※ネタバレ
この二人、八割がたヒロトのことしか喋ってない。

ガンダムビルドダイバーズRe:RISEの第一話をイヴとヒナタにキャラクターコメンタリーしてもらいました。
台本形式です。

「」=イヴ、ヒナタのキャラコメ
『』=本編のセリフ
()=本編の映像

時間をはかったりはしてないので、映像とは合わないです。
脳内で大体あの辺について喋ってるんだろうなとか推測しながら読んでもらえたらと思います。

時間軸的には最終回の後。
イヴもアルスもジェド兄さんも衛生砲で犠牲になった山の民もついでにイルハーヴもシャングラも古の民も全員復活したご都合主義の台無し世界です。

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※一発ネタ ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 第一話 キャラクターコメンタリー

(信号弾が上がる)

 

イヴ「ガンダムビルドダイバーズRe:RISEを視聴していただきありがとうございます。

 私は今回この作品のキャラクターコメンタリーを担当させていただきます。

 イヴです。そして、お相手を務めてくれるのが」

ヒナ「はじめまして、ムカイヒナタです。よろしくお願いします」

イヴ「ヒナタさん。今日はよろしくね」

ヒナ「こちらこそよろしくねイヴさん。

 ただ、私こういうのってあまり詳しくなくて、きゃらくたあこめんたりぃ?って何をすればいいのかな」

イヴ「このガンダムビルドダイバーズRe:RISEを視聴して、私と一緒にお話をしてくれればいいの」

ヒナ「それだけ?」

イヴ「そうよ。ヒナタさんの楽しいっていう気持ちが、他の視聴者さんにも伝わる。

 それがキャラクターコメンタリーなの」

ヒナ「へえ、楽しさを伝えるって、責任重大だね。私にできるかな」

イヴ「大丈夫!ヒナタさんがヒナタさんの思うままに感じたことを話せば、それはきっと視聴者の人たちにも届くわ。

 GBNのガンプラが好きっていう気持ちが、遥か銀河の向こうまで届いたみたいに」

ヒナ「イヴさん。そうだね。私、頑張るよ!」

イヴ「あ」

ヒナ「え?あ」

 

ヒロト『飛べ!』(飛来するコアガンダム)

 

イヴ「「ヒロトだ!!!!!!!!!」」ヒナ

イヴ「的確な狙撃と的確に急所を突く戦法。

 何よりもガンプラを大切に思って、ガンプラの力を最大限に生かす操縦技術にその技術を受け止め応えるガンプラとの信頼関係」

ヒナタ「うわあ、すごおおい。金色でおっきいのをヒロトが倒しちゃった。

 あんなに小さくてかわいい機体でも勝てるなんて、GPDの時もおっきなガンプラを倒してたし、昔から大きい相手でもひるまなかったもんね」

ヒナ「「さすがヒロト」」イヴ

イヴ「あっ、ごめんなさいヒナタさん。つい熱中しちゃって」

ヒナ「ううん気にしないで、私もだったし。私、ちょっとわかった気がするかも」

イヴ「なにが」

ヒナ「さっきイヴさんの好きって気持ちが、感じられた気がしたの。

 だから、キャラクターコメンタリーってこうやって自分が感じた気持ちを、素直に伝えることなのかなって」

イヴ「うん。今のヒナタさんの気持ち。私にも伝わったわ。

 視聴者の人たちにもきっと伝わったはず

ヒナ「えへへ。だといいな」

イヴ「ふふふ。大丈夫。絶対伝わってる。

 って、あっ、ごめんなさい。ヒナタさん。

 映像に戻る前に、ちょっと言っておかないといけないことがあったの」

ヒナ「え?重要なこと」

イヴ「ええ、はじめてビルドダイバーズリライズを視聴する人に向けて、前作に当たるビルドダイバーズの簡単なあらすじと、説明をしないと」

ヒナ「そっか、ビルドダイバーズのことを知らない人もいるもんね」

 

