シスコンな双子の兄が姉になりたい妹のために弟になった話   作:名も無き二次創作家

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本編の前に大事なお知らせです。
タグ整理しました。
書き始めたの凄く昔で、最近復活させた作品なので、当時なにを考えてあんな適当にタグ付けしたのかは私にも分かりませんが、ガールズラブとかいうでかいタグも引っぺがしました。
百合描写があると信じてここまで付き合って下さった方がいたとしたらまことに申し訳ないですが、たぶんシャロちゃんの登場を予期して付けていただけだと思います。
思ったよりも出番ないし、そもそも片思いだし本筋に関係ないので削除しました。
よろしくお願いします。


姉で欲情するわけにはいかないのでリセットです

「すまん、遅くなった! ……て、どうした?」

「リゼさん!」

 

双子達の下宿先である香風(かふう)家。

その香風家が開いている「夜はバーで昼は喫茶店」という変わったお店『ラビットハウス』。

その喫茶店には、アルバイト的にも学年的にも双子先輩の女の子が1人いた。

それこそが今、学校のお嬢様達に引っ張りダコのため下校するのに時間がかかり、大慌てでやってきたツインテールの少女だ。

彼女が何に驚いたかというと——

 

「あの2人、何があったんだ? いつも心配になるくらい仲が良いのに」

「それが……」

 

そう、保登姉弟の雰囲気が見るからに悪いのだ。

具体的には弟が露骨に沈んでおり、姉が「お姉ちゃんに相談してごらん!」と頼られようとしている。

だが恐らく少年は“姉相手だからこそ”相談できないのだろう。

「何でも無い」の一点張りで、それに姉が「は、反抗期……!?」とショックを受け、姉を悲しませてしまっていることに弟がショックを受けて、と。

そういう負のスパイラルの結果、現在に至る。

 

「と、いうわけです」

「なるほど……。まあ家族だからこそ言えないことっていうのもあるよなあ」

 

そうリゼが漏らしたとき。

先程まで暗いオーラを漂わせて死にそうな顔をしていたジュンが、彼女の眼前、いや足下にスライディングしてきた。

 

「リゼ先輩!!! もう僕にはリゼ先輩しかいません助けてくださいお願いします相談乗ってくれませんかッ!!」

「リゼちゃんに姉の座が取られた!!?」

「姉になる気は無いぞ!?」

 

 

 

◇◇

 

 

 

それから数日、学校もラビットハウスも休みの今日。

リゼの家こと天々座家にて。

 

「今日はありがとうございます」

「まあ、あそこまで縋り付かれたらな……。私でどのくらい力になれるかはわからないけど相談くらいなら受けてやるよ」

 

その言葉に深々と頭を下げ、床に頭を擦りつけるジュン。

 

「だからそんな、土下座とかしなくていいから……」

「いえ、これは頼み事を聞いてくれた事に対するソレではなく、今からする“頼み事”に対しての土下座です」

「え、そんな重い話なのか?」

 

自室のソファに座りながら唖然とするリゼ。

てっきり「ココアとケンカしてしまった」程度の話だと思っていたのだ。

 

「いえ、その。そんなこともあるけどないといいますか……。お部屋を一室貸して頂きたくてですね?」

「部屋か。それで?」

「それだけです」

「は?」

 

それだけか? が3割。

どうして? が7割。

部屋を貸す。

ジュンもこうして来るまで知らなかったが、リゼの親は金持ちで、この家も“お屋敷”と言って良いレベル。

部屋も沢山余っている。

だから別に彼女的に部屋を貸すのは構わない。

だが、急にどうしたという話だ。

部屋を貸すことと、仲が良い双子の姉と雰囲気が悪いこと。

この二つがどうにも繋がらない。

まさかココアと別居(?)を考えているのか? と彼女の思考が逸れていく。

リゼはたまに早合点をしてしまう時があるのだ。

 

「それは構わないが、理由を説明しろ」

「その、引きませんか? それに年頃の女性にするのは憚られる話なんですけど」

「そこまで言われると逆に気になる」

「……まあ、分かりました。お願いする立場な僕は先輩に詳細を説明する義務があります。ただ……」

「ただ?」

「かなり聞き苦しい内容になりますので、お覚悟を」

「お、おう」

 

いつの間にかジュンは顔を真っ赤にさせていた。

そのせいでリゼも余計分からなくなってきた。

 

一旦間が置かれる。

そして満を持して彼の口からその理由が語られる。

 

 

「実は最近、“()()()()”まして」

 

 

「???」

 

なにが溜まっているのだろか? と彼女は一瞬考える。

だが彼から追加の説明はなく、黙って俯き、赤面しながら僅かに振るえているのみ。

気まずいのか、視線も思いっきり明後日の方向に飛んでいる。

赤面。

恥ずかしいこと。

聞き苦しい。

年頃の女性にするのは憚られる話。

 

