記憶再現を行使しまくったあの日から数日後、咲人は湖畔の町ウルに来ていた。旅の疲れを癒しつつ、ウル近郊の農地の調査と改善案を練る作業に取り掛かるためらしい。
咲人とキリアには関係の無い話で、2人は咲人の研究が一段落していた為、水妖精の宿というウルの高級宿で話をしていた。傍から見たらイチャついているようにも見えるのだが、本人たちはそんなつもりは一切ない。
「疲れましたよ。魔法の行使が以前より楽になりましたがその分調子に乗って使い過ぎてしまいました……」
「異空間内では私も止めようがありませんからね……無理しないでくださいよ?」
「わかっています……」
本当に傍から見たら夫婦のような話をしていて、とても護衛対象と護衛には見えないが、(護衛対象にしてはキリアより強いが)事実護衛されている人間と護衛をしている人間の会話なのである。
横から咲人たちの会話を日本の飯っぽいニルシッシルを食べながら見ている愛子や王宮から着いてきた愛ちゃん護衛隊を名乗る生徒達、あと聖教教会から派遣された騎士たちも呆れながらみている。
キリア自身も咲人には護衛対象以上の想いを抱いており、咲人も異世界に来てから初めてハジメと同等に大切に思っている。
まぁそうでなければレイドライザーとファイティングジャッカルブログライズキーを与えるわけがないのだが。
横で愛子達が水妖精の宿のオーナーフォス・セルオから香辛料が無くなり、明日からニルニッシルなどが無くなることを伝えて大騒ぎをしていたり、金ランクの冒険者が来ることを伝え、護衛騎士たちが誰なのかと思考しているのを全く気にせず紅茶を啜っている咲人とキリアだった。
「おや、噂をすれば。彼等ですよ。騎士様、彼等は明朝にはここを出るそうなので、もしお話になるのでしたら、今のうちがよろしいかと」
「そうか、わかった。しかし、随分と若い声だ。〝金〟に、こんな若い者がいたか?」
護衛騎士の1人、デビッドが若い声という。確かに2階から男の声と少女二人の声がして何やら少女の一人が男に文句を言っていた。
その声に咲人が反応した。
「キリアさん、車椅子を出してください」
「え、あ、はい。わかりました……」
珍しく興奮している咲人を困惑しながら見て、咲人の目が早く!となっているのが見えたのかすぐに男と少女2人の前に車椅子を押すキリア。
少女2人は誰?とじーっと咲人を見ているが男の方は違う。
「ゲッ!」
明らかに嫌そうに咲人を見る。
「ハッハッハ。ハジメ、私を見てゲッ!とは失礼ですね。ちゃんとアタッシュカリバーを贈った私に何故失礼な態度を取れるのですか……」
「ハジメ、知り合い?」
少女2人のうち、金髪ロリっ子が咲人を見ながら咲人にハジメと呼ばれた白髪に聞く。
「いやーそんなわけない。俺車椅子の男の知り合いなんていない……」
咲人から目を逸らして、そのまま通り過ぎようとすると、
「へ〜ハジメお前なんで私がこんなところにいるんだ?おかしいだろなんて思ってるんですか?」
「……お前なんでそれを……」
心の中を言い当てられたハジメが咲人に向かって聞こうとすると、
「
ここぞとばかりに煽りまくる咲人。今咲人は記憶再現を集中して使い、東方Projectの古明地さとりの心を読む程度の能力を魂魄魔法やその他の色んな魔法を使って再現してハジメの心の中を読んだのだ。……高度な魔法を無駄に使うなよ!?
ここぞとばかりに煽りまくる咲人を見る人、ハジメを見る人の心の中は3種類だ。
1つ目は愛子達の心の中だ。死んだはずのハジメに心底驚いているのと、あんなに煽ることあるのね〜なんて言う咲人に対しての驚きでひたすら驚いている。
2つ目は金髪ロリっ子と巨乳ウサミミ少女だ。あ、死んだな。この人。というふうに思っている。
3つ目はキリアだ。こんな咲人を見たのは初めてで新鮮だなーと思っている。
「…………咲人お前……よくも……俺をバカにしてくれたなァァ!!」
「沸点低ッ!?」
ハジメが自分のオリジナル拳銃ドンナーを咲人に向け電磁加速を開始する。対人には纏雷を使うことなんてまず必要ないのだが。
「
小声で記憶再現で魔法科高校の劣等生の司波達也の雲散霧消を再現して発動を待機する。
そしてドンナーから弾丸が放たれる。非致死性のゴム弾だが死なないが、結構な威力なのだが……
「発動」
雲散霧消が発動され、着弾前に弾丸を消し去った。
その事実にハジメの顔が驚愕に包まれる。ゴム弾が跡形もなく消し去られたからだ。そしてそのままハジメは苦痛を味わうことになった。
「
1発の風弾がハジメの腕と足にぶち当たる。
「頭冷えましたか?」
「……悪かった」
「……レイドライザーとアタッシュカリバーの使い心地はどうだった?」
「あれのお陰で失明と隻腕になることにはならなかった。感謝している。わざわざ奈落まで運んでくれてありがとな。感謝しているよ。咲人。…………煽った件に関してはムカついてるが」
確かに原作のハジメとは違って白髪赤目ではあるが、アーティファクトの義手と眼帯がない。
感謝していると伝えたハジメの目は本当に嬉しそうにしていた。
「……そうか。じゃあな。私は紅茶を飲み切ったから部屋に戻る。後でお前に渡したい物があるから後で渡しておくよ。後で私の部屋に来てくれ」
そう言い残して咲人は無言でキリアに車椅子を押してもらってキリアと泊まっている部屋にキリアと一緒に帰って行った。
……その後ハジメは原作通り愛子達に質問なりをされていたが、咲人はそのことを空間魔法で覗き込んでキリアと一緒に笑っていた。
多重クロスは能力、技、アイテムです。追加この話からしておきます。これからもよろしくお願い致します。
咲人に常時使用させるならどの能力及びアイテム?使えたい能力がありすぎたのでアンケート取ります。(1個には絞りません。票数の多い順に咲人に使用させます)(記憶再現によって使われる能力です)
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