イヴ「まずは。ガンダムビルドダイバーズの簡単なあらすじを説明するね。

 GBNという自分の作ったガンプラに乗って、世界中を自由に飛び回ることのできるネットゲームが舞台。

 GBNには、たくさんの好きっていう気持ちやガンプラを大切にする気持ちであふれている素敵な世界。

 そこにミカミリクっていう一人の少年がやってくるところからお話は始まるの。

 リク君はそこで、サラという少女と出会って、仲間たちと様々な冒険をする」

ヒナ「それ、たしか……」

イヴ「その中で楽しいことや辛いことを経験して、リク君はサラや仲間たちと絆を深め、成長していく。

 けれど、そのさなかでリク君は、サラが、サラの正体が……」

ヒナ「はい!ネタバレ禁止!

 そのリク君っていう子が世界を救ってめでたしめでたし。だよね」

イヴ「え、ええ」

ヒナ「細かい説明は、後々の話でもあるんだから。あんまり話しちゃだめだよ。

 第二次有志連合戦の説明とかは、後の人に任せよう。ね」

イヴ「ヒナタさん……。ごめんなさい。それと、ありがとう」

 

ヒロト『ここも、違うか』(イヴのことを思い返すヒロト)

 

イヴ「ヒロトにも、こんな顔させるつもり……なかったのにな」

 

・OP

 

イヴ「はい!ということでオープニングです。

 スピラスピカさんでリライズ」

ヒナ「イヴさん。テンションの差が激しいよ」

イヴ「ふふ。ごめんなさい。空気を変えたくて。

 でも、この曲なんだか元気が出る曲ね」

ヒナ「わかる。なんだかやるぞ!って気になるよね」

イヴ「あっ、ヒナタさんだ」

 これがヒナタさんの初登場シーンになるのかな」

ヒナ「そうだね。なんだかこうやって映像で見ると自分じゃないみたい」

イヴ「学校帰りかな。二人はよくこうして一緒に帰ったりするの?」

ヒナ「う~ん。そうでもないかな。

 私は部活があるし、他の友達と帰ることもあるから」

イヴ「へえ。そうなんだ。

 二人はずっと一緒のイメージがあったから、少し意外」

ヒナ「ないない。幼馴染だからってずっとべったりってことはないよ。

 一緒に帰るのも時間があった時だけだし、あとは休日に一緒に遊びに行ったり、一緒にご飯食べたりする位で。

 一緒にいるのはお互いに暇がある時だけだよ」

イヴ「それは、暇さえあれば一緒にいるということなんじゃ」

ヒナ「って、ヒロトのガンプラが合体してる!すごーい」

イヴ「あれ?ヒナタさん見たことなかったの?

 ああ、そうか。コアドッキングするのはGBNだから。

 リアルではコアガンダムとアーマーを分離させてるのね」

ヒナ「ガンプラってあんな風に合体したりするんだ。すごいなあ」

イヴ「ええ。本当にすごい。ガンプラの可能性に限界なんてない。

 ヒロトはいつもそのことを教えてくれる。私に、皆に」

ヒナ「みんな?」

イヴ「そうだ!ヒナタさん!

 コアガンダムの換装パーツには一つ一つ惑星の名前がついてるの。

 さっきの青い着替えは地球をモチーフにしたアースアーマー。

 それでね地球は太陽系3番目の惑星なの」

ヒナ「3番目?すりい?なら、あのガンダムって」

イヴ「そう!」

 

イヴ「「アースリィガンダム」」ヒナ

 

 

『放浪のコアガンダム』(タイトル画面)

 

イヴ「いけないオープニングが終わっちゃった」

ヒナ「これGBNのCMだ。よく街のディスプレイで流れてるのを見るよ」

イヴ「へえ。そうなんだ」

ヒナ「うん。最初の頃とかなり変わってるんだって。

 あっほら、丁度そのことを話してる人たちがいるよ」

 

『ロックオンの色気とかやばすぎぃ』

『めっちゃわかる!ハマーン様とかめっちゃいい匂いしたし!』

 

