白海染まれ   作:ねをんゆう

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■■1.プロローグ

「ふう、ここがオラリオですか。……聞いていた以上に、なんとも賑やかな街ですねぇ」

 

 門番に見送られながら街の入口たる大門を潜り抜けると、そこには様々な種族の人々が入り乱れる広大な都市の姿があった。

 これまで見てきたどんな町よりも若い人間が多いからか、あちらこちらから快活な声が聞こえてくる。その賑やかさにはこちらが少したじろいでしまうほどのピリピリとした圧力も感じるが、同時になんとなく力の入らない身体に新たな活力を与えてくれる。

 そうして今一度ゆっくりと身体を伸ばし、改めて存分にこの街を見渡すと、頬を軽く叩いて気を引き締める。

 

「さて、とりあえずは宿をとって、"フレイヤ様"を探さないといけませんね。あの方は『有名な神だから誰かに聞けば直ぐに分かる』と仰っておられましたけど……こうも元気な街に来た事は無いので、誰かに話しかける事すら気後れしてしまいそうです」

 

 そう言いつつも近くに見えた宿屋の受付に自然と宿を取る旨を伝えることが出来るのだから、実際には気後れなど殆どしていないことが分かる。

 それこそ受付は、厳つい顔つきをした筋肉隆々の如何にもと言ったスキンヘッドの男性なのに、特に怖いとも思うことなく自然と手続きを済ませた。

 

 宿の代金はやはり他町の宿と比べればそれなりに高い方ではあるが、選んだ宿が他の宿よりも安いと気づいた時には2度驚かされる。しかしまあオラリオならこんなものだろう。

 ある程度の纏まったお金を持ってきたおかげで何とか十数日程度ならば泊まることが出来そうであったし、直ぐに働き口も見つけるつもりだ。ダンジョンデビュー出来ないことは悲しいことであるが、普通の人間であればそういう選択も取れるのが、この街ならではの良さなのかもしれない。

 

 まあ、その前にまずは目的も果たさなければならないことがあるのだが。これからまた忙しくなりそうだ。

 

 

 

 ……ちなみに、見た目に反して意外と人の良いスキンヘッドのおじさんは、"フレイヤ様"と言えばオラリオでも最強を誇るファミリアの主神様であるということを教えてくれた。流石に事前知識としてそれくらいは知っていたものの、おまけにフレイヤ・ファミリアの本拠地が存在する場所を地図に記したりもしてくれたのだから頭が上がらない。人は見かけによらないとは言うが、このおじさんは正にそんなタイプなのだろう。

 それなりに生活が安定してきたら、この宿のことを宣伝しようと心に決めて、そのまま宿を出た。

 

 

 

 フレイヤ・ファミリアの本拠地は、『戦いの野』とも呼ばれる非常に厳つい名前をした場所だという。受付のおじさん曰く『見れば分かる』とのことだったが、確かにこうして見てみるとそう言った理由がよく分かる。

 

 なぜなら、最早単純に空気感が厳つい。

 

 中からは多くの人々が闘争しているかのような音が聞こえてくるし、この辺りだけ異様な緊張感に包まれている。恐ろしく威厳のある建物であるからこそ、その雰囲気もあって近寄り難い。これならば下手に門番など必要ないのではないかとさえ思うが、実際は本当に最低限の1人しか居ないので、そういうことなのだろう。

 流石はオラリオ最強を名乗るだけはある、『恩恵を失った』今の自分には少々刺激が強い。

 

 

 そして、その肝心の女神フレイヤについては……

 

 

「フレイヤ様は明日までお戻りにならない。事情は分かったが、日を改めろ」

 

「あや……それは、仕方ありませんね」

 

 なんとも刺々しい口調の門番の彼が言うに、女神は今日は戻らないということらしい。何処に行っているのかも知らないということだった。

 とは言え、神様から神様への手紙を渡すという重要な役割を担っているのだから、『帰ってきたら渡しておいて下さい』などという訳にもいかない。

 