ボンッ! と沸騰した。

理解したのだ。

溜まっているというのは、つまり性欲の話だと。

 

「お、お、お、おまっ……なにを──!」

「すみませんすみませんほんっとスミマセン!でもこんなこと頼めるのリゼ先輩しかいないんです!」

 

溜まりに溜まりすぎて、最近ココアとの入浴を辞退しているくらいだ。

どうにも欲情してしまって、バストアップマッサージを無心で出来る状態ではないので仕方が無い。

本来ならこの歳で湯船を共にしないのは普通のことだが、彼にとっては一大事であった。

 

「そ、そんなの自室で……」

「鍵付いてません! 最中にチノが入ってきたら死んでしまいます!」

「じゃあ公園とかのトイレで……」

「公衆トイレでなんて勃つものも勃たないですよ!」

「贅沢だな! まあ分からなくもないが。で、でもせめてこういうことは同性に言うべきだろ……」

「同性の友達なんてクラスメイトしかいません! 実家遠いですから!」

「だからクラスメイトにしろよ」

「それは……そのですね……(僕これでも学校では優等生キャラで通ってるんですからそんなこと言えませんよ! と言いたいがそれは僕の我が儘かな。ここでリゼ先輩に「知らん!」て言われたらもう頼れる相手がいない。どう説明したら良いんだ……)」

 

「実の姉に欲情が止まらなくてシコりたいからお前の部屋貸してくれ」なんて色々な意味で問題がありすぎて、例え優等生キャラじゃ無くとも普通に言えないが。

そうして言い淀んでいる異性で年下の後輩。(顔は良い)

更には開き直ったのか大胆な告白(?)の連続と何故かピンクい雰囲気。。

その状況がリゼの思考をあらぬ方向に加速させる。

 

「(クラスの男子でもだめ。モジモジしている。上目遣い。……ま、まさか! わ、私に抜いて欲しい……とか!?)」

 

それならば同性の友人を差し置いて、バイト先が同じなだけで恋人でもない、出会って数ヶ月の異性の先輩に話を持ちかけた事に筋が通ってしまう。(彼女の中では)

ジュンとしてはそんな恐れ多いこと頼めないしそんな意図もない。

ただ言葉通り部屋を貸してくれさえすればよいのだ。

 

「(こいつが私を好き……なのはありえないだろう。真性のシスコンだし。つまりせ、せ、せ、せ、せ、セックスフレンドになりたいって事なのか!? 不純だろ! そんなの駄目だ! ……え、みんな以外とそういうのやっているんだろうか)」

 

本人はお嬢様学校に通っているものの、父親(軍人)に英才教育を受けて育ったため世間一般からズレている自覚のある彼女は、「もしかしてこれが世間の普通? 自分が間違ってる?」と不安になることがある。

今回はそれが悪い方に働いた。

いや、これは大本(おおもと)の理由ではない。

根本でそもそも本人が「性に興味を持っている」が故に誘発された事態である。

つまりドスケベだ。

またの名をムッツリともいう。

 

「その、私でいいのか……?」

「(他に頼れる先も無いし)リゼ先輩がいいです」

「……ッ! そ、そうか」

 

赤面したまま視線を右往左往させる。

明らかに照れている。

 

「リゼ先輩?」

「わ、わかった! 私もその、興味が無いと言ったら嘘になるわけで……勘違いしないでくれ。別に誰でもいいというわけじゃないんだ。お前はある意味信頼できるしルックスも悪くないし清潔感もあるから及第点と言うだけで私が淫乱というわけではないぞ」

「……? ありがとうございます」

「お、お前がまあそこまで言うのなら私がぬ、ぬ、抜いてやってもいいぞ!!!」

 

は?

(何を突然……抜く? 抜くって性処理してくれる……てこと!? え、そんな話してた? 勘違いされてる? でもここで「勘違いです」と指摘してもリゼ先輩に恥をかかせてしまう。女性に恥をかかせるのは本意じゃ無い。それに彼女も意外と乗り気というか、決して嫌々という感じはなさそうだ。年頃なのはリゼ先輩も同じだし、もしかしてそういうことに興味があるのだろうか。だからそっち方面に発想が飛躍した可能性がある。)

い! 可哀想な後輩のためにもどうかお願いします……!