イヴ「……」

ヒナ「……」

イヴ「……、あっ、パルだ!」

ヒナ「本当だ!パル君だ!なにか、探してるのかな」

イヴ「見つけたみたい。すごくいい笑顔」

ヒナ「パル君ヒロトを探してたみたいだね。そっか、ヒロトと友達になりたいんだ」

イヴ「でも、ここでは声をかけられなかったみたい」

ヒナ「パル君、私と会った時もちょっと人見知りしてたし、自分から声かけたりは苦手なのかな」

 

カザミ『よう!アンタ。探したぜえい』(例のBGM)

 

イヴ「ここでパルを追い越してカザミが登場」

ヒナ「そういえば、イヴさんって、ビルドダイバーズの皆を呼び捨てで呼んでるんだね」

イヴ「ええ、パルは最初に会った時にパルって呼んでくださいって言われて。

 カザミは最初」

 

カザミ『俺の名は人呼んでジャスティスナイト!

 キャプテンって呼んでくれてもいいぜ!」

 

イヴ「こう言ってたから、キャプテンって呼んでたんだけどしばらくしてから、やっぱりカザミって呼んでほしいって言われて」

ヒナ「え?なんでだろ」

イヴ「キャプテンジオンさんとお話してる時にキャプテンって呼ばれたのが、居心地悪かったみたい」

ヒナ「あ~、なんとなくわかるかも」

イヴ「そうなの?」

ヒナ「部活で、OBの人と一緒の所で先輩って呼ばれたりすると、なんとなく気まずかったりするんだよね」

イヴ「へええ」

ヒナ「ところで、なんだけど。よかったら、なんだけど」

イヴ「うん?」

ヒナ「イヴさん。さ。私のことも、ヒナタって呼び捨てにしてもらえないかな。

 できればでいいんだけど」

イヴ「それはいいけど。

 なら、私のことも、イヴって呼んでもらえる?」

ヒナ「勿論だよ!改めて、よろしくね。イヴ」

イヴ「こちらこそよろしく。ヒナタ」

ヒナ「えへへ」

イヴ「ふふ」

 

カザミ『あのチャンピオンを撃破した、ビルドダイバーズの攻撃隊ちょぉ……」

ヒロト『!!』

カザミ『にも、なれたかもしれないの、逸材が、おれなわけよ』

 

ヒナ「つまり、カザミ君は」

イヴ「ビルドダイバーズともアヴァロンとも全く関係ない人ね。今はまだ」

ヒナ「ヒロト、すごくムッとしてたね。珍しい」

イヴ「ヒロトにとってビルドダイバーズもアヴァロンも特別な意味を持ったフォースだから」

ヒナ「最初ヒロトたちってこんな感じだったんだね。

 メイさんはまだちょっと、映っただけだけど。

 私が入った時は、パル君もあそこまでおどおどはしてなかったし。

 カザミ君も初対面の私にかなり気を使ってくれて、ここまでズカズカ踏み込んでくる感じじゃなかったなあ」

イヴ「皆ここから成長していったんだよ。

 自分の中にあるなりたい自分、ありたい自分、なれない現実、あれない現実。

 そういうものと向き合って、打ちのめされて、立ち上がって。

 歩き続けてきたのが、今のヒロト達」

ヒナ「そっか、そうだよね」

イヴ「ヒナタもそう、でしょ」

ヒナ「私も?」

イヴ「この動画の中では映されてないけど、学校や部活でも悩む場面はあっただろうし。

 なによりヒロトのこと。

 傷ついたヒロトのことを、諦めずに、ずっと傍で一緒に歩いてくれてた。

 ヒナタがいてくれて、本当に良かった」

ヒナ「……イヴ」

 

ヒロト『ただいまあ』

ヒナタ『おかえり。ヒロト』

 