 幸いにも門番の彼はそれなりに快く話を聞いてはくれた。きっと頼めば明日また来るという事を伝えておいてくれるに違いない。故に今日のところは取り敢えず諦めることにする。

 

 

(……ん、少しお腹も空いてきたかも)

 

 

 それに、そろそろ夕食の頃合いでもあった。宿では食事は出ない上に、これから自炊をするというのも時間的にあまりよろしくないだろう。

 そうなれば今日は外食にしようかと門番の彼にオススメの食事処を尋ねると、彼は西のメインストリートにある"豊穣の女主人"と呼ばれる酒場を紹介してくれた。少々値は張るが、その分味とサービスは保証できるという。

 おまけに店には腕の立つ店員も居り、安心して食事が出来るとのことなので、即断でその店に行く事を決めた。

 

 そんなに良い所なら常連になることも考えておくべきだ。この街に長期的に住む予定なのなら、行きつけの店の一つや二つは作っておいていい。特に恩恵を失っているのだから、安全な場所なんてものは、いくらあっても悪くない。

 

 

「色々とお世話になりました、また明日来ますね」

 

「……事情は明日の門番にも伝えておく、昼になる前にはここに来い」

 

「はい、ありがとうございます」

 

 無愛想ながらもそう言ってくれた彼に再度お礼を述べると、そのまま手を振って別れた。

 

 自分自身、特別運が良い方ではないのだが、ここに来てからどうも人に恵まれているような気がしている。

 

 これも神の加護なのだろうか?

 これから行く酒場も楽しみになってきた。

 

 

 

**************************

 

 

 

 「……何度見ても、男とは思えんな」

 

 

 眩しくなるような笑顔で手を振り遠ざかっていく"彼"の姿を見送りながら、門番のフリをしていたヘディンは1人呟く。

 知っている。あの女よりも女らしい男は、それでも間違いのない英雄であった。今はその役割を奪われたのだとかいう話も聞きはしたものの、しかしそれ自体はどうでもいい。

 

 フレイヤ・ファミリアにとって、言ってしまえば女神フレイヤを敬愛する者達にとって、彼は何よりも恩人であった。女神フレイヤの命を、そして身体を、彼女がフレイヤであることさえも知らなかったのに、傷一つ付けることなく守り抜いた。重要なのはそこでしかない。

 

 

「ヘディン、どうだった」

 

「問題ない、手筈通りだ。一応見張も付けてあるが、あの様子では気付かんだろう。恩恵も持っていないのだからな」

 

「そうか……」

 

「愚兎の方は進んでいるのか」

 

「ああ、支障ない」

 

 

 建物の中から出て来たオッタルと、最低限の言葉を交わす。今回の件については幹部陣が中心となって、最大限の働きを見せている。それはオッタルでさえも同様で、彼であっても暇をしていられる余裕はない。

 なにせ1人を騙すというだけでも相当に気を遣わなければならないのに、もう1人を全く別の理由で誘導しなければならないのだから。決して器用ではない彼等は、それはもう必死になる。……そうでなくとも、個々人に思惑もあるというのに。

 

 

「……ヘディン、お前はどう思う」

 

「単刀直入にも程があるぞ、脳筋」

 

「ユキ・アイゼンハートについて、どう思う」

 

「それでもまだ脳筋な質問だが……まあいい」

 

 

 相変わらずのオッタルの様子に頭を悩ませながらも、彼もその猪並みの脳味噌をもって色々と考えていることを察して、ヘディンは口を開く。

 色々と思うところはあるのだろう、基本的にこれまでユキ・アイゼンハートをフレイヤの横で見て来たのは彼なのだから。その人となりも、自分よりかは知っているはず。

 

 

「こんなもの、破綻するに決まっている」

 

 

「……」

 

