先程から時間が経ち、夜になって、ハジメがゼロワンドライバーを受け取りに来るのを咲人とキリアは談笑しながら待っていた。
「咲人さんって前の世界で何をしてたんですか?」
色々話している間に咲人が地球で何をしていたのかの話になっていた。
「そうですね……トータスに来てからの日常とほぼ変わらないんですよねぇ……朝まで研究して、学校でハジメと会話して……」
「平穏ですね……」
「そうですね…………ただ昔地球にいた時、時々何かを忘れていたような……」
コンコン…コンコン
咲人達の会話中に水妖精の宿のキリアと咲人が泊まっている部屋に扉を叩く音が響き、キリアが扉に向かい応対する。
「どなたでしょうか?もう夜ですが……」
「佐野様のお部屋でございますね?主の伝言をお伝えにまいりました。扉を開けて頂けませんか?」
どうやらハジメでは無いようだ。今頃ハジメは愛子の部屋でこの世界の真実を話している頃だ。
「……この時間帯に来るということはこの時間帯にしか伝えられない、もしくは伝えに来れないところの使者なのでしょう。キリアさん、開けてあげてください」
その言葉を聞いたキリアがレイドライザーを腰に巻き付けてファイティングジャッカルブログライズキーを秘密裏に起動させ、そのまま部屋の扉を開ける。
「失礼致します。私の名前はノイント。左はトロン、右はオルクでございます。」
入ってきたのは3人の白髪の女性だった。ただ纏っているオーラが、こないだの帝国からの使者と比べると段違いだ。
「御用件はどのようなものでしょうか?そろそろ親友が来るので早く済ませたいのですが」
その言葉を聞いたノイントは手を1回叩いて一言こう呟く。
「イレギュラーが来るのですか……」
その言葉に呼応するようにトロンとオルクが呟き始める。
「ならば早めにあなたを」
「神域……我が主の元へ連れていかねば」
空気が変わり、部屋に向かって魔力が大量に篭った攻撃が飛んできた。当たる前にその攻撃を海へ転移させ、そのまま咲人はキリアを連れて被害の及ばない遠い草原に転移する。
「キリアさん!」
「わかっています!実装!」
「変身!」
《ロッキングホッパー!Type One. 》
《ファイティングジャッカル!》
音声が周りに響き渡り、咲人は1型、キリアはファイティングジャッカルレイダーに変身する。何気に初めての1型とファイティングジャッカルレイダーの共闘である。
車椅子を空間魔法で異空間に送っていると、先程の白髪の女性が飛んで来た。更に10人ほどの仲間を連れて。
「貴女たちは何者ですか!何故咲人さんを襲うのですか!」
「私たちは真の神の使徒……主であるエヒト様に佐野咲人とキリア・ブレイズを連れていく者です」
白髪の神の使徒達は双大剣を構え、ワルキューレのような衣装に魔法で変身する。そして白翼を生やし、そのまま咲人とキリアに攻撃する。
「13VS2ってどんなリンチですか!?キリアさん!少し時間を稼いでください!」
「わかりました!」
双大剣に弾き飛ばされながら、咲人はキリアに指示を出しながら自分は魔法を展開する。今使えるチート能力を1つ記憶再現で行使する為だ。
キリアはテリトリーサイズで攻撃を受け止めるが、ジリジリと押し切られそうになる。そして双大剣が4本に増え、6本に増え、どんどん2倍になっていくに連れ、テリトリーサイズがミシミシと折れそうになり、6人目の双大剣がテリトリーサイズを切りつけた瞬間、テリトリーサイズが砕け散った。
「まだまだ……アタッシュカリバー!」
《Attache case opens to release the sharpest of blade.》
アタッシュケースから剣に変形させ、そのまま咲人から預かっていたバイティングシャークブログライズキーを装填し、レイドライザーのレイドローダーを押し込んで必殺を発動させる。
《Progrise key confirmed. Ready to utilize.》
《シャークズアビリティ!》
ヒレ型のエネルギーで長大な刀身を構成され、構えながらクラウチングスタートの体制になり、レイドライザーの方の必殺音がなる。
《ファイティングボライド!》
黄色いエネルギーを足に纏わせ、地面を蹴り、高く舞い上がりそのまま巨大なヒレブレードで白髪天使を数人切り刻んだ…………と思われたが、ヒレブレードが分解されてしまい、そのまま地面に叩き落とされてしまう。
「……残念でしたね。もう少し格下ならやられていましたが、私たちには届きません。では……さようなら……」
そのまま双大剣を同時に当て変身解除させてからキリアを気絶させ、咲人に対してこう伝える。
「佐野様大人しく投降してください。さもなくばこの女性の身体を消し飛ばしますよ?」
「まぁこの数に圧倒的強さの前に勝てるわけありませんがね……」
その言葉を聞いた咲人はそのままそのチート能力、魔力収束を発動させる。レイドライザーや、ブログライズキーが分解された時に残った魔力がまだ大気中に残っているからだ。
「まだ……負ける訳にはいかない!
紅の巨大ビームが神の使徒達を飲み込む。そして全ての使徒を消し飛ばした。
「…………これで終わりか……キリアさんを回収して逃げー」
収束魔力砲を撃った1型に双大剣が当てられ吹き飛ばされる。まだノイントが残っていた。
「まだ私が残っていますのに?……さて、降伏して下さー」
《ロッキングスパーク!》
「まだだ!まだ終わらんよ!」
「無駄な足掻きを……」
咲人はサイクロンライザーのレバーを何回も操作する。
《ロッキングスパーク!ロッキングスパーク!ロッキングスパーク!ロッキングスパーク!ロッキングスパーク!ロッキングスパーク!ロッキングスパーク!ロッキングスパーク!ロッキングスパーク!》
咲人の、1型の足に赤い雷と青い風が大量に、限界まで収束され、最後にサイクロンライザーのレバーを連続で2回操作する。
《ロッキング・ジ・エンド!!!》
咲人がそのまま飛び上がり、魔法を展開する。
「トドメです!
僕のヒーローアカデミアの緑谷出久の技の1つを再現し、上空30メートルから急降下するように仮面ライダーのキックポーズでそのままノイントを刈り取るように蹴りつけ、大地に叩き伏せる。
ロッキングスパークを何回も掛け合わせ、ロッキング・ジ・エンドを使って、更にセントルイス・スマッシュを魔法で再現してノイントにぶち当てたのだ。倒したはずだ。そう思っていたら……
ノイントが急に立ち上がり、そのまま双大剣をぶつけられ、咲人を気絶させる。
「残念でしたね……咄嗟に勢いを殺して置いて正解でした……」
別にノイントは普通の魔法を使えない訳では無いため、風魔法の最上級を掛け合わせて勢いを殺していた。
そしてノイントはそのまま咲人とキリアを背負って飛び去って行くのだった。
リメイク前とは違う展開にしてみました!
咲人に常時使用させるならどの能力及びアイテム?使えたい能力がありすぎたのでアンケート取ります。(1個には絞りません。票数の多い順に咲人に使用させます)(記憶再現によって使われる能力です)
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