イヴ「わあ!ヒナタのエプロン姿かわいい!」

ヒナ「え?かわいいなんて言われると照れるよ」

イヴ「ヒナタはヒロトと一緒に住んでるの?」

ヒナ「え?違う違う、ほら、ちょうど画面の方で説明してる。

 うちは親の仕事の関係で一人になること多いから。

 ヒロトの家でご飯食べたりすることがあるんだよ」

イヴ「なんだ。残念」

ヒナ「どうかしたの?」

イヴ「ヒロトとヒナタが一緒に住んでるなら、リアルの体ができたら私も二人と一緒に住めるかと思って」

ヒナ「あれ?まだできてないんだっけ」

イヴ「ええ。ヒロトと黒いハロの人がケンカしちゃって。

 誰がモビルドール作るかで揉めてるの」

ヒナ「ヒロトに作ってもらうのは?」

イヴ「それだと、体のサイズとかが」

ヒナ「そっか、ヒロトに細かい数字ばれるのやだよね」

イヴ「ヒロトが今度信頼できる知り合いを呼ぶって言ってるけど」

ヒナ「信頼できる知り合い?」

イヴ「PGさんっていう人らしいんだけど、ヒナタはどんな人か知ってる?」

ヒナ「ごめん。心当たりがないや。

 リアルの体ができたら、イヴはヒロトの家に住むことになるの?」

イヴ「私はそうしたいんだけど、周りが反対してて。

 年頃の男女が同じ家に住むのはとか」

ヒナ「そうなんだ。

 あっ、それならうちはダメかな」

イヴ「ヒナタの家?」

ヒナ「そう。イヴが一緒に住んでくれれば私も嬉しいし。

 ヒロトの家も隣だからすぐに会いに行けるよ」

イヴ「いいの!」

ヒナ「もちろん!私の方からお願いしたいくらい」

イヴ「わあ!じゃあ、このキャラクターコメンタリー終わったらすぐに聞いてみるね」

ヒナ「うん。楽しみにしてる」

 

ヒロト『ああ、今日は、たまたま』(ヒロトの部屋が映る、写真が二つ飾られている)

 

イヴ「この写真」

ヒナ「あっ、これは。うん。

 ヒロト、ずっと大事に飾ってるんだよ。イヴとの……」

イヴ「ちっちゃいヒロトと!ちっちゃいヒナタだ!」

ヒナ「え?あ?そっちか」

イヴ「どうしたの?ヒナタ」

ヒナ「ううん。なんでもない。今度アルバム持ってきて一緒に見ようか」

イヴ「うん!」

ヒナ「そんなこと言ってるうちに場面が変わったね。

 一夜明けて、ガンプラベース」

イヴ「ヒナタはこんな風にヒロトとよくお出かけするの?」

ヒナ「そんな頻繁じゃないよ。

 さっきも言ったけど、お互い暇な時とか、予定があう時くらいかな」

 

ヒナタ『その方が、ガンプラやってるヒロトの方が、その』(ヒロトに背を向けるヒナタ)

 

イヴ「いいよね!ガンプラやってるヒロト!」

ヒナ「って、画面の中の私と会話しないでよ。もう」

イヴ「ふふ。ごめんなさい。つい」

ヒナ「そろそろ、Aパート終了だね」

イヴ「もうそんなにたったの。結構早いね」

ヒナ「残り半分頑張っていこう」

イヴ「ええ」

 

ヒロト『会えやしないのに……』

 

イヴ「私はずっと一緒にいるよ。ヒロト」

 

『HGアースリィガンダム。でる』

 

ヒナ「はい。ということでBパートです」

イヴ「カザミがヒロト探してるみたいね。わかるなあ。

 私も生まれてすぐのころは、ヒロトがGBNに来るのが待ち遠しかったもの」

ヒナ「パル君も、かな。ヒロト大人気だ」

イヴ「うんうん」

ヒナ「けど、ちょっとここのカザミ君は強引すぎるかな。

 これだと、ヒロト逃げちゃうかも」

イヴ「そうなの?」

ヒナ「うん。ヒロトって猫っぽいところあるから」

イヴ「ネコちゃん?」

ヒナ「心を開くまでちょっと時間がかかるタイプなんだよね」

イヴ「そうなんだ。私はすぐ仲良くなれたよ」

ヒナ「へえ。意外かも」

 

(風に吹かれるメイ)

 

ヒナ「メイさんきれい」

イヴ「メイはかわいいなあ」

 

カザミ『このあたりだって聞いたんだけどなあ』

 