「しょ、しょうがないなあ」

 

あくまでも後輩のために仕方なく。

そういう“てい”で恥をかかせないようにするのが彼の選択だった。

赤くなった彼女の顔に「正直興味津々です」とわかりやすく書いてあるのも見ないフリをする。

「はい」が多少片言になってしまったのも、緊張が故ということにすれば不自然ではなかった。

 

 

 

◇◇

 

 

 

天々座邸、別室にて。

両手を背後で縛られて、目隠しをされている男がいた。

 

「こ、心の準備はいいか……!」

「ていうか、なんかそういうプレイみたいになってますね」

「うるさい!」

 

先ほどとは逆に少年がソファに座り、少女が床に膝をついている。

性に興味はあるしジュンに対する信頼もあるけど、やっぱり少し怖くもあるリゼ。

彼女はジュンが快楽で暴走しないように自由を制限したのだが、それが逆にイケない雰囲気を出してしまっている。

 

「……あの、僕恥ずかしくなってきました」

「ええい、こういうのは思い切りが肝心なんだ! 怯むな、いくぞ!」

「ちょ、いきなり!?」

 

リゼが眼前にある男物のズボンに手をかけ、無理矢理ズリ下げた。

本来座っている人間のズボンは下げにくいのだが、彼女は英才教育により通常の女子高生よりもパワーがある。

あっという間にズボンもパンツも下ろされてしまい、股間が露わにされてしまう。

 

「な……っ! なぜ既に勃っている!!? うわ臭いが──」

「しょうが無いじゃ無いですか! リゼ先輩みたいな綺麗で可愛くてスタイル抜群の年上女性にこんな……これで勃たなかったらそいつはホモかEDです!」

可愛い……。ま、まあいい。ところで、その、()()()()()いいんだ」

 

勢い込んで「抜いてやる」と宣言したものの、じゃあ具体的にどうすればいいかと訊かれると自信が無い。

彼女の知識では手で握って上下に摩るくらいなのだ。

しかし緊張で思考回路がバグっているのか、ジュンは少し違う風に捉えてしまった。

「お前の好みに合わせてやる」と。

ジュンも家族以外の女性にはあまり馴れていない。

平静を装っているが、実は極度の緊張状態にあった。

じゃあそもそも彼女にこんなこと頼むなという話だが、世の中には流れというものがあるのでしょうが無い。

 

「く、口で……! 口でしてくれると助かります!」

「口!? へ、変態か!!!」

「すみません!」

 

喰い気味で欲望をぶちまけてしまったジュン。

初心なリゼが今日一番の赤面で突っ込むが──

 

「こ、こうか?」

 

かぽり、と。

その小さなお口を精一杯開けて、棒状のナニかを咥え込む。

なにとは言わないがそれは独特の臭気を纏っており、粘膜である彼女の口内がそれを触覚刺激として感じ取った。

そのままなんとなく歯が当たらないようにした方が良いかな? と気を利かせながら唇が棒に触れるまで閉じた。

 

 

 

◇◇

 

 

 

「姉さん、今日からマッサージを全力でやるから期待しててね」

「調子はもう良いの?」

「諸々の問題が解決しました。リゼ先輩には感謝してもしたりません」

「むー」

 

姉として弟に頼られなかったココアが不満げに、しかし弟が元気になったことには喜んでいると、リゼがバイトに来た。

 

「今日は早めに着いたぞ」

 

HRがすぐに終わり、誰にも掴まらなかったためいつもより10分ほど早かった。

不意打ちで現れた彼女を見たジュンが挨拶をしようとし──

 

「……」

 

彼女の口に視線が吸い寄せられた。

それに気付いたリゼが真っ赤になり、ジュンを引っ捕らえて店の奥に連れ込む。

 

「い、いいか。あのことは2人だけの秘密だぞ。軍事機密の漏洩は銃殺刑だからな!……あとお前のその、ソレを抜いてやるだけで、私がお前に肌を許すことは絶対にないから妙な期待をするんじゃないぞ」

 

と言いながら自分自身を抱きしめる。

先ほどの視線で“性の対象として見られている”と自覚できただろう。

だが、その言い草が妙に色っぽくて──

この人押したらヤれそうだなとか、思ってはいけないことを思ってしまうジュン。

彼女は姉の友人でもあるし、殊更大切にしなければ。

と自分に言い聞かせて、早鐘を打つ心臓をなんとか無視する。

 

結局。

彼女の口に意識が吸い寄せられる現象が収ったのは()()()()()()の後だった。

 

 

 

 

 

ところで、姉として弟のことを側でずっと見てきたココア。

彼女が弟の変化に気付かないはずもない。

特にリゼの口元を見たときの妙に不埒な視線には、考えさせられるものがあった。

 

「……応援、した方がいいんだよね。お姉ちゃんだもん」

 

 

 

 

 

 




そうだよ(適当)

きららでツインテールであの髪色ならムッツリというイメージ
ここぞとばかりに独自解釈やオリジナル設定のタグが輝きだしたな……
R15タグも仕事してるぞ!
あとなんかノリで意味部かな感じになってしまったがシリアスは作者が嫌いなのでやりません
たぶんね

シャロちゃんがアップを始めたようです
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