雷鳴は光り轟く、仲間と共に   作:あーくわん

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第24話 地上最強を求めていざ

「やはり酷いな・・・」

 

 

 隣で鬼道がそう呟く。

 昨日、目にした時はまだ夢なんじゃないかと思っていた。が、日を跨いで明るい日光に照らされた雷門中はやはり惨い姿だった。

 つい先日まで自分達がここで勉学、部活に励んでいたとはとても思えない。

 ここに来るまでに、半田やマックス、影野、宍戸に少林の怪我が酷く入院しているということを聞いた。俺が、もっと強ければこんなことにはならなかったのかも知れない。

 その自責の念を拭いきれぬまま雷門中の中を散策する。

 校舎、体育館、校庭。何もかもがグチャグチャにされている。

 

 そんな中でも、僅かな希望を持って俺達の部室へ向かう。

 もしかしたらあそこだけは・・・なんてことを思っていた。が、やはりと言うべきか。例に漏れず部室も粉砕されていた。

 その部室の前には先客がいた。守と秋だ。

 そして俺の視線の先には修也が。更に夏未も。

 

 

「やっぱり皆ここに来た。目茶苦茶とはわかっていても気になるものね。」

 

 

 そう言って、部室の看板を手に取り汚れを払う。

 

 

「俺は、エイリア学園を許さない。」

 

 

 守が部室の中から引っ張り出したサッカーボールを抱えてそう呟く。その周りに俺、鬼道、修也も寄る。

 

 

「サッカーは何かを壊したり、人を傷つける為にやるものじゃない。」

「その通りだ。サッカーは・・・熱く、楽しいものだ。」

「おう!宇宙人に本当のサッカーを教えてやる!!」

「俺もだ。やろう、円堂。」

「俺もそのつもりだ。もう一度奴らと戦おう・・・そして勝つんだ。」

「よっしゃ。やってやろうぜ・・・皆!」

 

 

 その声に()反応してくれる。

 俺がその声を向けた3人だけじゃない。気付かぬ内にやってきた染岡や壁山達も後ろからその声に反応してくれる。当然、秋や春奈、夏未達マネージャー陣も。

 

 

「全くお前は・・・相手は宇宙人だぞ?いつもの調子でやろうぜ!はないだろうよ。」

「まあまあ染岡、それが俺達のキャプテンみたいな所はあるだろう?」

「加賀美の言う通りだ。どんな相手でも1歩も引かない、それが円堂だ。」

「雷門イレブンの新しい挑戦だね!」

「入院しちまった半田やマックスのためにもな!」

「うう、俺達本当に宇宙人と戦うんでやんスね!」

「壁山、またトイレか?」

「これは武者震いっス!俺も雷門イレブンっス、やるっス!!」

「ふうん、宇宙人に勝利となると、これは歴史に残りますね。僕も力をお貸ししましょう!」

 

 

 それぞれがそれぞれの決意を口にする。

 壁山なんかはブルってるが・・・それでもまあ、やる時はやる頼もしいやつだ。

 

 

「けれど、時間が無いわ。怪我している皆の回復を待てるの?戦えるメンバーは11人ギリギリなのよ?」

「だけど、やらなきゃ・・・」

「そうだ、やらねばならん!」

 

 

 そう横から声を掛けてきたのは響木監督だった。隣には校長先生。

 校長先生に着いてくるように言われ、全員でその後ろを追う。

 連れてこられたのはイナビカリ修練場。早速特訓でもするのかと思ったがそうでは無いようだ。いつも特訓に使う場所とは違う場所に案内されると、エレベーターが合った。

 そのエレベーターに乗り地下深くへ進んでいくと・・・

 

 

「あれは・・・理事長!」

「やあ。君達だけでも無事で何よりだ。」

 

 

 いつの間に回復を・・・

 そんな疑問は置いておいて、理事長の話を聞く。

 

 

