幽波紋の奇妙な幻想 《Drifted Destiny》 作:右利き
私は紅魔郷はやったことがないので(永夜抄からプレイ)、色々調べてみたんですけど公式での登場も思ったより少ないですし、それによって二次創作での扱いというか、解釈だとかが色々あって「あー…どうやって物語に絡ませようかな…しゃべらせようかな…」とかなり悩みました。でも、それが東方の面白いところですよね。
今回はあまり出ないんですけど。
紅魔館での件から2日後、図書館と館の壁の片付けを手伝い、魔法店へ帰ってきたハイエロファントと魔理沙は今までと変わらぬように過ごし始めた。今朝の朝食は味噌汁とご飯。
「全くよー。私が散らかしたわけじゃないのに瓦礫の撤去とか……」
「いいじゃあないか。おかげで僕の片付ける分が減ったしね」
「それ私にメリットないだろっ」
「いただきます」と手を合わせてから熱い味噌汁に息を吹きかける。2回吹いた後、そーっと上唇をつけた。ジンジンと熱くなるが、そんなことが耐えられるほど赤味噌の効いた味噌汁がうまい。3分の1程度
「ん〜、美味いな。人里で一番有名な味噌はやっぱり美味い。いや、美味いから有名なのか?」
「後者じゃあないかな」
「……かもなー。ほい、ごちそうさま」
食べながら会話を交わしていたというのに、魔理沙のお椀に入った米はもう空だ。味噌汁もない。ハイエロファントは魔理沙から2つのお椀を受けると、台所でそれらを
「なーハイエロファント。良かったのか? そのまま別れちまってよ。久々に会えた仲間なんだろ?」
カウンターに頬杖をつきながら、背を見せるハイエロファントに問いかける。ハイエロファントは「ああ。」と答え、濡れているお椀から軽く水を払うと水切り籠に置いた。振り返ったハイエロファントの顔はいつも通り喜怒哀楽を読ませないかのように無機質なものだ。
「昨日、紅魔館で片付けをしていた時にこっちに来ないかと誘ったよ」
「ほーん。そう……ここに来いとね………いや、一応ここアタシん家だぜ?一言断れよなぁ〜〜っ。別にいいけど」
「その時は彼も来る気満々だったのだが、レミリア嬢にスカウトされたらしくてね。僕と伝書鳩のやり取りができることを条件に、あっちに住むことになったのだとか。」
「へぇ。やっぱ紅魔館って
「その時は……こちらから出向こう。頼りにしているよ。魔理沙」
「私はお前の
今までと同じような調子から、2人の1日は始まった。
今までと変わらぬ
なのかもしれない。
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時を同じくして真紅の館、紅魔館。
ここはいつもとは違う朝を迎えていた。復興作業。館中のメイドが掻き集められ、主たちの大暴れの後片付けをさせられている。カンカンだのキンキンだのとレンガを削ったり、釘を打ちつけたりする音が昨日から続いている。
こんな耳障りなものからは誰だって逃げたくなるものだ。例えば、図書館のような静かな場所に。しかし、その肝心な図書館も今は騒音でいっぱいとなっている。何故なら、この場所こそがその激戦の中心地であったからだ。本棚は抉られ、中に入っていたあらゆる本も散らかり、破れ、穴を空けられている。
館中が大忙しでうるさい中、1ヶ所だけ
「すー……すー……」
「……モウ朝……イヤ、朝ダカラコソ起キナイノカ……」
吸血鬼、フランドール・スカーレットの私部屋。中央奥には大きなベッドがあり、彼女はそこで寝ている。床には大小様々な人形が転がっているが、その中で一際大きなものが。黒いフードにギラつく目、鋭い角を生やし、その額には大きなハートマーク。彼は人形ではなくスタンド。その名はクリーム。
