〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~ 作:やみなべ
「艦隊、帰投。これにて本日の作戦を完了とします。みなさんお疲れさまでした」
「「「お疲れさまでした~」」」
「私は提督に作戦終了の報告をしてくるので、皆さんは先にあがってください。被弾のあった方は、軽傷でも後回しにせずしっかり入渠しておいてくださいね。それでは…解散」
「「「やったーっ!」」」
「……まったく。羽黒さんも今日はありがとうございました」
「い、いえ! 高雄さんも旗艦お疲れ様です」
「旗艦の務めを果たせたのなら何よりですわ」
(キビキビとして…カッコいいなぁ。私も、もう少し自信が持てたら……)
「怪我の方は大丈夫でしょうか? 庇っていただいてありがとうございます」
「りょ、僚艦として当然のことをしただけですから」
「そうですね。私があなたの立場でも、同じことをしたでしょうから……では、次は私が羽黒さんを守らないといけませんわね」
「そ、そんな……」
「では、これにて失礼いたします。遠慮なさらず、ゆっくり入渠してきてくださいね」
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「はぁ、みんなが無事だったのは良かったけど……これ、どうしよう?」
「羽黒? どうしたのこんな隅っこで、作戦は問題なく完了したって聞いたけど」
「し、司令官さん……!? ご、ごめんなさいっ」
「いや、いきなり謝られてもっ…て、その手ちょっと見せて!」
「いえ、あの、これは…だ、大丈夫ですから!」
(一瞬しか見れなかったけど、軽傷とは言え確かに両手を怪我していた。報告では小破もいないって話だったし、確かにあれくらいなら小破とも言えない程度だけど……)
“ソワソワ”
「確かに軽いみたいだけど、入渠は?」
「そ、その……今は全部埋まってて」
「それで、空きが出るまで隠れてようと?」
「……はい」
「大方、心配させないようにってところだろうけど」
“シュン……”
「……今、電に確認した。入渠してるのは重巡以上ばっかりだから空くのは結構先になるよ。明石も手離せないらしい」
「は、はい……それなら、やっぱりどこかで大人しくしていようと思います。だ、大丈夫ですよ! 全然痛くありませんから!」
「そうだとしても、その手じゃ何か握るのも大変でしょ」
「今日はもう特に予定もありませんし、自室で過ごすつもりですからそんなに不便は……」
「妙高たちは作戦で明後日まで帰って来ないよね?」
「それは……」
「食事の時間は? 見られたくないんでしょ?」
「人が減った頃を見計らってこっそり(グゥ~)はぅ……///」
「作戦後だからね、身体は補給を求めてるみたいだけど? そろそろ食事時だし、当分人は減らないよ」
「だ、大丈夫です!」
「我慢はダメ。君たちにちゃんと食べさせて休ませるのが俺の仕事、なのでその案は却下。報告不備と自分を大事にしないお仕置きも兼ねて、まっすぐ食堂に向かいます」
「ふえぇぇぇ!?」
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「はい、あーん」
「し、司令官さん! じ、自分で食べられますから……」
「その手で?」
「はぅぅ……」
「諦めて食べさせられなさい。で、次はどれ?」
「…………………………………………お、お味噌汁をお願いします」
「はい、どうぞ」
(み、みんなの視線が痛い。次からは、怪我を隠すのはやめにしよう……)
~鎮守府裏日誌~
提督に他意は“
何でも昔、手が上手く使えない知り合いがいたらしくて、良くその人の食事を手伝っていたらしいんだ。つまり「介護」だね。だから恥ずかしくないんだね。当然だね、「介護」なんだから!
でも向こう数週間、わざと手をケガする艦娘が後を絶たなかったらしいよ。
ネタバレ上等の設定集、いる?
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いる
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いらない
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そんなことより続きはよっ
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全部晒してしまえwww