〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~   作:やみなべ

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キャスト:提督、アトランタ、アイオワ、コロラド、サラトガ、ホーネット、ガンビア・ベイ、イントレピッド、サミュエル・B・ロバーツ、


「〇〇〇〇ほど仲が悪い」

「……ねぇ、Sara、Hornet。あいつら、ホント何とかなんない。こっちは、ただでさえ不眠症気味だってのに。朝夕お構いなし、毎日毎日飽きもせず……」

 

「I’m sorry……Saraも二人のことは何とかしたいんですけど」

 

「あそこまで拗れているとね……」

 

「Houston」

 

「無茶言わないで。戦艦二人を重巡が止められるはずないわ」

 

「Gambier・Bay……には無理か」

 

“ガタガタガタガタ(部屋の隅で震えながら)”

 

「無理だから! あんなのマジ無理だし! すごい怖いし、危ないし、絶対無理……! 私を沈める気なのAtlanta!?」

 

「……この際だし、いっそ沈めるか」

 

「私を!? シスターSara、Atlantaが私を沈める気です、助けて!」

 

「アンタじゃないから。一々Saraの後ろに隠れるなっての。Iowa、Colorado」

 

「「What?」」

 

「同じ戦艦だし、アンタたちなら止められるでしょ。必要なら思いっきりぶちのめして」

 

「All right! Meに任せなさい! 沈んじゃうくらい強烈なの、お見舞いしてあげる♪」

 

「やめなさいっての。大体、私たちまで絡んだらことが大きくなりすぎるわ。Admiralの耳に入ったらどうするつもり。ステイツの良い恥晒しよ」

 

「……そうね。今はまだうちの寮の中だけの問題で済んでるけど、Iowa達が介入したら流石に外にもバレるわ」

 

「他の寮もうそうだけど、それ以上にHoneyに知られるのは嫌よね……あんまり心配かけたくないもの」

 

「「「Honey? 〈〇〉〈〇〉クワッ」」」

 

「Sorry……」

 

「はぁ……South DakotaとWashingtonさえ大人しくしてれば問題ないってのに」

 

「Hmm、でもそれは難しいと思うわ。あの娘たちも、昔色々あったわけだし……」

 

「そうですね……」

 

「「「はぁ……」」」

 

「みんなどうしたの? こんなところに集まって……」

 

「サム」

 

「ああ、ほら。South DakotaとWashingtonのことでね」

 

「あ、そうなの? それなら……」

 

「なにかいい考えがあるの?」

 

「いま提督に相談してきたところだよ」

 

「「「なにやってんの――――――――――――っ!?」」」

 

「え、え? サム、何かしちゃった?」

 

 ・

 ・

 ・

 

「……なるほど、艦だった頃のお二人にそんなことが」

 

「Sorry……Admiral。Meたちの問題なのに……」

 

「いえ、皆さんの問題は私の問題でもありますから。お二人のこともそうですが、皆さんが安心して過ごせるよう私も微力を尽くしたいと思います」

 

「ふふっ、Thanks。こんなことなら、もっと早くに相談しておくべきだったわ。ねぇ、Iowa…Iowa? ねぇ、ちょっと。あなた、なに目を爛々とさせてるの」

 

「AdmiralがPretty過ぎるのがいけないの。思いっきりHugせずにはいられないわ!」

 

「あなたのバカ力でやったらAdmiralが怪我するでしょうが!?」

 

「? ……よくわかりませんが、それでアイオワさんの気持ちが落ち着くのでしたら、どうぞ」

 

 ・

 ・

 ・

 

“ビクンッ! ビクンッ!”

 

(なんでIowaの方がKnockoutされているのかしら……)

 

「それにしても……」

 

「どうかしたの、Admiral」

 

「あ、いえ……ビスマルクさんやアークさんのように生前…でいいのでしょうか。艦だった頃に色々あった方も艦隊にはいらっしゃいますし、そういう方たちは少し関係がぎくしゃくしたりもしています。

ですが、ワシントンさんやサウスダコタさんのように“ケンカ”になるというのは今までなかったので……」

 

「……そうね。なんと言うか……“敵”だったからこそ許容できることもあるというか、“味方”だったからこそ拗れてしまったというか……Sorry上手く言えないわ」

 

「……何となく、わかります。ビスマルクさんはアークさんのことが苦手ではありますが、嫌ってはいらっしゃいません。むしろ、人一倍信頼しておられるようにも見えます。それはきっと今コロラドさんがおっしゃったように、一度は沈められたからこその苦手意識であり、その実力を知っているからこその信頼なのでしょう。

 そして、お二人の場合はきっとその逆なのでしょうね。味方同士だったからこそ、許せないことがあるのでしょう」

 

「……Thanks Admiral。あなたが指揮官で、私たちは幸せよ」

 

「こちらこそ、ありがとうございます。いつも、私を支えてくださって」

 

(ステイ、ステイよColorado。今ここでIowaと同じ轍を踏んではいけないわ。私はIowaみたいな欲望一直線のアニマルとは違うということを、ちゃんとAdmiralにAppealしないと)

 

「しかし、まさかお二人の仲がそこまで険悪だったなんて。言い争っているところは私も何度か見かけましたが、まさか……顔を合わせたら殺し合いになるような間柄だったとは」

 

「……What?」

 

「え、だってお二人は大変仲が悪いと……」

 

「Why? どうして“仲が悪い=殺し合い”なんてことになってるの!? 確かに仲は悪いけど、流石に血を見るほどじゃないわよ!? というか、それだったらもっと大事になっているわ!」

 

「そ、そうなんですか!? 私はてっきり、こっそり高速修復剤を使用していたとばかり……」

 

(え、私? おかしいのは私なの!? Admiralの“仲が悪い”のハードルが高すぎる!?)




~鎮守府裏日誌~

提督は「仲が悪い」ということは、つまり「顔を合わせたら殺し合いになる」間柄だと思っているよ。もちろん、いくら仲が悪くても普通はそんなことにはならない。提督が過ごした環境だけの、ローカルルールみたいなものさ。
基本的には常識人なんだけど、これ以外にもちょいちょいズレた認識を披露することがあるから、艦娘たちの間では「提督は天然」「世間知らずで危なっかしい」っていう認識が広まったんだろうねぇ。

ネタバレ上等の設定集、いる?

  • いる
  • いらない
  • そんなことより続きはよっ
  • 全部晒してしまえwww
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