戦いの発端は彼にあり、彼の体に居着いた本体の魂が暴走したことによるものだった。彼の口から繋がる暗黒空間に入れた物、その全てを粉微塵にするという能力を振るい、館の主やクルセイダースのスタンドと激戦を繰り広げたのだ。
しかし、そんな彼も本体からの呪縛から解き放たれ、今はフランドールの友人として館に住み着いている。ベッドに縮こまるフランドールを見つめる彼。とそこで、
「……シカシ、随分ト散ラカッテイルナ……」
床に散乱する人形たちは異様な状態で放置されている。腕や脚といったパーツがもげていたり、顔部分から綿が飛び出ていたり、内側から弾けたかのように原型を留めていないものがあったり。
そして、人形がこのような状態なのは遊びの中での"彼女の癖"であり、本人ですら気付いていない隠れた"牙"を表していた。
クリームはまだ原型の残っている人形を一つ一つ拾い上げ、抱えながら壁に掛かった棚に置き戻す。
クマの人形、ウサギの人形、ドレスを着た女の子の……とにかく様々な種類の人形をヒョイ、ポフ……と手際良く置いていく。そのスピード、リズムはさながら流れ作業である。
(……コレハ下半身ダケノ……モウ使イモノニナラナイナ……)
クリームが手にしたのはピンク色の生地をした、上半身が消滅して綿が爆発したように露出しているぬいぐるみ。しかし、このぬいぐるみ、何か変である。飛び出ている綿が真っ赤なのだ。しかも湿っているように感じる。
ぬいぐるみの不審さを感じたクリームは持つ手を変えてみた。すると、先程ぬいぐるみが掴まれていたその右半身の部位が赤く染められているではないか。
(コノ
クリームはゆっくりと最初にぬいぐるみを持っていた左手を上に向かせ、おもむろに手の平を開けると…
「! 何ダトッ!?」
バックリと割れていた。左手は血液を滝のように流しながら力が抜けていくのを感じる。
切り口は鋭利な刃物で切り裂いたような形をしていた。しかし、クリームはついさっき刃物に触っていた覚えがない。まさかフランドール?いや、まだ熟睡している。消えた脚の回復に体力を使って2日間寝たままでいる。
クリームは部屋の中を警戒する。もし、自身の敵ならば未だ目覚めないフランドールを守り続ける必要があるが、侵入者の気配はない。
「ドコカデ切ッタトハ考エニクイ……何者カノ仕業ト考エルベキカ……」
タッ タッ タッ タッ タッ ……
「!」
突如、室内に小さな
もしや小人か?
そうクリームは考える。妖怪、吸血鬼、魔女が住む幻想郷だ。小人がいたとしても何らおかしくはない。クリームは自身の背後や人形を置いた棚などを隅々見るが侵入者の痕跡は見当たらなかった。
足音が聴こえてからの間に「まさか」と思ったクリームがフランドールの寝ているベッドを振り返ると、彼女の首元にキラリと光る何かがクリームの瞳に映った。
「……!」
しかし、ここからが早い。流石クルセイダースを2人葬った者のスタンドと言うべきか。瞳に映ると同時にクリームの右腕は動き始めており、謎の発光体を捕らえたのだ。たしかに掴んだ。手を広げてみると、中にあったのは鋭く尖ったビンの破片。血液が少量付着しており、クリームはすぐにそれが自分のものだと理解し、警戒を強めた。
何者かは分からないが、フランドールの命を狙う"敵"。
確実に追い詰めて倒す。確実に。
「ヘイ! メ〜〜ン! お前、そのガキのお守りか何かか〜〜?」
クリームは後ろから掛けられた声に反応して振り返る。しかし、その足下には何もいない。正面にも人形が数体置かれた棚があるだけだ。
それもそのはず。声の主は、人形ッ!