「もはや一刻の猶予もない。ヤツらはこれからも破壊活動を続けることだろう・・・何としてでも地上最強のイレブンを作りヤツらに対抗する必要があるのだ!!」

「"地上最強のイレブン"・・・か。」

「理事長、俺達にやらせてください!いや、俺達がやります!皆、日本一の次は宇宙一だ!!」

「「「よっしゃあ!!!」」」

 

 

 気合十分。リベンジは必ず果たしてみせる。

 

 

「準備が出来次第出発する。円堂、加賀美。皆を頼むぞ。」

「頼むぞ・・・って響木監督はどうするんですか?」

「俺は行かん。」

「響木監督には私から頼んでいることがあるんだ。これもエイリア学園と戦う為に必要なことでな。」

 

 

 まさかの監督不在を嘆く俺達。

 うーむ、普通に考えて監督不在で宇宙人と戦える気がしないんだが・・・どういうつもりなのだろうか。

 という疑問は次の瞬間に晴れることになった。

 

 

「紹介しよう。新監督の吉良瞳子君だ。」

「「「ええ!?」」」

 

 

 後ろのエレベーターから姿を現したのは少し冷たい雰囲気を感じさせる女性。

 新監督、ねえ。

 

 

「ちょっとガッカリですね理事長。監督がいないと何も出来ないお子様の集まりだとは思いませんでした。本当にこの子達に地球の未来を託せるんですか?」

 

 

 開口一番で言ってくれるじゃないか。

 一に落胆、二に侮辱。三に疑問とオンパレードってやつだろうか?大人だからって随分と言いたい放題なものだ。

 ほら見た事か、染岡なんか額がピキピキ言ってるぞ。

 

 

「現に彼らは既に敗北しているんですよ?」

「だから勝つんです!一度負けたことは、次の勝利に繋がるんです!」

 

 

 よく言った守。

 俺達は結成当時からそうやってのし上がってきた。相手が宇宙人だろうが何だろうが、やることは同じだ。

 負けたら分析、分析を受けて特訓して次は勝つ。これでいい。

 

 

「頼もしいわね・・・でも私のサッカーは今までとは違うわよ?覚悟しておいて。」

 

 

 望むところだ。

 とまあこんなところで一旦解散となる。

 各自荷物をまとめ、少し経ったら集合しすぐ出発だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、こんなもんか。」

「日本一の次は宇宙人と戦うのか・・・頑張れよ、柊弥。」

「私達の息子ならきっとやれるわ。」

 

 

 父さんと母さんの励ましを背中に受ける。

 信じてくれる両親の為にも、必ず宇宙人を倒さなければな。

 と、ここで携帯が鳴る。

 メールだ。内容に目を通してみると、どうやら奈良に例の宇宙人が現れたようだ。予定を少し繰り上げて出発というわけだ。

 

 

「それじゃ・・・行ってきます。」

 

 

 家を出てすぐさま駆け出す。

 校門を潜り抜け、すぐさま修練場から地下理事長室へ。

 

 ある程度揃ったところで大きなモニターにてニュースを眺める。奈良にて宇宙人の痕跡と見られる黒いサッカーボールが発見され、連中は何とこの国の首長・・・財前総理を連れ去ったらしい。

 総理を連れ去るなんて・・・何が目的だ。

 

 

「修也。」

「遅れてすまん。」

「揃ったな、諸君。情報によれば宇宙人は謎の集団に連れ去られたと言う。その謎の集団はエイリア学園と関係があるようだ。」

「出発よ。エイリア学園とすぐに戦うことになるかもしれないわ。」

「瞳子君、皆を頼む。情報は随時イナズマキャラバンに転送する。」

 

 

 イナズマキャラバン?

 聞き慣れない単語に疑問を覚えると、響木監督に別室に案内される。

 そこにあったのは青を基調とした真新しい風貌のキャラバン。これを使って俺達は移動することになるらしい。運転は古株さんが担当してくれる。

 そして。

 

 

「看板じゃないか。」

「ここは言ってみれば新しい部室だ。だったらこいつは必要だろうが。」

 

 

 と言って響木監督は親指を立ててニカッと笑う。

 眩しい・・・眩しいぜ響木監督!!