「アレは矛盾の塊で成り立っている。無い筈の物を偽りで補い、ある筈のない物までもが強引に貼り付けられている。無理に無理を重ね、積み上げ、なんとか形を保っているような存在。穴だらけで酷く脆い」

 

「……精度は徐々に上がっていくと、フレイヤ様は仰っていた」

 

「フレイヤ様は人はパズルのようなものだと仰ったが、であるならば余計なパーツが新たに増えることは何を意味する?」

 

「……」

 

「あまり言いたくないことではあるが、あの男をある程度元に戻すだけならば、この様なことをする必要性はない。フレイヤ様のお力と、精霊、そして親しい存在があれば時間は掛かれど解決出来た問題だ。……ロキ・ファミリアと協力すれば、より精度は高まっただろう」

 

「……」

 

「だがフレイヤ様はそれをせず、むしろ余計なパーツを増やそうとしている。それも本来存在しなかったものを。それでいて元の形をも求めている。……既にこの時点で矛盾は生じていた」

 

 

 ヘディンは何を思うことなく、淡々とそう語る。それに対してオッタルは目を閉じて俯くだけ。しかし彼なりに苦悩していると言うことはアリアリと伝わっている。

 

 

「……主人を止めることも、忠誠になるのか?」

 

「知らん、お前の主義など興味もない」

 

「だがお前は……失敗すると、思っているのだろう」

 

「……役割が抜けたとは言え、仮にも一度は英雄となったような人間が、本当に神の思い通りに動くと思うのか?」

 

「……」

 

「少なくとも私は静観する。フレイヤ様がこの程度のことを気付かれていない筈もない、何か考えがあるのだろう。邪魔にならぬよう粛々と進めるだけだ」

 

「……そう、だな」

 

 

 単に愛に狂っているだけならば、多少の思考を読むことは出来る。しかし今のフレイヤはそうではない。両方を手にしようとしているからこそ、彼女は狂うことも出来ず、冷静でいなければならなかった。

 故に最早ヘディンにも分からないのだ、何をどうすることが真にフレイヤのためになるのかが。神意を量りかねている。オッタルもまた分からないからこそ意見を聞きに来たのだろうが、答えを知っているのはフレイヤだけ。

 であれば自分たちがすべきこともまた、知っているのは自分達だけだ。

 

 

「私はこの後、役割通り愚鈍な兎の躾に従じる。オッタル、貴様も己の役割を果たせ。……フレイヤ様に不信感を与えるような真似をするのであれば、今この状況においても私は貴様を吊し上げる」

 

「……わかっている」

 

「……いいや、分かっていないな」

 

「?」

 

 

 それ以上の言葉を発することもなく、ヘディンは今も『戦いの野』で試練を受けているであろうベルの元へと向かう。

 ベル・クラネルを躾けることが此度ヘディンに与えられた役割、それに間違いはない。その役割は確実に果たす、その言葉に嘘はない。

 

「……どのように躾けるかは、私の自由だがな」

 

 役割を果たした上で、自身のすべきだと思うことを成す。その過程においてフレイヤに不信感を抱かせるような真似はしない。自分の意思で、自分の考えで、より主人の利益になることを成す。これは単にそれだけの話。

 

「あの方が本気で魅了すれば、下界の全てが茶番に成り下がる……その思い込みこそが間違っていた。"英雄"などと呼ばれる規格外の存在が、神の指先になど踊らされる筈がない。そのようなこと、太古の英雄譚に嫌というほど聞かされていた筈なのだがな」

 

 では、あの少年もまた"英雄"となり得るのか。

 神の魅了を跳ね除けた白兎も、天へ跳ぶ日が来るというのか。

 

 ヘディンはそれを確かめなければならない。

 

 自身の女神が仕掛けたこの戦が、最初から負け戦であったことを確信する可能性があったとしても。それでも。

 

 

 

**************************

 

 

 

