〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~   作:やみなべ

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キャスト:提督、鳳翔、北上、蒼龍、飛龍、佐渡、松輪



「お艦と……」

「よーし海防艦のガキンチョども~。こいつ(お菓子)が欲しけりゃ、言われた通りしっかりやるんだぞぉ~」

 

「は、はい……」

 

「おー、佐渡様に任せとけ!」

 

「ね、ねぇ佐渡ちゃん…いいのかなぁ? 司令には、“お菓子をあげるから”って言う人には絶対ついって行っちゃいけませんって言われてるのに……」

 

「それは髭面の大男とギョロ目の大男だろ! いひっ、北上は髭でもギョロ目でもないから大丈夫だぜ!」

 

「あと、赤い服の女の人と二刀流の女剣士さんもだけど……」

 

(ピンポイントなのが地味に多い……)

 

(っていうか、一番大事な“知らない人について行っちゃけません”は教えなくていいのかな?)

 

「じゃ、最後にもう一回な。ほい、せーの」

 

「お、おかあさーん!」

 

「かあちゃーん!」

 

「……あ~、うっさい」

 

「おら、どんなもんだ北上! しっかりやったぞ、お菓子よこせ!」

 

「さ、佐渡ちゃん……」

 

「うざっ……ねぇ、これでいいの蒼龍?」

 

「オッケーオッケー! ありがとね、北上」

 

「いやぁ、やっぱちびっ子達の相手は北上に限るよね」

 

「そう言うのは天龍の仕事でしょ」

 

「北上北上! 早くお菓子よこせ!」

 

「だ、ダメだよ佐渡ちゃん……」

 

「大人気じゃん、これには多聞丸もにっこり!」

 

「面白そうだから協力したけど、早まったかなぁ……」

 

「まぁまぁ! せっかくだから最後まで見ていきなって、ね?」

 

「よーっし、あとは鳳翔さんのところで……」

 

「……私が、どうかしましたか?」

 

「「えっ……」」

 

「佐渡ちゃん、松輪ちゃん。ここで何をしていたの?」

 

「えっ、えっと、えっと……」

 

「北上と蒼龍と飛龍に、お菓子くれるから鳳翔を“かあちゃん”って呼べって言われたぞ!」

 

「佐渡!?」

 

「北上、一緒に言い訳を…っていない!?」

 

「あなた達……」

 

“ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!”

 

「「ご、ごめんなさーい!!」」

 

 ・

 ・

 ・

 

「まったく、海防艦の娘たちまで巻き込んで……あなたたちは何をやっているんです」

 

「「はい、反省しています」」

 

「……そもそも、どうしてそんなことを?」

 

「いや、普段から鳳翔さんがあまりにもみんなの“お(かん)”してるものだから」

 

「特に小さい海防艦たちに”お母さん“って言わせたら違和感無さそうだなって思ったら、つい……」

 

「それは…私が“老けて見える”ということかしら? 怒らないから言ってみなさい、怒らないから(ニッコリ)」

 

“ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!”

 

「嘘だ! それ絶対怒るやつ!」

 

「そうだそうだ!」

 

「ん?」

 

“ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!”

 

「め、滅相もない! 鳳翔さんはとってもお若いです! ね、飛龍!」

 

「うんうん!」

 

「ぁ、私巫女服とか似合うと思うなぁ! 清楚・貞淑・純潔…鳳翔さんにピッタリ!」

 

「蒼龍ズルい!? えっと、ええっと……!」

 

「飛龍? 別に、無理しておべっか使わなくてもいいんですよ?」

 

「そんなことないですから!? 献身的な鳳翔さんにはメイド服が似合うと思います!」

 

「コスプレって言えば、ブレザーとかセーラー服も鉄板だよねぇ。ところでさ……」

 

「北上さん?」

 

(北上、いつの間に……)

 

(ほとぼりが冷めた頃に戻ってくるなんて…要領のいい!? あと、コスプレ言うな。途端にいかがわしくなる、鳳翔さんだと特に)

 

「蒼龍?」

 

「思ってません! 何も思ってません!?」

 

「鳳翔が“お(かん)”ならさ、“おとん”は誰?」

 

「「「え?」」」

 

「だってさ~、母親がいるなら父親もいるでしょ、普通」

 

「………………まぁ、そうかも? そういうのよく知らないけど」

 

「私たち艦だったし、乗ってたのも男の人ばっかりだったしね」

 

「でも、鳳翔さんが鎮守府の“お(かん)”なら、“おとん”はやっぱり……提督?」

 

「そもそも、うちに男の人って提督しかいないけどね。でも、それって鳳翔さんと提督が夫婦ってことにならない?」

 

「その辺鳳翔さんはどうなのかな……あれ、鳳翔さん?」

 

「ふ、夫婦……私と提督が…夫婦……」

 

(あれ?)

 

(意外と、満更じゃない?)

 

「さ、佐渡ちゃん、松輪ちゃん。も、もう一度“おかあさん”って呼んでもらえません?」

 

「モッキュモッキュ…お? 呼んじゃダメなんじゃなかったのか?」

 

「……塩大福、もう一つありますよ?」

 

「よし、佐渡様に任せとけ! まつ、遅れるなぁ!」

 

「ま、待ってよ佐渡ちゃん!」

 

「せーの……“かあちゃーん”!」

 

「お、“おかあさん”……」

 

「わ、悪くないかもしれませ「呼んだー?」……え?」

 

「今の声って……」

 

「提督、だよね?」

 

「なんで提督が“お母さん”に反応するわけ?」

 

「……まさか、提督は本当は女の人だった!?」

 

「しかも子持ち!?」

 

「ええっ!?」




~鎮守府裏日誌~

「提督性転換疑惑」及び「提督実は子持ち疑惑」

この一件をきっかけに、鎮守府を席巻した二大疑惑だよ。本人からしてみれば、昔の習慣が抜けきらなくてつい反応しちゃっただけなんだろうけど……まぁ、普通は驚くよね。

ネタバレ上等の設定集、いる?

  • いる
  • いらない
  • そんなことより続きはよっ
  • 全部晒してしまえwww
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