棚の真ん中に座るクマの人形の顔面がメキメキと音を立てて変形し始めたのだ。目はギョロリと動き、口から何本もの牙が歪に伸び、手の爪が鋭く生えそろう。
「コイツハ……」
「お前! 俺と同じくスタンドだなぁぁ〜? 俺は「悪魔のカード」の暗示をもつ! エボニーデビルだッ!」
可愛らしい姿からおぞましい風貌へと変わってしまったクマから、元の姿にも今の姿にも似合わないねっとりとした男の声が発せられた。不気味な眼差しをクリームに送るが、本人には全く反応されない。
「エボニーデビル……聞イタコトモナイナ。私ノ本体ナラ知ッテイタカモシレナイガ……」
「何だとぉ? お前は本体の記憶を持ってないのか?」
エボニーデビルは意外そうな、少し残念そうな音をあげる。それは口がへの字に曲がった表情からも落胆していることが分かった。
「私ニ何カ用ガアッタノカ?」
「……
ポルナレフ。それは相対するクリームとその本体ヴァニラ・アイスを葬った者。と同時に、このエボニーデビルとその本体である通称"呪いのデーボ"を倒した男でもあるのだ。エボニーデビルはその人間を探している。生前に受けた屈辱と、
ポルナレフに殺された、という点で共通点のある2名だがクリームは記憶を失っており、生前のことは何も分からないままでいる。そしてデーボという男だが、彼は当時の裏社会で有名な殺し屋であり、そちら側に繋がりのある者ならば誰だって彼のことを知っているのだ。そのため、出てくる答えは……
「イヤ、何モ知ラナイナ」
言葉が放たれてから、無言の時間が過ぎていく。どちらも無表情のままだ。数十秒間見つめ合った後、先に口を開いたのはエボニーデビルだった。
「へっ、そうかそうかぁ。それじゃあ、お前にもう用はねぇ…………そこをどきな」
ドスのきいた声で言い、凶器になった右手を振り上げた。クリームは臆すること無く臨戦状態へ移行し、質問を投げかける。
「……何ノタメニフランドールを殺ス? オ前ト何ノ関係ガアルノダ?」
クリームの質問に反応して、エボニーデビルの右頬辺りからギリッと硬い物が互いに削り合うような音が聴こえた。
「……そのガキはなぁ! 俺の
なるほど。つまり、フランドールの1人遊びに不幸にも巻き込まれていたのか。話を聞く限り、それはクリームがやって来る以前のことなのだろう。
そして、そう言い放ったエボニーデビルはクリームへ飛びかかる。素早く引き抜いた左手と共に、両方の爪でクリームの顔面を抉ろうとする。が、記憶が無くともクリームは十分強力なスタンド。体重を乗せた平手でエボニーデビルの体を打ち、そのままの勢いで鷲掴みにする。
「う ぐげぇええああぁーーッ! 離せやこのボゲェェーーーッ!」
「大シタパワーモナイ。
グ シ ャ ア
握り潰す。人形の頭部が圧力に負けてふっ飛び、腕と足がボロボロと綿を散らして崩れ落ちた。しかし、何か妙な感覚だった。今のはまるで"抜け殻"のような……
怪訝に思って顔を上げると、剣をもつ戦士を模した民族人形のような像が宙に浮いていた。
「これが俺の
エボニーデビルは高笑いしながら次の人形へと乗り移り、クリームへ襲いかかるが、またもや軽くいなされる。「アギーッ」と奇声を発しながら次々と憑依し、壊され、また取り憑き、破壊される。
10回は人形を破壊しただろう時、エボニーデビルの姿は消えた。人形も襲って来ない。もう五体満足の人形も残っていないからか?クリームはフランドールを振り返り、異常がないか確かめる。良かった。特に何の変わりもなかった。
すると、自身の後ろからギイィィと金属類が軋むような音が聴こえた。反応して視線をそちらへ向けた時にはもう遅い。ガチャンと閉まった扉の奥から、エボニーデビルの高笑いが木霊する。
「ぶはははははは!! ほ〜ら追ってきてみろッ、ウスノロスタンドがァァーー! もっともッ! 追いつけたとして、お前は殺されるだけだがな〜〜〜ッ! お前を殺してからそこのガキを始末してやるぜェェェーーーーっ!! ぶばはははははは!」
「………………」
タッタッと聴こえる足音が次第に消えていった時、クリームもまた、
ガ オ ン
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フランドールの部屋から飛び出したエボニーデビルはホラー映画に出てきそうなほど不気味に歪んだフランス人形に憑依していた。スカートをたくし上げ、特徴的な笑い声を弾ませながら走るその姿は「奇妙」以外にふさわしい言葉が見つからない。
そんな彼も長い通路を走り抜け、復興作業中の図書館に出てきた。ズタボロになった図書館の中で、多くの妖精のメイドやコウモリのような翼を生やした女性たちが忙しく動いている。エボニーデビルは1人の妖精メイドに目をつけ、ゆっくりと背後から近づいてその赤く鋭い爪を振りかざした。
「アギッ アギッ アギィィーーーッ!」
「え……キャアアアーーーッ……ァ……」
ガ オ ン !
