〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~   作:やみなべ

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キャスト:提督、瑞鶴、秋雲、金剛、榛名、大和


「これを見て俺にどうしろと?」

「秋雲さん、あなただけが頼りです」

 

「え~、流石にそれはどうよ?」

 

「もうこの際だからなりふり構っていられまセーン!」

 

「でもなぁ……」

 

「お願いしますっ! この通りっ!」

 

「……いや、みんなはそれでいいわけ?」

 

「……正直に言うと少し…とても恥ずかしいのですが、それで提督が…その、ゴニョゴニョ…なるのなら、致し方ないと」

 

「……まぁ、本人たちが良いって言うなら、別にいいんだけどさ。描いてみたいジャンルだったし……でも、どこまでやっていいの?」

 

「「「この際だから全力で!!」」」

 

「お、おう……」

 

 ・

 ・

 ・

 

「提督~、資料ちょうだい!」

 

「秋雲? 今度は何? ヌードはちょっと勘弁してほしいけど……」

 

「ちぇ~、良いじゃんそろそろヌード解禁してもさぁ~」

 

「男だって恥ずかしいの。秋雲の場合、目が怖いし……」

 

「っていうかアンタね、ノックくらいしなさいよ」

 

「あ、瑞鶴さんいたんだ。って言うか瑞鶴さんには言われたくな~い」

 

「そうだねぇ~、瑞鶴はノックはしても返事を聞かずに入ってくるし。五十歩百歩?」

 

「ノックするだけマシでしょ!」

 

「そこで比べるの? まぁいいけど」

 

(いいんだ……)

 

「それで、今日は何の資料が欲しいの。物によっては時間かかるけど、急ぎ? 何なら瑞鶴にも手伝ってもらうけど」

 

「え~……」

 

「暇でしょ」

 

「まぁ、暇だけど……」

 

「ああ、そんなに急いでないから大丈夫…って言うか“あったらいいなぁ”ってだけだし。提督ならワンチャンあるかなぁと思って」

 

「それで、何が必要なの?」

 

「宇宙服」

 

「いや、流石にそんなものいくら提督さんでも持って……」

 

「こんなんでいい?」

 

「「あった!?」」

 

「えっ、うわぁ…ホントにあったし。ダメ元だったんだけど、言ってみるもんだなぁ……」

 

「テンプレートな宇宙服ね。なんでこんなのまで持ってるのよ…っていうか、なんで私今まで気付かなかったわけ?」

 

「でも、宇宙服ってことはスペース系? 資料足りてる? 宇宙船の外観と内装とかなら少しくらいアドバイスできるけど?」

 

((なんでできるの?))

 

「秋雲?」

 

「ぁ、あ~……宇宙船の方は大丈夫。それよりも……ちょっと手伝ってほしいなぁって」

 

「? ? ?」

 

 ・

 ・

 ・

 

“プルプル……”

 

「大丈夫、瑞鶴?」

 

「興味本位でついてきたのを、今激しく後悔してる……」

 

「ねぇ秋雲、これってまさか……」

 

「はい、R指定……所謂エロ同人?」

 

「しかもこれ…誰も彼もがどっかで見たような……」

 

「あ、瑞鶴さんモデルにしたのはないから、そこは安心して」

 

「安心できるかぁ!? コレ! どう見たって榛名さんでしょ! あーもー…次会った時どんな顔すればいいのよ。思い出す、絶対思い出す……」

 

(うん、知り合いがモデルの同人誌ってだけでも微妙な気持ちになるのに、それにエロが加わったらいたたまれないどころじゃないよね。…………………………さて、逃げるか)

 

「提督~、どこいくのかなぁ~。アシスタントの約束、忘れたとは言わせないよ?」

 

“ガッ!”

