研究者の異世界での日々   作:排他的

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研究者の進化したステータスと足の問題

「へぇ〜概念魔法は偶然の産物なんだ〜…はァ…」

 

「ミレディさんどうしました?」

 

「いや概念魔法は偶然でできるものではないはずなんだけどね……」

 

ミレディはあれから咲人が神代魔法を得た経緯とどうやって概念魔法を作り出したのかを聞いていた。

 

「それにしても魔法図書館に技能図書館か〜その技能見せてくれる?ステータスプレート持ってるよね?」

 

「えぇ。研究者とはいえクラスメイトの訓練前に私にも渡されてましたから」

 

そう言って長い間ホコリを被っていたステータスプレートを異空間から取り出そうとする。

 

「……あれ?どこに入れたっけな…?えっとこれでもないな…これはこないだの研究で作ったサウザンドジャッカーのレプリカ、これはプロトライズキー…」

 

異空間にあるものを、研究成果を外に投げまくる。ステータスプレートは今までほとんど出してこなかったため研究成果で埋もれていたのだ。

 

「あった!ありましたよ!」

 

「うん…よかったね…(この子片付け出来ないの?)」

 

《ま、マスター、これからはちゃんと掃除しましょう》

 

やり遂げたみたいな感じになっている咲人を呆れて心の中で咲人に対して少しダメな子認定をつけるミレディ、自分の主の片付け出来ない体質を何とかしないとと思い始めたファントムだった。

 

「ステータスオープン」

 

研究成果をまた異空間の中に投げ入れてステータスを見る咲人。すると、

 

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佐野 咲人 男性 17歳 レベル ?

天職 研究者

筋力 0

体力 0

耐性 0

敏捷 0

魔力 150000

魔耐 0

技能 魔法技能図書館・魔力操作・魔力支配・魔法支配・魔法探究・無限思考・思考無限分割・言語完全理解・記憶完全再現・コアメタル支配・能力支配・錬成[南雲ハジメ]・魔法[エヒト]・ピカピカの実・オーロラカーテン・騎士は徒手にて死せず・戦闘データ計測[反映]

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「……しばらく見ない間に変わりましたね……というか概念魔法が変化してますし」

 

「なんか言ってたのと違くない?ミレディちゃんびっくりだよ……」

 

魔法技能図書館はそのままなのだが、魔力操作と魔力支配に魔力系統の技能は変わり、魔法系統は魔法支配と魔法研究、無限に思考することが出来たり、思考を無限に分割して大量の研究をこなす技能は無限思考と思考無限分割に、言語理解は言語完全理解になり、コアメタル創成とコアメタル自由自在はコアメタル支配に、能力変換・移動は能力支配になっていた。ちなみに一番猛威を奮っていた記憶再現は記憶完全再現になっていた。

 

そして一番目に付くのは錬成[南雲ハジメ]と魔法[エヒト]、そして戦闘データ計測[反映]だ。

 

錬成[南雲ハジメ]は南雲ハジメの持つ錬成の技能と派生技能を常にアップデートして使ったり、操ることが出来る技能で、魔法[エヒト]はエヒトの使う魔法を使ったり、操ることが出来る技能だ。

 

そして戦闘データ計測[反映]はハジメやコピーの戦闘データをエヒトのサウザーを作る時に反映したことで得た技能だろう。

 

「……君のステータスって成長するんだね……技能って増えることはほぼないはずなんだけど……」

 

「これは私も知らない技能です……」

 

《マスター……戦わないでも成長するんですね……》

 

上からミレディ、咲人、ファントムのセリフであり、咲人の技能に対しての感想である。

 

「……魔法技能図書館……それに研究者……」

 

「どうしましたミレディさん?」

 

咲人の技能のうち魔法技能図書館、そして咲人の天職である研究者に着目してなにか考えているミレディを見て問いかける咲人。

 

「魔法技能図書館と研究者だけ変わってないの?」

 

「えぇ。変わらないですけど……」

 

「……君自身まだまだ進化しそうだね。私が知る限り神代の時代に研究者なんて職業はないし、魔法技能図書館なんて技能はなかったの」

 

ミレディが話すのを止めずに続きを促す咲人。

 

「君の天職と技能のうち魔法技能図書館だけ進化しないなんて不自然なんだよね。普通全部進化すると思うの!」

 

「……まさか」

 

ミレディの言葉を聞いて薄々気づき始める咲人。

 

「君になにか問題があるんじゃないかな?それで進化できないとか。君の他の技能は偶に見たことはあるんだ。だけど君の天職と魔法技能図書館は見たことないの。だから天職と魔法技能図書館が君に密接な関係を持っているんじゃないかな?」

 

「私の問題は足が治らないこと以外ないですけど……」

 

「それは生まれつき?」

 

「はい。治らなかったので……」

 

「ちょっと見せてくれる?」

 

ミレディが咲人の足を見てみると、

 

「……成程……君の足は何かの呪いが掛かってるよ……なにか心当たりある?」

 

「呪い?……心当たりはありませんが……」

 

「なにか強い悪感情が強い呪いを生み出すこともあるんだけど」

 

強い悪感情。その言葉に対して一つだけ心当たりがあった咲人。

 

「親からの悪感情ですかね……」

 

「どういうことかな?」

 

「実は……」

 

咲人は昔の親の様子と転移前は一人暮らしというか研究所《アーク》にいた事を伝えた。

 

「可哀想……でも多分親の悪感情…君に対するその感情が原因だよ。……でもそんなに強い思いなのかな……」

 

《マスターの足は解呪出来るのですか?》

 

ファントムはミレディに咲人の足の解呪ができるか否かを尋ねる。

 

「出来るよ。それによって多分トータス初の天職の進化が行われるだろうね」

 




3章2話目で咲人の足の問題が出てきました。

咲人は劇的なパワーアップが行われる……はず。
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