 

 

「しっかりな、皆。」

「はい、監督!」

「お前達はきっとエイリア学園に勝てる。俺はそう信じている!」

「はい!行くぞ皆!!」

「「「おお!!」」」

 

 

 キャラバンに乗り込む。俺の隣には鬼道。

 全員がシートベルトを着用すると、突如天井が開き、床が動いて隙間から除く地上へとキャラバンは顔を出す。

 ここから俺達の新しい旅が始まる訳だ。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 そして奈良にやってきた。

 道中行き止まりにぶち当たるハプニングがあったが夏未が理事長に電話したらなんか通れるようになった。理事長パワーすげえ・・・どんだけ顔広いんだよ。

 目の前に広がるのはかの有名なシカ公園。

 が、美しいその風景は目茶苦茶にされている・・・無論、宇宙人の仕業だろうな。

 

 

「あ、あったっス!!」

 

 

 散策しながら例の痕跡とやらを探していると、壁山の一際でかい声が響いてくる。

 声の方向にやってくると、あの黒いサッカーボールが。

 試しに持ってみると、有り得ないくらい重かった。恐らく金属製だろう。それをエイリア学園の連中は軽々と操っていた、という訳だ。

 益々謎だ。どうやってあんなレベルに・・・

 

 

「全員動くな!!」

 

 

 ボールに触れていると、突如人を怪しい人間のように扱う警察みたいなことを言われた。

 失礼な・・・と思ってその声の方向を見ると、黒い服に身を包んだ屈強な大人達がいた。

 ・・・もしかして、本当に警察の方?

 

 

「もう逃がさんぞ、エイリア学園の宇宙人!」

「俺達のこと・・・か?」

「財前総理をどこへ連れ去った!」

「あの、ちょっと──」

「黙れ!!その黒いサッカーボールが何よりの証拠だ!!」

 

 

 なんと、宇宙人扱いされてしまっている。

 しかしそうだよな、黒いボールを持って寄って集ってたら、宇宙人に見えなくもないよな。

 あの宇宙人達・・・見た目年齢俺達に近かったし。

 話を聞いてみると、この人達は総理直属のSPの人達らしい。本当にそっち系の方だったようだ。

 だからって宇宙人扱いは心外だが。

 

 

「宇宙人はどこだ!」

 

 

 声の方向に目をやると、ピンク髪で帽子を被った俺達と同年齢くらいの少女がいた。SP同様黒服に身を包んでいるが。

 段々と状況が混乱してきたな。

 その後は守とその女の子の宇宙人だ宇宙人じゃない論争が白熱し、何故かサッカーで証明することになった。

 何で?

 

 

 

 

 

 

 

「向こうが大人だからって怯むなよ?」

「そうだ。俺達はいつも通り俺達のサッカーをすればいい。」

 

 

 相手のチームの情報を春奈が探し出す。

 チーム名は"SPフィクサーズ"

 大のサッカーファンである財前総理のボディガードでもあるサッカーチーム・・・だそうだ。

 総理、サッカー好きだったんだな・・・というのは置いておこう。

 

 

「監督、何か指示はありますか?」

「いえ、特にないわ。とりあえず君達の思うようにやってみて。」

 

 

 ま、そうなるか。

 監督はこのチームのサッカーを見るのは初めてだろうからな。指示を出そうにも出しようがないだろう。

 だったら尚更自分達のサッカーをやってみせようじゃないか。

 相手が大人?そんなことは関係ない。

 むしろ思い切ってやれるね。

 

 

「鬼道、フォーメーションはどうする?」

「そうだな・・・」

 

 

 

 鬼道が考案したフォーメーションはこうだ。

 FW・・・俺、修也、染岡

 MF・・・鬼道、一之瀬、風丸、目金

 DF・・・壁山、土門、栗松

 GK・・・守

 

 いつものスリートップに加えて、本来DFだが攻撃も出来る風丸を中陣へ押し上げることで攻撃的な布陣を展開する。

 こんな時こそ攻めが肝心。俺達FW陣の働きもより大事になってくるという訳だ。

 ふと、マネージャー陣のどよめきが耳に入ってきたから視線を向けると、何と角間がいた。実況するためにキャラバンの後ろを着いてきたらしい。

 お前、サッカーやれるんじゃない・・・?