イヴ「裏路地にヒロトとカザミ君が入っていったね」

ヒナ「何か探してるみたい。

 なんだかんだで、着いてきてるのがヒロトらしいけど。あっ」

イヴ「どうしたの?ヒナタ」

ヒナ「ヒロト。ログアウトしようとしてる」

イヴ「そうね。用事でもあるのかしら」

ヒナ「いや、違うよ。これは、カザミ君から逃げようとしてるの」

イヴ「逃げる?」

ヒナ「気付かれないうちにログアウトして、その後会わないようにするか。

 しつこいようなら運営に連絡。

 私もGBNでしつこく絡まれたらそうするように言われたもの」

イヴ「そうなんだ」

ヒナ「あっ、でもイヴの場合はログアウトできないよね。

 そういう時は私やヒロトをすぐ呼んでね。助けに来るから」

イヴ「ええ。ありがとう。ヒナタ」

 

パル『うわあああああああああああああああああ』(パルの叫び声)

 

ヒナ「ここでメイさんが登場。すごいなあ。

 あんな高いところから飛び降りて」

イヴ「もう。メイったらはしたないんだから」

ヒナ「フレディも登場して、ビルドダイバーズがそろったね」

イヴ「メイったらあんなにヒロトを見て」

ヒナ「ここからエルドラに移動してヒロト達のミッションが始まるんだね」

 

カザミ『よっしゃいくぜえ!』

ヒロト『待て!40機以上の高難度ミッションかもしれないんだぞ』

 

ヒナ「40機以上の高難度ミッション……。って、難しいの?」

イヴ「難しいとは思うけど、無茶ではないかな。

 でも、ヒロトはこういうのきちんと準備するタイプだから」

ヒナ「ああ、そっか」

イヴ「メンバーの機体性能を確認して、それに応じて重火器仕様のヴィーナスアーマーか近接仕様のマーズアーマーの持ち込みをしたかったんだと思う」

ヒナ「?」

イヴ「プラネッツシステムって言うんだけど。

 さっきオープニングでヒロトのガンプラが合体してたでしょ」

ヒナ「うん。アースリィガンダム」

イヴ「あの時はアースアーマーとの合体だったけど、合体する機体によってヒロトのガンプラは全く機体特性の違うガンプラになるの」

ヒナ「そういえば、惑星の名前を元にしてるって言ってたね。

 ええと、じゃあ、水金地火木土天海だから。

 8個もヒロトのガンプラは種類があるってこと!すごい!」

イヴ「8。そうね。8個ある。

 ヒロトは本当にすごい。約束を、叶えてくれた」

ヒナ「約束?」

 

カザミ『こまけえこたあいいんだよ!』

 

ヒナ「カザミ君思い切りいいね」

イヴ「さすがビルドダイバーズのリーダー」

ヒナ「エルドラに移動する時の赤紫になるやつが結構怖いんだよね」

イヴ「ヒナタがエルドラに行った時はこの遺跡ではなかったのよね」

ヒナ「うん。クアドルンさんの所。

 この遺跡にも来たことはあるけど、ボロボロだね」

イヴ「ええ、それだけの時間が経った。そういうことだと思う」

ヒナ「軌道エレベーターとかはあるけど遺跡の作りとかは、ファンタジー風なのはなんでだろ?」

イヴ「どうしてかしら?」

 

カザミ『で、相棒の機体があ。ちっさ!こんなミニサイズだったのかよ!』

 

