研究者の異世界での日々   作:排他的

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魔人族、暴走する part2

「勇者はあんたでいいんだよね? そこのアホみたいにキラキラした鎧着ているあんたで」

 

「あ、アホ……う、煩い! 魔人族なんかにアホ呼ばわりされるいわれはないぞ! それより、なぜ魔人族がこんな所にいる!」

 

あまりと言えばあまりな物言いに軽くキレた光輝が、その勢いで驚愕から立ち直って魔人族の女に目的を問いただした。

 

「はぁ~、こんなの絶対いらないだろうに……私も新しい力(・・・・)を試したいんだけど……まぁ、命令だし仕方ないか……あんた、そう無闇にキラキラしたあんた。一応聞いておく。あたしらの側に来ないかい?」

 

「な、なに? 来ないかって……どう言う意味だ!」

 

「そのまんまの意味だよ。勇者君を勧誘してんの。あたしら魔人族側に来ないかって。色々優遇するよ?」

 

光輝達としては完全に予想外の言葉だったために、その意味を理解するのに少し時間がかかった。そして、その意味を呑み込むと、クラスメイト達は自然と光輝に注目し、光輝は、呆けた表情をキッと引き締め直すと魔人族の女を睨みつけた。

 

「断る! 人間族を……仲間達を……王国の人達を……裏切れなんて、よくもそんなことが言えたな! やはりお前達魔人族は聞いていた通り邪悪な存在だ! わざわざ俺を勧誘しに来たようだが一人でやって来るなんて愚かだったな! 多勢に無勢だ。投降しろ!」

 

光輝の言葉に、安心した表情をするクラスメイト達。光輝なら即行で断るだろうとは思っていたが、ほんの僅かに不安があったのは否定できない。もっとも、龍太郎や雫など幼馴染達は、欠片も心配していなかったようだが。

 

一方の、魔人族の女は、即行で断られたにもかかわらず「あっそ」と呟くのみで大して気にしていないようだ。むしろ、怒鳴り返す光輝の声を煩わしそうにしている。

 

「一応、お仲間も一緒でいいって上からは言われてるけど? それでも?」

 

「答えは同じだ! 何度言われても、裏切るつもりなんて一切ない!」

 

仲間には相談せず代表して即行で光輝が答える。そんな勧誘を受けること自体が不愉快だとでも言うように、光輝は聖剣を起動させ、指輪からゼロワンドライバーを出して腰に巻く。ゼロワンドライバーは腰に巻くだけでもステータスが向上する。

 

だが魔人族にも同じものがあるということを知らなかった光輝達は運が悪かったとしか言えない。

 

《レイドライザー!ハザード!》

 

魔人族の女が赤いレイドライザーを腰に巻き付けたからだ。

 

「レイドライザー!?なんで魔人族が!?」

 

「あんた達が探してる研究者の少年がこちらに回ってるからだよ!残念だったね!研究者の少年に裏切られるなんて……」

 

「佐野が裏切った?!んな馬鹿な……」

 

そしてブログライズキーを魔人族の女が起動する。

 

《ブロウ!》

 

「実装!」

 

ブログライズキーをレイドライザーに差し込んだ時、魔人族の女にとある異変が起こる。

 

ガァァァ!

 

突如、苦しみ出したのだ。そして赤いレイドライザーからは禍々しい赤い粒子が飛び出ている。

 

「なんだ!?」

 

光輝達が驚き、そして1話前の冒頭の話に戻るのだった。

 

 

 

「仮面ライダーゼロワンの敵?!……佐野くんのアイテムかしら……でもあんなレイダー見たことないしな……」

 

雫はハジメに恋する香織がハジメの大好きなものを知るために度々付き合っていたため、仮面ライダーゼロワンのことも知っていた。

 

その雫の言葉に反応するように、青い蝙蝠が光輝たちの前に立ち塞がる。

 

「やぁやぁ、久しぶりですねェ?勇者御一行の皆様方……」

 

青い蝙蝠基いナイトフレーム・LBX、ファントムから咲人の声が聞こえてきたので驚く光輝たち。

 

「佐野?!なんで君が……」

 

「?あ〜最近偉そうな奴に捕まっちまってさ〜?意趣返しに渡したレイドライザーの中に細工してやったのさ……」

 

「無関係の人を巻き込むな!」

 

「なんのこと?」

 

「あの魔人族の人を暴走させたり、俺たちに攻撃させようとしたり……」

 

「あぁそれね?……無関係、か〜。私的には君たちは復讐対象なんだけどな〜」

 

「「「はぁ!?」」」

 

咲人の物言いに光輝と香織、龍太郎が驚く。声はあげていないが、ほぼ全員が驚いている。ほぼ全員と言うのは雫だけあ〜やっぱりとため息をついていたからだ。

 

「私は君たちを許すことは無いよ……ファントム、必殺ファンクションだ」

 

《Attack Function!トライデント!!!》

 

ファントムが槍をランスを片手で回転させランスの先端にエネルギーが集める。そしてランスの先端を相手に向けたまま後ろに引き勢いよく前に突く。すると槍から勢いよく放たれたエネルギーの槍は3方向に分かれる。

 

「じゃあ、レイダー退治頑張ってねェ?」

 

ファントムは空間魔法でそのままワープして消え去って行った。

 

すると、話が終わるまで律儀に待っていたクラッシングバッファローレイダー・ハザードがべローサマギアとクエネオマギアとともに光輝達に突っ込む。

 

バッファローの名の通り、闘牛のように急接近し、龍太郎と永井の肩ををレッドブルーザーで突き刺すクラッシングバッファローレイダー・ハザード。

 

急いで戦闘準備をしようとする光輝と雫に一体のクエネオマギアが首周りに装備されたブーメザンで切りつけ、雫がシャムシールで防ぐもシャムシールをそのまま折られてしまい、光輝の聖剣はバスターブレードのため、振るのに時間が掛かりそのまま鎧にダメージを負いながら近くの壁に吹き飛ばされてしまう。

 

べローサマギアはトガマーダーで鈴が展開する障壁を簡単に斬り、残りのマギアが急接近し後衛組に攻撃する。

 

ハジメを奈落に落とした檜山もマギアにタックルされ吹き飛ばされる。

 

勇者一行の気持ちは皆ひとつになる。

 

(((((これでどうやって戦えばいいんだ!?)))))

題名変えた方がいいですかね?明らかに物語がリメイク前と違うし……

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