 

 

『間もなく試合開始だァァ!!』

 

「よし、早速攻め上がるぞ。」

 

 

 ボールを下げ、単身攻め上がる染岡。

 それに対し相手は3人係で立ちはだかる。2人が大柄な1人の背中を支えると──

 

 

「「「ボディシールド!!!」」」

 

 

 ──気合いと共に衝撃波が発生し、染岡を弾き飛ばした。

 なるほど、ボディガードと言うだけあって防御面はかなり固められているようだ。

 外に出たボールをスローインで修也が受けとりあえず攻め上がるも、相手のディフェンスの前に攻めあぐねる。

 入り乱れる攻防。

 やがてボールを持って染岡がゴール前に。

 

 

ドラゴンクラッシュ!!

セーフティプロテクト!!

 

 

 相手キーパーが腕を掲げると、特殊部隊の盾のようなものが横並びに展開され、ドラゴンの侵入を阻んでみせた。

 攻め上がる相手。こちらも負けじと守りを固めるがイマイチ対応しきれずペナルティエリアへの侵入を許す。

 

 

トカチェフボンバー!!

爆裂パンチ!!

 

 

 流石守、完璧に防いでみせた。

 大きく弾かれたボールを受け取り、再び染岡がドラゴンクラッシュの構えに入るが、例のピンク髪が立ちはだかる。

 

 

ザ・タワー!!

 

 

 突如として塔のように地面が隆起し、その頂上から雷を染岡に落とす。

 雷か・・・いいセンスだ。

 弾かれたボールをそのまま奪い、駆け上がる。

 

 

「貰うぜ。」

「何!?」

 

 

 焦って追い掛けてくるがもう遅い。俺は既に準備出来ている。

 

 

轟一閃改!!

 

 

 万全の状態で放たれた俺の十八番とも言うべきシュートは雷光の如くゴールへ襲い掛かる。

 あのキーパーの必殺技・・・かなり磨かれてはいるがその弱点は発動しきるまでに時間がかかること。

 なら、それより速く撃ち込んでしまえば──

 

 

『ゴール!!加賀美が先制点を奪いました!!』

 

 

 新しい戦いの初得点は貰ったぜ。

 修也や染岡とハイタッチを交わし、自陣へ戻る。

 と、そこで前半は終了。ベンチへ戻り水分補給。

 

 

「皆聞いて、後半の作戦を伝えるわ。」

 

 

 瞳子監督が手を鳴らしながら注目を集める。

 早速指示を出してくれるようだ。

 

 

「染岡君、風丸君、壁山君。貴方達はベンチに下がって。」

 

 

 11-3=8。つまりこの監督は俺達に本来よりも少ない人数で試合をしろと言っている訳だ。

 ・・・この監督も馬鹿じゃないはず、ならきっと何か狙いがある。

 人数が欠けると反論する3人を何とか落ち着かせ、後半へ臨む。

 鬼道も反論しか無かったようだが・・・あいつのゲームメイクならこれでも何とかなるだろう。

 まあ何より、俺達前線でボールを、点を取って相手を突き放してしまえばいいだけの話だ。

 

 

『おっと、これはどういうことだ!?雷門中は8人しか出ていないぞ!?』

 

「ちょっと、どういうつもり!?」

「勝つための作戦だ。」

 

 

 ピンク髪が鬼道に詰め寄るがそれを流す。

 ピンク髪って呼んでるけど、相手チーム背番号がないからこう呼ぶしかないんだよな。名前知らないし。

 

 さて、人数を欠いたこの状況での後半戦。

 どうなるかと思ったが案外何とかなっている。

 あの3人が抜けたことで、むしろ鬼道のゲームメイクが円滑に出来ているような・・・

 