雑に修理されたフランドールの部屋の扉から、図書館の壁に一本の丸い通路を繋げてクリームが到着する。図書館の宙に
既に図書館を出たのか?そう思いながらクリームは床に着地する。全身を露わにして3m近くの巨人が小さい使用人たちの間を縫っていく。彼女らからしたら、何の紹介もないまま紅魔館に住みだした"得体の知れない不気味なやつ"である。
クリームは周りの者一人一人に注意を向けてエボニーデビルを探す。相手は人形。小さいからといって油断できない。誰かの背中に張り付いているかもしれないし、見えづらい足下から攻撃してくるかもしれない……
ド ン !
「……!」
「あっ……ごめんなさい……」
小さい金髪の妖精メイドがクリームの膝にぶつかった。急いでいたようで、謝罪は残すが顔を向けずにそそくさと去っていく。
だが、ぶつかられた彼の膝には!
ブ シ ュ ア ア ア ァ ァ
「ッ! ……何ダトッ!?」
修復作業に使用するツルハシが刺さっていた!大きく抉れた膝からは噴水の如く血が噴き出している。その様子を見ていた周りの使用人たちは皆「ひィィィ」「キャアアァァァ」など悲鳴を上げに上げる。
クリームは去っていく妖精メイドの頭を素早く掴みとると、己の方へ顔を向けさせた。
「……イヤ、コイツハタダノメイド……一体イツ攻撃サレタ!?」
いきなり頭部を掴まれたメイドも「ヒイィィ」と怯え、クリームに離してもらうと逃げていった。間違いなく、この人の群れの中にやつはいる。隠れているのだ。
そんなうごめく人の流れの中に、ギラリと光るノコギリを右手にもつ妖精メイドを見つけた。心なしか彼女を見つけた時、その顔の口がニヤリとつり上がったように思ったクリームはすぐさま追跡を開始する。
「待テ貴様! 始末シテヤルッ!」
クリームが走り出したことに気付いたメイドは180°方向転換し、クリームから距離を取ろうと動き出した。クリームは使用人たちを押しのけながら突き進む。もちろん、彼女らはその巨大な処刑人に次々とふっ飛ばされていった。メイドよりも遥かにスピードに乗っていたクリームは20秒もかけずにメイドに追いつき、再び頭を掴もうと手を伸ばした、その時……!
ズ バ ウ ウ ッ
「ナ、何ィィーーーッ!?」
クリームの右手の半分より先端が一瞬で切り落とされたのだ。メイドの持つノコギリに血液が付着していることより、凶器はこれで間違いない。しかし、ノコギリとは本来
この事実が表すこと、それは!
(コノメイド、パワートスピードガ私ヨリモ上ッ!)
そしてもう一つ、
「
「俺がエボニーデビルだぁぁーーッ! 恨めば恨むほど強くなるッ! アギッアギッアギーーーッ!!」
エボニーデビルは妖精メイドになりすましていた!正体を暴露すると同時にエボニーデビルの顔面はぐりんと180°回ってクリームへ向き直り、ノコギリによる第二撃目を放つ。が、クリームはそのたくましい左腕でガードする。今度は真っ二つとはいかず、腕の半分にも切り口は広がっていなかった。
「……ソウカ。恨メバ恨ムホド……ナラバ私モ全力デ叩キ潰スシカナイナ…!」
「待っていた」と言わんばかりに
「
ドゴ ドゴ ドゴ ドゴ ボゴ ドゴ ドゴ ボゴ ドゴ ドゴ ドゴ ドゴ ドゴ ボゴ ドゴ ドゴ ドゴ ボゴ ドゴ ドゴ ドゴ ドゴ ドゴ ドゴ ドゴ ドゴ ボゴ ドゴ ドゴ
バ ギ ャ ア ア
鋭く重いラッシュがエボニーデビルに叩き込まれ、フランス人形はバラバラに砕け散る。既に人が少ない場所にいたため、その影響を受けて負傷する者はいなかった。
確実に当ててやったが、また途中で憑依を解いており無傷の状態で宙へ現れる。ピンピンしているようだ。その像は変わってはいないが、溢れ出る怨念のオーラがエボニーデビルをさらに
「ま〜た体を壊しやがったな〜〜!! だが、俺の恨みは既に限界を迎えているんだぜ〜ッ!」
「モウ隠レラレル場所ハナイ。貴様ノ恨ミナド知ッタコトデハナイガ、大人シク殺サレルコトヲ勧メヨウ」
「アギーッ! アギッ! アギーーーッ!!」
本当に観念したのか、とち狂ったのか。それとも、クリームを殺せると思っている圧倒的な自信からか、エボニーデビルは奇声を上げて手に持つ剣を振り上げてクリームを斬りつけた!
