〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~ 作:やみなべ
「提督、実は折り入ってお願いがあります」
「どうしたの赤城、そんな神妙な顔して」
「………………………………………………………コレ、食べてもいいですか?」
「石だよ?」
「だって、こんなに美味しそうなんですよ! 食べてみたいじゃないですか!」
「確かにパッと見食べ物っぽいけど! ガトーショコラっぽいけど!」
「ですよね! とっても美味しそうで前々から気になっていました!」
「それでも石だから! 身も蓋もなく言っちゃえば、超絶技巧で作られた“食品サンプル”だから! 消化できない…っていうか文字通り歯が立たないって!」
「一航戦の誇り、こんなことで失うわけには……!」
「安い誇りだなぁ!?」
「……ほら、私たち鋼材やボーキサイト補給するじゃないですか。ならワンチャン石もいけると思うんです。それに、食べてみたら案外美味しいかもしれませんし……」
「いや無理だって。そもそも、資材を補給するって言ってもそれって艤装の修復とか砲弾や艦載機の補充に使ってるだけで、直接食べてるわけじゃないでしょ。燃料にしたって、艤装を稼働するための動力源でしかないし。確か、燃料切れだと人間と大差ない身体能力しかないんじゃなかったっけ?」
「……まさか、独り占めする気ですね、このいやしん坊!」
「食うか!?」
「だって、蒼龍が提督は何でも食べると……」
「……確かに、好き嫌いはなくなったけど…あくまでも食べられるものを食べてるだけだから。食べられないものは変わらず食べられないから」
「……………何事も挑戦だ、と提督は仰いましたよね」
「いや、言ったけどさぁ……」
「いっぱい食べる私が好き、とも仰いましたよね」
「……言った、確かに言った」
「私、嬉しかったんですよ。電に白い目を向けられ、少し遠慮した方が良いのかなぁ…なんて弱気になっていた時、提督がそう仰ってくださってどれだけ勇気づけられたことか」
(あんなに美味しそうに食べてると、見てる方も幸せになれるんだよねぇ。だから、ついつい“もっとお食べ”ってなっちゃって、電にも叱られたっけなぁ……エミヤの気持ちが今ならわかる)
「ですから私、食に関しては遠慮しないことにしたのです!」
「いや、良い話風にまとめようとしてるけど、それとこれとは別の話のような……」
「だからこそ、私は挑戦したいのです! この本物と見紛う一品と私、どちらが勝つのか! あと、やっぱりお味が気になります」
「うん、ダメ」
「なんでですか!?」
「お腹壊すって」
「こんなに美味しそうなのに……(ジュルリ)」
(ダメだコイツ、早くなんとかしないと……)
~鎮守府裏日誌~
これ以降、赤城は何とか玉髄を齧れないかと隙を伺い、何者かがそれを阻むという暗闘が繰り広げられるようになったんだ! ……………ってなったら面白くない? え、流石に意地汚すぎる? そっかぁ……。
ネタバレ上等の設定集、いる?
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いる
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いらない
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そんなことより続きはよっ
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全部晒してしまえwww