〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~   作:やみなべ

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キャスト:大和、金剛、榛名、ビスマルク、アイオワ


「両艦隊合同会議」

「第一回! “ W提督対策(やけぼっくいに火をつけてたまるか)”会議デ――――ッス!!」

 

「「「わぁ~!」」」

 

“パチパチパチ!”

 

「ユー達、テイトクともっと親密になりたいカー!」

 

「「「おーっ!」」」

 

「誰かとくっつくのを指をくわえて見てなんて、いられないカー!」

 

「「「おーっ!」」」

 

「あわよくば、テイトクとニャンニャンしちゃったりしたいカー!」

 

「「「お、おーっ!」」」

 

「OK! みんなのバーニングラブ、確かに聞かせてもらったネ。それじゃ、ここからは大和に任せるデース」

 

「はい。それでは本会議の議事進行は、僭越ながら私“大和”が務めさせていただきます。

 みなさん、立場の違いはあれども志は同じ。いずれ雌雄を決するであろう間柄の方も多くいますが、今は目下最大の脅威を前に団結せねばならない時。その認識もまた、全員が共有するものでしょう」

 

「「「……」」」

 

「改めて確認するまでもないこととは思いますが、本会議の目的は“司令と副司令の仲を裂く”こと……ではありません。お二人の絆、信頼関係が強固なことは既に周知のことでしょう。確かに、その絆を壊してしまうのが私たちの願いを成就するにあたっては最短且つ確実な方法です。

 ですが! 裏を返せば、万が一にもそれが為されればお二人の心に深い傷を残すであろうことは自明! 私たちは確かに、提督(マスター)とのより踏み込んだ関係性を望んでいます。しかし、それで大切な人を傷つけてしまうなど本末転倒! 提督(マスター)の涙の先に、私たちの望む未来はない。違いますか?」

 

「Of course! ヤマトの言う通りよ。私たちはAdmiral“と”Happyになりたいのであって、Admiral“で”Happyになりたいわけじゃないもの」

 

「その通りよ! 私が幸せ、Admiralも幸せ。そんな“win-win”の関係こそが、私たちの目指すゴール。二人の仲を壊すなんていう姑息な手段、このビスマルクがとるには相応しくない作戦ね!」

 

「ですので、お二人の仲を壊すような作戦は断固として取らない方針であることを、まずは皆で共有したいと思います。異論のある方は挙手…いえ、即時退出を求めます」

 

「「「……」」」

 

「わかりました。それでは、早速現状確認に移ります。第一艦隊・第二艦隊、双方よりお二人の現在の関係性について報告を」

 

 ・

 ・

 ・

 

「……わかってはいたけど、やっぱりあの二人の仲はベリー近いデース」

 

「“阿吽の呼吸”とでも言えばいいのか……お互いに次に何をしようとしているのか、何を必要としているのか。そういったものを言葉にしなくても理解し合っていますね。私や電でもそうはいかないのに……」

 

「Hmm……思っていた以上にキョーテキね」

 

「でも、一つ朗報があるわ」

 

「What? そんなものあったかしら……」

 

「ふっ、あなたもまだまだね、アイオワ。もっとよくAdmiralのことを見ていればわかるはずよ。私のように!」

 

「マウント取ってくるのがちょっと頭に来るけど……いいわ。Meにも教えてちょうだい」

 

「Admiralが毎日すごく嬉しそうなのよ! 第一艦隊の方に行く時は明らかにウキウキしてるし、身嗜みのチェックもソワソワして……とっても可愛いじゃない! 私、私はもう……(*´Д`)ハァハァ」

 

「Oh my got……確かにその通りだわ!? やるわね、ビスマルク。Youのそういうところ正直引くけど、ちょっとだけRespectしちゃうわ!」

 

「いえ、その…それはむしろ悪いニュースなのでは?」

 

「……ワタシ、自分のことちょっとアレかなって思う時がありましたけど、彼女たちに比べれば全然かわいいものだったと思いマス。第二艦隊、ちょっとガチすぎデース」

 

「……何言ってるの。愛の前では性別なんて些細な問題でしょう」

 

「うんうん! というか司令はどうなの?」

 

「「「え?」」」

 

「Meから見てもあなたたちはとってもPrettyよ。外見はもちろん、健気で、献身的で…そんな娘たちに囲まれて、誰ともそんな関係にならないなんて……女性に興味がないんじゃない?」

 

「「「っ!?」」」

 

「そ、それは……」

 

「実をいえば、私たちの間でも一度ならずそんな疑惑が出たことがあって……」

 

「これといった確証もありませんでしたから、多分気のせいだと……」

 

「あなた達の古巣って、そもそも司令以外に人間いなかったのよね」

 

「Oh……それじゃLGBTじゃないとも言い切れないじゃない」

 

「「「うっ!?」」」

 

「あ、あの……」

 

「榛名? どうかしましたカー?」

 

「じ、実は、先日副司令と少しお話をしたことがあったのですが……その時に、昔提督は“バレンタインに男性にチョコを送って一緒にホテルに行ったことがある”とお聞きしました」

 

「どういう会話の流れでそんな話に? いえ、というか……それってもう確実なんじゃない?」

 

「確か……JapanのValentineは女性に男性がChocolateを送るのよね? え、それってつまりそういうことじゃないの?」

 

「は、榛名は…榛名は、大丈夫じゃないかもしれません」

 

「Noooooooooo!! 早合点はダメヨ、榛名! だってテイトク、ワタシたちにも普通にチョコくれたネ!」

 

「はっ! そ、そういえば……」

 

「確か、海外では“男性から女性に愛を伝える”のが主流だとか。おそらく、提督(マスター)は日本と海外の両方の文化に触れているからこそ、男女にはあまり拘らずに“日頃の感謝”くらいの感覚で渡したのでしょう! そうに違いありません!」

 

(力説しているあたり、本人たちの不安が垣間見れるわね)

 

(シッ! それは流石に可哀想だから黙っていなさい、アイオワ)




~鎮守府裏日誌~

提督の名誉のために言っておくけど、別に“チョメチョメ”なことは何もなかったよ。
そもそも提督ノンケだし、男性にチョコを贈るのも“日頃の感謝”くらいの感覚だしね。カルデアでは本来“男性から女性に”が主流だったのと、“誕生日”みたいなわかりやすい記念日がわからないサーヴァントも多かった。だから、バレンタインっていうイベントに合わせて男性サーヴァントや職員には日頃の感謝を込めたチョコレートを、女性サーヴァントや職員にはホワイトデーに贈り物をするようになったのさ。
だから、別にホテルに言ってバラの花を咲かせたりなんてこともなかったんだ、ホントだよ。

ネタバレ上等の設定集、いる?

  • いる
  • いらない
  • そんなことより続きはよっ
  • 全部晒してしまえwww
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