい」
「ちぇ~……」
(…………………………………嘘か冗談か知らないけど、か。フフッ、ホントなんだけどなぁ)
~鎮守府裏日誌~
提督は艦娘たちが趣味を持ったり特技を磨いたりすることを推奨しているよ。
だから、同好の士が集まってサークルのようなものを作ったりもしているんだ。ちなみに、提督はそのほぼ全てに顔を出しているんだ、暇さえあれば。何しろこの人、できないことを探す方が難しいくらい多芸だからね。まぁ、何でもできる代わりに練度はサークル中大体最下位なんだけど。
でも、秋雲みたいにソロで活動しているメンツのところにも頻繁に顔を出して手伝ってるから、プライベートでも艦隊一顔が広いのは間違いないね。
ネタバレ上等の設定集、いる?
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いる
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いらない
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そんなことより続きはよっ
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全部晒してしまえwww