 西のメインストリート沿いに建つ建物の中でも、一際大きな造りの酒場。そこが"豊穣の女主人"であった。

 人通りの多いこの道でも遠目から分かるほどの存在感があり、出入りする人々がとても楽しそうな顔をしているのが印象的。

 こういった血の気の多い若者のいる酒場というものは、基本的に喧嘩や諍いで騒がしいものだというイメージがある。しかしここはなかなか平和な様子で、しかも店員達が可愛いらしい女の子揃いだというのだから驚きしかない。これだけでもこのお店が人気な理由がよく分かるというもの。

 

「これはなかなか良いところを紹介して貰っちゃいましたね〜♪……ん?」

 

 そんなこんなで周囲の活気に嬉嬉と引かれ、そのまま鼻歌を歌いながら気分良く酒場へと入ろうとすると、何やら入り口の方から小さな茶の影が店の飛び出して来るのが視界に入った。

 タイミングが良いのか悪いのか。猫人の彼女はどうにも周りが見えていないようで、止まることなく一心不乱にこちらへと向かって来る。なかなかに早い速度。

 一瞬そんな彼女の様子に、驚き、思わず動きを止めてしまったが、とりあえずは優しく両手を広げて、そんな彼女の事を受け止めることにしてみる。

 

 こんなに人が多い中で走るのはとても危ない。誰かにぶつかったりでもしたら、彼女もまた嬉しくはないだろう。怪我をする前に落ち着いて貰わないといけない、逆に誰かを怪我させてしまう前にも。

 

 

「っとと……大丈夫ですか?」

 

「……ニャッ!?な、ニャッ!?」

 

「ん?……こんばんは♪」

 

「な、なんで……なんでおミャーがここに……!?」

 

「へ?あっ、ちょっと……行っちゃった」

 

 暗さゆえに見え難かったが、なんだか泣いているような顔をしていた彼女は、少し不思議な反応をした後、また凄まじい速度で何処かへ走っていってしまった。

 まるで死人でも見たかのようなその様子。一体何があったのか気になりはするものの、逃してしまったのだから後の祭り。彼女がなんとか笑顔になれるような人と出会えることを祈ることくらいしか出来ることはない。

 そもそも恩恵もないので今から追いかけても絶対に追い付けないのだし、これもまた不便な物だった。

  

「……仕方ありません、行きますか」

 

 いつまでも見えない後ろ姿を見送っていても仕方ないと、気を取り直して酒場の中へと足を踏み入れてみる事にする。

 店の中はやはり本当に良い意味で活気に溢れており、中の光に照らされた時、思わず感嘆の声が漏れてしまった。様々な種族の者達が酒を片手に盛り上がっており、見目の綺麗な店員達もまた元気に愛想良く接客をこなしている。

 治安もよく、清掃も行き届いており、食事もとても美味しそうに見える。確かにこれなら多少値が張っても何度も食べに来たいと思えるだろう。

 あの門番の男性が言った通り、この店が人気な理由が一目で分かる。また漂ってくる良い匂いがお腹の虫をくすぐってくるのだから心地良い。

 

「うわっ!?なんか凄い綺麗な子が来たニャ!お一人様かニャ?」

 

 そんな事を考えながら入り口で雰囲気に浸っていると、店員の1人である猫人の女性が声を掛けてきてくれる。

 黒い髪と吊り目が特徴的なその店員は、この酒場のムードメーカー的な存在なのだろうか。それにしては何処か飄々とした彼女は接し方も気軽で、こちらも笑顔で言葉を返す。

 

「ええ、残念ながら連れは居ないんです。この酒場へ来るのも初めてなもので、よければ案内をお願いできますか?」

 

「ふっふっふ、任せるニャ。丁度ミア母ちゃんの前の席が毎日空いてるニャ」

 

「……?よく分かりませんが、ありがとうございます?」

 