ヒナ「ちっさいよね。ヒロトのガンプラ」

イヴ「ええ、コアガンダムは、小さいガンプラの可能性。ちっちゃなガンプラでもやれることがあるかもしれない。色々試してみたい。

 ヒロトのそういう思いで作られたガンプラだもの」

ヒナ「そっか。ヒロトはそんなことを考えてたんだ」

イヴ「ところで、ヒナタ。1話の話ではないんだけど、気になってたことがあるの」

ヒナ「なに?」

イヴ「19話でヒロトがヒナタから受け取ったスピードグレードのガンプラでバトルしてたでしょ」

ヒナ「ええと。ああ、うん。そうだね。

 あのガンプラも相手のに比べるとすごく小さかったなあ」

イヴ「いくらスピードグレードでも作るのにそれなりに時間がかかったと思うの。

 対戦相手の人、作り終わるまでよく待っててくれたな。と思って」

ヒナ「ああ、そういうこと。あれは対戦相手の人が

 『今から作んのかよ。俺も暇じゃないんだぜ。

 手伝ってやるから早く組み立てちまおうぜ』って言って、ヒロトと一緒に作ったの。

 だから、何もせずに待っててくれたわけじゃないんだよ」

イヴ「そうだったんだ」

ヒナ「あの後、あの人ヒロトや他の人たちとも結構仲良くなって、盛り上がってたよ」

イヴ「ふふ。ガンプラバトルで仲良くなれたって、とっても素敵ね」

ヒナ「うん。拳を交わすことで生まれる漢の友情!ってやつ」

 

カザミ『ここは俺のジャスティスナイトが、全部まとめてぇうおおおおおおおお』

 

ヒナ「あ、話してる間に戦いが始まってる」

イヴ「もう。メイったらはしゃいじゃって」

ヒナ「40機って言ってたけど3機だってね」

イヴ「ふふ。盛っちゃいました。だって、かわいいね」

ヒナ「あはは、まあ、逆に40機を3機って言ったんじゃかわいいじゃすまないしね」

 

フレディ『あの、行かないんですか?』

ヒロト『敵の戦力も分からないのにか』

 

ヒナ「ヒロトってこういう所あるよね」

イヴ「敵の戦力も味方の戦力も分からない状況だとうかつに飛び出せないのはそうなんだけどね」

ヒナ「……」

イヴ「……」

ヒナ「……。なんか、戦闘シーンって見入っちゃうね」

イヴ「う~ん。コメンタリーとしては何か喋った方がいいんだけど」

ヒナ「実況、はしてる間に状況が変わっちゃってるし」

イヴ「解説、も私達ってあんまりガンプラのスペックなんかは詳しくないものね」

ヒナ「どうしよっか」

イヴ「ヒロトの好きな所でも言っていく?」

ヒナ「いや、それは、って、画面の皆かなりピンチ!」

 

フレディ『はぁうああああ……』

ヒロト『敵のランクはハードモードって所か』

 

ヒナ「フレディも心配そう」

イヴ「ヒロトも大分焦れてるね」

ヒナ「そうだね。無理して分析してる感じがする。

 本当はすぐにでも飛び出したいんじゃないかな」

イヴ「そうね。ヒロトはそうだわ」

ヒナ「今のヒロトなら、すぐに助けに行っちゃいそう」

イヴ「ええ、けど、今のヒロトもこの頃のヒロトも、ヒロトはヒロトだから」

ヒナ「どうやっても、結局は助けちゃうんだよね」

 

ヒロト『コアチェンジ』

 

イヴ「ヒナタ」

ヒナ「うん」

 

ヒロト『ドッキング』

 

イヴヒ「「『ゴー』」」ロトヒナ

 

イヴ「タイミングバッチリだったね。ヒナタ」

ヒナ「コメンタリーの前にイヴが教えてくれてたからだよ」

イヴ「これが、さっき言ってたアースリィガンダム」

ヒナ「オープニングで見たやつだね。

 あと、赤いのと緑のやつもいるんだっけ」

イヴ「マーズアーマーとヴィーナスアーマーはこの後のお楽しみね」

ヒナ「わ!すごい!アースリィガンダムになったら、ヒロトすぐにやっつけちゃった」

イヴ「うん。ヒロトもアースリィガンダムもやっぱりすごい」

ヒナ「パル君も驚いてる」

 

カザミ『ゔぞだろう!』

 

ヒナ「今、メイさんカザミ君ごと撃とうとしてなかった?」

イヴ「メイったらお転婆なんだから。誰に似たのかしら」

ヒナ「そういう話なのかな」

イヴ「これで二機倒したから、残りは一機ね」

 

カザミ『あっぶねえだろ!』

メイ『もう一機は……』

 