 

「離して秋雲、特に用事はないけど流石にこれには関われない。っていうか、これ見られたら絶対怒られるでしょ」

 

「あ~、そこは大丈夫。色々なんやかんやあって許可は下りてるから」

 

「「は?」」

 

「こんなものの許可、どうやってとったのよ」

 

「そこはまぁ、その~……色々かな、色々」

 

「ん? んん?」

 

「どうしたの瑞鶴」

 

「っていうか、瑞鶴さんもなんだかんだ言いつつ見てんじゃん。実はムッツリ?」

 

「ち、違うわよ! そうじゃなくて…コレ、提督さんじゃない?」

 

「は? ……………………………………マジか」

 

「あと、これとこれとこれも…って言うかもしかして全部?」

 

「………………なんで榛名だけじゃなく金剛まで…あっ、こっちは大和と鳳翔じゃないか!? というか、3Pって流石にどうよ! 俺ってそんな節操なしだと思われてるの!?」

 

「どちらかというと、ニーズというか、なんというか……」

 

(うわぁ、うわぁ…あんなことやこんなこと、ホントにやるの…えっ、そんなことまで!?)

 

(瑞鶴さん、ガッツリ見てるし……今度布教するかな?)

 

「あんまりやりたくなかったけど、規制も考えるべきか……」

 

「あ、それなら一通り持ってく? ちゃんとチェックしないとでしょ?」

 

「…………なんか嬉しそうじゃない?」

 

「そ、そんなことないよ~……」

 

 ・

 ・

 ・

 

「で、どうだったデース?」

 

「とりあえず、あらかた提督が持ってったよ。たぶん、今頃全部に目を通してるんじゃないかなぁ?」

 

「作戦成功ですね、お姉さま!」

 

「これで作戦の第一段階成功、ですね」

 

「フッフッフッフ……テイトクが私たちを異性として見ないというのなら、見ざるを得ないようにすればいいだけデス。テイトクと私たちにそっくりの登場人物が、ねっとり愛を確かめる漫画を見れば!」

 

「はいっ! 流石の提督も榛名たちを意識せずにはいられない筈です! 恥ずかしくてあんまり大丈夫じゃないですけど…榛名は大丈夫です、たぶん!」

 

「あ、それはそれとしてコチラ、献本としていただけませんか? 規制がかかったりすると厄介なので」

 

「あっ、ズルいデース! 秋雲、私にもくだサーイ!」

 

「は、榛名はもう少し激しいものでも大丈夫です!」

 

「それなら私は新婚ラブラブものが良いデース!」

 

「あ~……リクエストがあれば受け付けますけど……」

 

「「「ぜひお願いします!」」」

 

(恥ずかしがってリタイアした鈴谷さんが天使に見えてくるなぁ……)




~鎮守府裏日誌~

「提督と艦娘たちの薄い本(R指定)」

主な狙いとしては、艦娘たちを女性としては見ていても異性としては反応を示さない提督の意識改革を目的に、“見つかる”ことも狙って秋雲に依頼して作った同人誌だよ。秋雲としてもやってみたいとは思っていたから「え、ほんとにいいの?」と思いつつ承諾したのさ。実は、金剛・榛名・大和以外にもリクエストしている娘はいて……鈴谷だけは恥ずかしさのあまり辞退したらしいけどね。
ちなみに、それはそれとして自分たちの願望と欲望を思いっきり詰め込んだシチュエーションで描かれているから、それぞれ自分の本を手元に置いているぞ。当然ながら、NTRはご法度だ! ついでに、そのおかげで秋雲は彼女たちの趣味嗜好とかフェチとかを把握しているのさ…だからどうしたって話だけど。
そして、提督が没収した後も密かに執筆と流通が行われているとか……東洋では「知らぬが仏」って言うんだよね、こういうの。

ちなみに後年、別の提督とその艦娘たちを対象とした百合シリーズも刊行されるぞ。

ネタバレ上等の設定集、いる?

  • いる
  • いらない
  • そんなことより続きはよっ
  • 全部晒してしまえwww
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