 そう案内されて着いたのはカウンターの一席。恐らくこの酒場の主人であろうドワーフ族の女性が仕事をしている目の前の席だ。

 雰囲気からしてとても強そうな彼女だが、きっと彼女がいるからこそヤンチャをする冒険者が居ないのだろう。

 

 しかし彼女の様なみんなの怖〜いお母さん的な女性は、例え少しばかり見た目が怖そうでも、大抵が優しい人だと相場が決まっている。なにせこれだけ評判の良い店だ、主人もまた人格者でなければ務まるまい。

 

「……?」

 

 ちなみにそんな彼女は何故かこちらを見て目を見開いており、固まっていた。特に何かをしたつもりはないのだが、何かおかしかったのだろうかと不安になる。

 特におかしな格好をしていたつもりはないが……

 

「ミア母ちゃん、新規のお客様だニャ」

 

「………………まさか、またその姿を見ることになるとはねぇ」

 

「えっと?」

 

「いや、なんでもないよ。……今日は1人かい?」

 

「ええ、丁度今日この街に着きまして。訪ねた先でここの料理がとても美味しいと聞きましたので、早速こうして来てしまいました」

 

「そうかい。それならまあ、好きなだけ食っていきな」

 

「ええ、是非そうさせていただきます」

 

 なんとなくよく分からない反応を返されながらも、一先ず渡されたメニューを見る。

 それとなく目に留まった魚料理。特に理由はないがこれを食べてみたいと思い、水で割った果実酒と共に注文をすると、彼女はまた『……気に入ってたのかい』と不思議な反応を見せた。

 

 きっとそれについて話を聞こうとしても、彼女は教えてはくれないだろう。なんとなくそれが分かったので、気を逸らすように周囲に目を向けてみる。

 

 改めて働いている店員達を見てみると、ヒューマンからエルフ、猫人族にドワーフ族まで、様々な女性達が働いていることが分かる。

 他の都市では種族間の差別や対立なども未だに多く、場所によっては小さな抗争にまで発展していた所もあったため、この街に来てから見るこういった光景は非常に新鮮味があった。

 

 (……あの人達は、なんだろう)

 

 そんな時に見つけたのが、店の端の方に座っている奇妙な集団。顔を隠すように一様に外套を被っており、そこからは妙な緊張感が放たれている。彼等の座っている席には誰も近寄らず、かと言って食事を楽しんでいるようにも見えない。あれではお客さんが逃げてしまうのではないだろうかと思うが、注文自体はしているので誰も文句が言えないのか。……それにしても。

 

  

「……すまないねぇ、あいつらのことは気にしないでおくれ。アタシも叩き出したいのはやまやまなんだが、今日1日は我慢する約束になってるんだ。ああして隔離もしているし、暴れでもしない限りは見逃してやってくれないかい?」

 

「いえいえ、かまいませんよ。世の中には色々な人が居るでしょうし、これでこそオラリオという感じもしますから。流石オラリオの冒険者は一味違いますね」

 

「……まあ、それならいいさ。あんな奴等でもアホな女に振り回されて、無様に喚いてる時もあるんだよ」

 

「ふふ、それはそれで見てみたい気もしますね」

 

 店の主人とそんな会話をしながら、果実酒と魚料理に舌鼓を打つ。

 それなりの値段をする料理だが、味は聞いていた通り……否、期待していた以上のものだった。口に運ぶにつれて思わず上がる口角を止めることは、むしろ無粋というものだろう。調理法だけでなく、素材にまで気を使っているのが良く分かった。

 結局半分ほどまで食べ進める頃にはニコニコになっていたし、そんな自分を見て店の主人も苦笑をしていた。『アンタは本当に美味そうに食べるねぇ』なんてことを言われながら。

 それだけは少し恥ずかしくもあったが、それでも最後まで止まる事は無かった。

 

 

 

 

 

 

「あら、随分と可愛い子が居るじゃない」

 

 

 

  

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