ド メ シ ャ ア !
「ぐぎいいぃーーッ!!?」
が、そんな単純な攻撃、クリームには通用しない。記憶は無くとも戦闘技術は体が覚えている。剣を避けたクリームは左手の掌底を勢いよくエボニーデビルの腹部へと当てて怯ませた。激昂したエボニーデビルは今度はクリームの胴体を剣で薙ぎ払おうとするも、巨体から繰り出される拳のパワーには鉄の凶器ですら耐えられず、陶器を硬い地面に落としたようにガチャン!と音を立てて砕かれた。
「ひ、ひィィィーーーッ!」
思わず
「や、やめろ! もうあのガキは狙わねーって! どこかで細々とやっていくからよーーっ。二度も死ぬなんて嫌だぁーーッ!」
「フン。オ前ノ性格カラシテ、本体ノモノモ褒メラレタ性格デハナイノダロウナ。ダガ、殺シ屋トイウノハ紛レモナイ事実ナノハ分カッタ。私ヲ何度モ追イ詰メルトハ……ココデ始末スルノガイイダロウ」
「やめてくれーーッ!」
「始末スルトイウコトハ、逆ニ始末サレル覚悟ヲ持ッテイルトイウコトデハナイノカ?何ノ覚悟モ持タナイ者ガ、殺シナンゾスルモノジャアナイ。サテ、
粉微塵ニナレ。」
「あばぎゃあああーーーッ!!」
ガ オ ン
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「ふわ〜〜あ……んー……おはよう、クリーム」
「アア。オハヨウ。フランドール」
時刻は午後4時。黒褐色の悪魔との戦いから6時間経過しており、ようやくフランドールが目を覚ます。室内であれだけうるさくしていたのに、全く目覚めなかったフランドールの眠りはかなり深かったのだろう。精神的にも身体的にも、先の戦いでそれなりに疲れていたのだ。
「あれ? 何でドアに穴が空いてるの?」
昨日木の板を貼り付けるだけ、という雑な修復をしたドアに再び風穴が空けられているのを指摘する。
「……寝相ガ悪イノダ。後デ修理シテオコウ」
「そうなんだ。頑張ってね〜〜」
フランドールはヒラヒラとクリームに手を振ると、ご飯を
エボニーデビルとの戦闘後、どの使用人が言ったのかは分からないが、パチュリーの耳に苦情が入っていた。「先日住み始めたクリームとかいう化け物が暴れている」と。戦い終わり、少々疲れてしまったクリームの元にパチュリーがやってきて説教をしたのだが、彼女はその後にマジシャンズレッドとレミリアに「クリームも気が触れているのではないか」とさらに苦情を入れていた。
そして、そのまま当人たちの耳に届くことなくクリームはフランドールの遊び相手かつ、お守りを。マジシャンズレッドはクリームの制御係かつ教育係に任命されたわけだが、これはまた別の話である。
クリームの生活、というより「前話までのまとめ」という感じになりましたね…
クリームのルックスは結構好きなので個人的に今回の話は気に入っています。
今までスタンド問題にばかり物語が進んでいましたが、次からようやく東方寄りの話が出てきます。何というか…やっと異変を引き起こせますね。
お楽しみに!
to be continued⇒
※アンケートの件ですが、ダニエル・J・ダービーのことをD'・J・ダービーと表していますが、Dに'が付くのは「ダービー」の方でした。申し訳ありません。
あくまで参考までに、ということで。
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東方をよく知っている
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ジョジョをよく知っている
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東方もジョジョもよく知っている
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どちらもよく知らない