〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~ 作:やみなべ
「卯月」
「むぅ~」
「嘘とイタズラはほどほどにって、言ったよね?」
「……うーちゃん、何も悪くないぴょん」
「悪気がなかったのはわかってる。それが自分だけじゃなくて、相手や周りも笑えるようなものなら何も言うつもりはないよ。だけど今回は……」
「うーちゃん悪くないぴょん! 頭に小麦粉の袋落しただけぴょん!
フラフラして壁に手を着こうとしたら滑って転んで顔から床にぶつかったのも、その拍子に踵でコンセントに引っこ抜いて飛び散った火花が小麦粉に引火してアフロになったのも、ビックリして跳ね起きた拍子に窓から落っこちたのも、真下に犬のフンがあったのも、ぜ~んぶ扶桑の不幸体質のせいぴょん!!」
「ふ、ふふっ…そうね。あんまりにも不幸過ぎて逆に笑えて来るわ」
「姉さま、おいたわしい。卯月、あなた……!」
「ぴょん!? や、山城のことなんか怖くないぴょん! どこからでもかかってくるぴょん、ぷっぷくぷぅ~!」
「……とりあえず、俺を盾にするのやめてくれない? 山城も、“提督ごとぶっ飛ばすか”とか考えない!」
「心を読まれた、不幸だわ」
「さて……卯月」
「むぅ~……しれーかんは扶桑たちの味方ぴょん! うーちゃんを助けてくれないぴょん!」
「そうじゃないよ。俺が言いたいのはね、“自分の心に嘘をつかないでほしい”ってこと」
「嘘なんて、ついてないぴょん」
「本当に?」
「本当の本当ぴょん」
「扶桑に謝らなくて、本当にいいの?」
「…………………………」
「ここはこんなところだからね。明日のことだって、保証なんて何もない。みんなが無事に帰ってこられるようにするのが俺の仕事だけど、それだって絶対じゃない。
それでなくても、時間が開くと言い辛くなることってあるものだよ?」
(わかってるぴょん、そんなこと。でも、でも……)
「……それに、嘘ばっかりついていると、後が大変だよ」
「閻魔様に舌を抜かれるぴょん? うーちゃん、そんなの全然怖くないぴょん!」
「いや、焼かれる」
「……………………………………ぴょん?」
「あの、提督? それはいったい……」
「うん、実はね。嘘吐きは火を吹く大蛇に地の果てまで追いかけられた挙句、鐘に閉じ込められて蒸し焼きにされちゃうんだ」
(現実味の欠片もないはずなのに)
(おかしいわ。ものすごく信憑性がある気がしてくる)
「(ガタガタガタガタ)うーちゃん、こんがり焼かれるぴょん? 美味しく食べられちゃうぴょん?」
「かもしれないねぇ」
「ご…ご゛め゛ん゛な゛さ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~い゛!?」
~鎮守府裏日誌~
提督は時々なんか胡乱なことを言い出すよ。不思議だね?
でも、そういう時に限って目と声音がマジだからだれも口を挟めないよ。不思議だね!
この晩、卯月は蒼く燃える大蛇に追い回される夢を見たらしいよ。本当に不思議だねwww(愉悦)
ネタバレ上等の設定集、いる?
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いる
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いらない
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そんなことより続きはよっ
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全部晒してしまえwww