〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~ 作:やみなべ
「提督、提督――――! 大変でち!」
「早くキテほしいのね! イク待ちきれないのね!」
「どうしたのでっち、イクまでそんなに慌てて」
「でっちじゃないでち! じゃなくて、提督を出せって人が来てるでち」
「きっと、アレが噂に聞くクレーマーなのね!」
(クレーマー? というか、こんなところまで来られる人も来る人も、ちょっと心当たりが…まぁ、行ってみればわかるか)
・
・
・
「遅い! この私を待たせるなんて、ちょっと見ないうちに偉くなったものね後輩」
「あ、ぐっちゃまパイセンだ」
(まぁ、実際提督だから偉いのね)
「なによ“ぐっちゃまパイセン”って!? 盛り過ぎてわけわかんなくなってんじゃないの!」
「やだなぁ~、親愛の表れだってば。それにしても、“ちょっと”って十年ぶりくらいだけど……まぁ、ぐっちゃまならそんなもんか。とりあえず、おひさ~」
「
“パァン!”
「ゴメンナサイ!?」
「「提督――――――――――!?」」
「相っ変わらずの気安さというか、先輩への敬意ってもんがないわねアンタは! 少しは敬え!」
・
・
・
「後輩、焼きそばパン買ってきなさい。1分以内」
「はい、どうぞ」
「…………………………」
「パイセンの無茶振りなんて今に始まったことじゃないからね。こんなこともあろうかと」
「アンタ……ちょっと引くわよ」
「え~、酷くない?」
「……提督、無理もないと思うのです」
・
・
・
「はーい、司令官! 呼ばれたから来たわよ、何かあった?」
「急に呼びつけてごめんね」
「大丈夫、司令官のことは雷が助けるわっ!」
「ありがとう。それで、パイセンのことなんだけど……」
「それってあの人よね。いっつも不機嫌そうにしてて、書庫で本読んでる……」
「そうそう。それとなく面倒見てもらっていい? あの人、かなり物臭だから」
「っ! 任せて、なんならもっとも~っと頼っていいのよ♪」
「あぁ、諸々の経費は俺の口座から引き落としておいて。あと、時々フラッといなくなると思うけど心配しなくていいから」
「……いいの?」
「うん。昔お世話になった人だからね。あ、だからって俺と連絡が取れない時なんかには、間違ってもあの人に指示とか求めちゃだめだよ。そういうの、絶望的に向いてない人だから」
「ふ~ん……」
「あと、基本的に大の人間嫌いだから。そうだね…懐かない野良猫みたいな感じ。だいたいそういう認識で接してくれればいいよ。まぁ、雷達だったら案外心を開いてくれるかもだけど……」
「司令官、司令官」
「ん?」
「後ろ」
「後ろ? げっ」
「ほぉ~……あんた、私のことそういう風に見てたの。へぇ~、ふ~ん……」
「え~……………すんませんっした!!」
「あ、逃げるな! そこに直れ後輩! くそっ、無駄に逃げ足の速い……!!」
(身体能力じゃ勝ち目がない。でも、その代わりぐっちゃまには計画性とか先読みとかの概念がないも同然だ。勝機はそこにある。視界から消えて、あとは“いると思わない”場所に隠れる!!)
「
「いっやで―――――――っす!!」
「……司令官ったら、子どもみたいにはしゃいじゃって……これは雷の出番ね!!」
~鎮守府裏日誌~
「提督の先輩」
ある日突然、何の前触れも連絡もなく押し掛けてきたメガネ美女だよ。でっかい態度で居座ってて、提督を顎で使う姿には一部艦娘はあんまりいい顔をしていないね。でも、当の提督が嫌な顔一つせずに対応してるから、みんな渋々何も言わずにいるんだ。まぁ、雷は提督に頼ってもらえたし、結構世話し甲斐のある相手だからホクホクしてるみたいだけど。
中には交流を図ろうとする健気な娘もいたけど、基本的にいつも本を読んで「近づくな」「話しかけるな」「関わるな」オーラを垂れ流しにしてるから、結局皆諦めてしまったね。
でも、提督に対しては不機嫌そうな態度を崩して気安く接しているから、「そんなに悪い人ではないんだろう」とも思っているみたいだ。
って言うかこの人、ホントに何しに来たんだろ?
ネタバレ上等の設定集、いる?
-
いる
-
いらない
-
そんなことより続きはよっ
-
全部晒してしまえwww