ヒナ「あっ、最後の一機が逃げてる」

イヴ「心配しないでヒナタ」

ヒナ「ヒロトが銃を構えた」

イヴ「……」

ヒナ「うわあ、あんな遠くなのに当たった」

イヴ「うん」

ヒナ「「さすがヒロト」」イヴ

ヒナ「フレディもシッポを振り回して喜んでる」

イヴ「ヒロトは的当て得意だものね」

 

フレディ『さすが!ビルドダイバーズの皆さんです!』

 

ヒナ「イヴ。これってどういうことなの?」

イヴ「詳しくは14話を見てのお楽しみ」

ヒナ「14話か。結構あるね」

イヴ「そう?すぐだと思うな」

ヒナ「皆驚いてるね」

イヴ「ビルドダイバーズは有名だし、ヒロトにとっては特別な名前だから」

ヒナ「その中でメイさんは冷静だね」

イヴ「メイにはメイで葛藤があったとは思うけど、外見からは分からないね」

ヒナ「なんで一文字だけ小文字なのかと思ってたけど、こういう経緯だったんだね」

イヴ「ええ、これがヒロト達ビルドダイバーズの始まり。

 もう一度立ち上がるための、最初の一歩。長い旅の始まり」

 

ヒロト『俺が、ビルド、ダイバーズ……』

 

ヒナ「ということでエンディングです」

イヴ「スダンナユズユリーさんでMAGIC TIME。大人っぽくてしっとりした曲ね」

ヒナ「うん。綺麗で力強いけど、ちょっとだけ切ない感じだよね」

イヴ「そして、画面はヒナタがメイン!」

ヒナ「ちょ、はずかしいから、あんまり見ないで、イヴ」

イヴ「どうして。かわいいのに」

ヒナ「あ~、え~と、そうだ。イヴはコメンタリーやってみてどうだった」

イヴ「え?今回のまとめ?」

ヒナ「うん。そう」

イヴ「楽しかったよ。ヒナタといっぱいお話しできて良かった。

 ヒナタは?ヒナタはどうだった」

ヒナ「私?私は、うん。

 私もイヴとお話しできて楽しかった」

イヴ「えへへ」

ヒナ「ちょっと緊張したけどね」

イヴ「次回のコメンタリーは、カザミとメイだよね」

ヒナ「うん。カザミ君はこういうの慣れてるだろうし、メイさんも安心だね」

イヴ「そうね。カザミに任せておけば安心。

 けど、残念。私もっとヒナタとお話ししたかったな」

ヒナ「それじゃあ、終わったら二人でお茶でもしよっか」

イヴ「本当!いいの?」

ヒナ「うん。もちろん」

イヴ「やったあ!」

 

『HGアースリィガンダム でる』

 

ヒナ「あ、次回予告だ」

イヴ「カフェ姿のヒナタだ!さっきのちっちゃいヒナタとヒロトもかわいかったけど、こっちもかわいい!」

ヒナ「って、それはいいから、締めのあいさつしないと」

イヴ「そうだった。この度はガンダムビルドダイバーズRe:RISEの動画を視聴いただきありがとうございました」

ヒナ「私たちとは一旦お別れですけど、ヒロト達のお話は始まったばかりです。

 温かい目で見守っていただければと思います」

イヴ「それでは、今回のキャラクターコメンタリー務めさせていただきましたのは、私、イヴと」

ヒナ「ムカイヒナタでした」

 

カザミ『いくぜ!このおれぇ!ジャスティス・カザミのRe:RISE NEWS!!』

 

ヒナ「じゃあ、どうしようかイヴ。お店とか知ってる?」

イヴ「実は私も今のお店ってよく知らなくて。

 前にヒロトと行ったお店ってまだ残ってるかな」

ヒナ「ヒロトに聞けばわかるかな」

イヴ「う~ん。あっそうだ!サラに連絡取ってみる。

 あの子ならお茶するところとか詳しいと思うの」

ヒナ「サラさんって、同じエルダイバーの妹さんだっけ」

イヴ「そう!あっ、サラも一緒してもいいかな」

ヒナ「いいよ。なら、メイさんにも連絡取って女子会しよっか」

イヴ「うん!とっても楽しみ!」



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