 

「加賀美!そこだ!」

「おう!」

 

 

 やはり間違いない。

 確実に指示が通るようになっている。何故だ?あの3人が足でまといなはずが・・・と思い目線をやると、3人は手当を受けていた。

 なるほどな、怪我が回復しきっていなかったわけだ。

 それで鬼道が考える理想値を出せず、中々上手くゲームを動かせなかった。

 しかも、これにより相手が前に誘い出されて裏を突けるようになった。

 ここまでが筋書きなのか?だとしたら、あの監督中々に・・・

 

 

「修也!決めろ!」

「おう!ファイアトルネード!!

 

 

 灼熱を帯びた火炎が屈強なガードを突き破る。

 2点目だ。

 後半も残り僅かとなり、相手はキックオフと同時に攻め上がる。しかも、こちらのDFを抜き去り先程よりも強力なシュートを放つ。が。

 

 

マジン・ザ・ハンド!!

 

 

 俺達の守護神はそう簡単には破れない。

 守はしっかりと止め切り、前線へボールをパス。受け取ったのは修也。

 

 

「柊弥!もう一本行くぞ!」

「了解!」

 

 

 再び火炎を纏って修也は飛び上がる。俺も同時に同じモーションで空中へ。

 回転と共にボールを蹴り、火炎を注ぎ込む。

 

 

「「ファイアトルネードDD!!」」

セーフティ──

 

 

 ガードを展開途中のキーパー諸共ゴールにぶち込む。

 3-0。人数的不利を背負っても何ら問題はなかったな。

 

 

「負けたよ、流石は日本一の雷門イレブンだ!」

「いやー・・・え?今なんて?」

 

 

 ・・・こいつ、知っててイチャモンつけてきやがったのか。

 ピンク髪・・・財前塔子は父である財前総理を助けるためにエイリア学園を倒したいそうだ。そのために俺達と共に戦わせて欲しく、そのために力を見定めたという訳だ。

 

 

「私と一緒に戦って欲しいんだ!!パパを助けるために!」

「もちろんさ!な、皆!!」

「・・・ありがとう!!」

 

 

 こんな形で一件落着・・・とはいかなかった。

 公園のモニターが突如ジャックされ、そこに映し出されたのはレーゼの姿。

 SPの人曰く、この発信源は奈良シカTVだそうだ。

 早速キャラバンに乗り込み、塔子と共に現場へ向かう。

 

 

 

 

 その場所に到着し、屋上のサッカー場まで階段を駆け上がる。

 屋上の扉を乱暴に開けると、そこにはジェミニストームの姿が。

 

 

「探したぜ、エイリア学園!!」

「探した?我らに適わぬことが分かり降伏の申し入れか?」

 

 

 淡々とレーゼは語る。地球人は自分達の力を思い知らなければならないと。

 その後は守が「お前たちを倒す」と宣言し、試合の準備に入った。こちらは塔子を迎え、新体制。

 図らずとも、宇宙人達との再戦はかなり短い期間で果たされることとなった。

 

 

「よし、今回も決めるぞ・・・修也?」

「・・・ああ、すまない。」

 

 

 修也の顔色はどこか優れない。

 体調が悪いのだろうか・・・だが、こいつら相手となると修也に出てもらわない訳にはいかない。こいつらに勝つには俺達の全力をぶつけなければダメだ。

 修也への心配は拭えぬままポジションに着く。

 さあ、再戦だ・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──この時の俺は、この試合を境に運命の歯車が大きく狂うことを知らなかった。




【原作との相違点】
・柊弥の加入によって出発の時点で11人を下回ることが無くなった。
・SPフィクサーズとの試合に圧勝


と、言うわけで出発とSPフィクサーズとの試合、塔子の加入にジェミニストームとの再戦まで少し駆け足気味に詰め込んでしまいました。
最後みたいな煽りは初めて入れてみたので少し違和感があるかもですね。
次回、大きく話は動きます。お楽しみに。
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