〈艦これ×FGO〉神機残響海戦 七大洋 ~天地人の狭間~ 作:やみなべ
「むむっ、あれは雲龍。まぁたあんなところでボーッとしちゃって……出撃前なんだけど、ちゃんと食べてるのかな?」
“はむはむ……”
「……あれ? 珍しい、何か食べてる。そういえばなんかいい匂いするし、ようやく粗食主義も返上かな。
うんうん、やっぱり空母たるものしっかり食べないとね」
「? あら、蒼龍さん?」
「やっほー♪ 飛龍に言われた通り、ちゃんと食べてるようで感心感心。この調子で赤城さんを見習って…あ、やっぱなしで。こっちでまで菜園を食べ尽くされたら涼月が泣くわ」
(
「でも、お姉ちゃんは嬉しいよ……(ホロリ)」
「蒼龍さんは姉というわけでは……」
「雲龍たちは改飛龍型でしょ? つまり、飛龍の妹みたいなもの。なら、私にとっても妹同然!!」
「? なにかしら、その超理論。それに、それをいうならどちらかといえば母と叔母……」
「ん?」
「いえ、なんでもないわ」
「よろしい、それ以上言ったら戦争だよ。ところで、何食べてるの?」
「食べます?」
「なにこれ、鶏手羽?」
「カエルの脚の七輪焼きよ。あ、火鉢だったかしら?」
“ゲコゲコ”
「はへ?」
「いっぱいあるから遠慮なくどうぞ。でも、天城と葛城の分は残しておいてほしいわ」
「やだやだやだぁっ!? なんでそんなの食べてるの!」
「提督が教えてくれたわ」
「またあの人か!? 人の妹になんてもの薦めるの、ちょっと文句言ってくる!」
“はむはむ……”
「……行っちゃったわ。美味しいのに……ああでも、塩だけじゃなく胡椒まで、こんな贅沢していいのかしら?」
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“バンッ!”
「提督! 雲龍になんてもの食べさせてるんですか!!」
「わっ、ビックリした!? え、なに? なんのこと?」
「だから、雲龍のことですってば! なんでよりにもよってカエル何ですか!」
「カエル……ああ! いや、雲龍ってばいくら言っても“みんなと妹たちに食べさせてあげて”って遠慮するからさ。だったら、遠慮しなくてもいい食材で慣らしていったらどうかと思って」
「言わんとすることはわかりますけど、なんでカエル……」
「え、普通に美味しくない? 鶏肉みたいなもんだし、調理に特別な技術もいらないし、島でも普通に捕れたから丁度良かったんだけど……」
(そうだった。この人、脚のあるものなら車以外何でも食べちゃう系の人だった……)
「まぁまぁ…あ、そうだ。アークからパイのお裾分け貰ったんだけど食べる? 作り過ぎちゃったんだって」
「アークロイヤルが?」
「うん、これ」
「どれどれ?」
“魚の頭が天を仰ぎ見る名状し難きパイ”
「目が合ったぁ!?」
「ちょっ、蒼龍!? 勢い余って九九艦爆が零れ……!」
「もぉヤダァ~……」
~鎮守府裏日誌~
硫黄島鎮守府時代、補給面の不安定さもあって雲龍たちは食事についてかなり遠慮してしまっていたんだ。でも、提督としてはちゃんと食べさせてあげたいし、食べてほしい。そこで、あんまり遠慮せずに食べられるものはないかと考えた結果……明後日の方向に行ってしまったわけさ。う~ん、この方向音痴っぷり…彼も知らず知らずのうちに円卓に毒されていたということかなぁ? これにはアルトリアもガックリwww
でも、繁殖力が高くて放っておいても勝手に増えるカエルは中々悪くない食材だったのも確かだ。鶏肉みたいな味と食感だから、シンプルな味付けでも普通に美味しく食べられるしね。
まぁ、雲龍はここにレモンをかけるかどうかで悩んでいるようだけど。
ネタバレ上等の設定集、いる?
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いる
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いらない
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そんなことより続きはよっ
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全部晒してしまえwww