魔法少女リリカルなのはStrikerS~もう一人の副隊長~ 作:三日天下
なのはでも出てくるあの空中に浮かんだタッチパネルみたいなあれなんて言うですかね?今回
はウインドウってさせていただきましたけどなにかいい言い方があったら教えてください
※通信での会話は『』であらわしています
なのは、シャリオ、エリオ以外のFW陣は訓練場の端で実際にデバイスを使って機能の確認を
していた。
「それがツーハンドモードね、ティアナは二丁拳銃初めてかもしれないけど使いこなせば大きな
武器になるから徐々に使いこなしていこうか」
「はい!」
なのははティアナのデバイスの新機能について実際に機動させながら説明し、これからの訓練
の課題を提示していた。それを聞いてティアナはこれからの訓練に胸を熱くさせ、返事をする。
なのははティアナの返事を聞いて満足そうにうなずき、激しい戦闘音が聞こえる方に目を向ける。
「それにしてもよくやるよね~」
「そうですね、あれで私達と同じ量の訓練をこなしてますしね」
なのはは激しい戦闘音が聞こえる方向――ヴァニアスがエリオのデバイスの試験運転に付き合っ
ている方向 を向きながらティアナに話しかけるをする。ティアナもエリオ達が試験運転をして
いる方向を向きながらなのはと会話をする。
「ヴァニアスくんが面倒見てくれてるから無理はさせないと思うけど心配にはなるよね」
なのはがそう言い終わった瞬間訓練場、いや機動六課は激しいアラートの音に包まれた。
「一級警戒態勢のアラート!!リイン、シャーリー、キャロ、スバルこっち来て!」
なのははすぐに少し離れたところでデバイスの機能確認をしていたスバル達を集めた。エリオ
はヴァニアスがしっかりと面倒を見てくれるだろうと判断してあえて集めはしなかった。
そしてスバル達がなのはの周りに集まったところでなのはの前に3つのウインドウが開かれる。
それにはグリフィス、フェイト、ヴァニアスがそれぞれ映っていた。
『教会本部から出動要請がきました。教会本部で追ってたレリックと思わしき物が見つかりま
した、戦闘準備をしてヘリポートへ向かってください』
『場所はエーリム山岳丘陵地区や』
グリフィスとはやてはそれぞれ任務の説明をしていく。その話を聞いたヴァニアスはふと疑
問に思ったことを口にだす。
『エーリム山岳丘陵地区?確かあそこには……面倒なことになってる、そうだろ?』
『うん、ヴァニアス君の言うとおり面倒なことになっとる。リニアレールの中に侵入した
ガジェットの所為で制御を奪れてる。そして今もなお移動中』
『リニアレール車内のガジェット総数は最低でも30。大型や飛行型の未確認タイプの出現の
可能性もあります』
ヴァニアスの嫌な予感は当たっており、FW陣の初出動としては重い仕事であった。
『いきなりハードな初出動や。なのはちゃん、フェイトちゃん、ヴァニアス君いけるか?』
「私はいつでもいいよ」
『私も大丈夫』
『なんのために俺はここに呼ばれたんだ?』
隊長達はそれぞれ思い思いの反応を示す。
はやてはさらにFW陣4人に声をかける。
『スバル、ティアナ、エリオ、キャロ みんなもOKか?』
「「『「はい!!」」』」
はやてはFW陣4人の元気な返事を聞いて満足そうに肯き、
『よし、ええ返事や。シフトはA-3、グリフィス君は隊舎での指揮、リインは現場管制』
『「はい」』
『なのはちゃん、フェイトちゃん、ヴァニアス君は現場指揮』
「『はい』」
『ああ』
それぞれの役割を確認する。そしてはやては居住まいを正して号令をかける。
『ほな、機動六課FW部隊……出動!!』
「「『「「「『はい!!』」」」』」」
『了解、みんな先行して、私もすぐに追いかける。……ヴァン』
フェイトは通信を切らずにヴァニアスに話しかける。
『なんだ?』
『私が行くまでライトニングをお願い』
『……了解』
ヴァニアスははやての号令には返事をしなかったが、こちらのお願いには返事をした。それ
を目ざとく見つけていたなのはにニヤニヤ笑われているのを知らずに。
『現場付近の上空で航空型のガジェットを捕捉しました。数は約200です』
リニアレールに向かう途中のヘリの中でなのはとヴァニアスはグリフィスからの通信を聞い
ていた。
「高町と俺が先行して相手の航空戦力を削る」
「うん、そうだね。リニアレールの方はスバル達に任せることになっちゃうけど……」
空で戦える魔導師が現在なのはとヴァニアスしかいない為二人で相手の航空戦力を削ぐしか
ないのでなのははヴァニアスに同意するが少し心残りがあるようだった。
「わたしも地上に降りますし、なのはさん達はスバル達を信じて思いっきり戦ってきてくださ
い」
リインフォースはなのはが心配そうにしているのを見て、その心配をはらおうとする。
後ろ髪を引かれる思いだったなのはもリインフォースの言葉でその思い振り払う。
「俺達は行くがお前らも全力を尽くせ、そして無理をするな」
「おっかなびっくりじゃなく全力で行けばみんなならできるよ」
ヴァニアスとなのはがそれぞれ声を不安そうな4人にかける。
その不安そうな顔をした中でもキャロは一際不安そうな顔をしていた。ヴァニアスはそれに気
が付きキャロに近寄り、声をかける。
「……キャロ、お前は一人じゃない。お前の魔法は誰かを助ける魔法だ、誰かをましてや仲間を
傷つける魔法じゃない。それを忘れるな」
「は、はい」
ヴァニアスはそう言うとキャロの頭に手を置いて、緩く撫でる。そして、その隣にいるエリオ
の方を向く。
「お前も男ならキャロを護れよ」
「は、はい!」
その答えたキャロとエリオの顔にあった不安はなくなるとはいかないもののかなりマシになっ
ていた。
ヴァニアスは言い終わるとハッチの方へ向く。そこにはなのはが感心したような顔をして立っ
ていた。
「なにか言いたいことでもあるのか?」
なのはのその姿を見たヴァニアスは怪訝な顔をして尋ねる。
なのははとんでもないっといった様に手を振って答える。
「なんでもないよ、ただ……お父さんは凄いなって思っただけ」
「……お前はなにが言いt「キャロもみんなも心配しないでね私達は通信で繋がってるし、なに
より訓練で培った絆で繋がっているから」……」
ヴァニアスはなのはの言ったことに物申すことがあったらしいがなのはの声によって防がれて
しまい、さらにそれを言及できるような雰囲気にされてしまい少し消化不良といった様だった。
「ヴァイスくん、ハッチ開けて」
なのははヴァニアスが言いかけたことを無視してヘリのパイロットであるヴァイスにハッチを
開けるよう声をかける。
ヴァイスもなのはに従いヘリの操作をしてハッチを開けられる状態にする。
「なのはさん、ヴァニアスさんもお気をつけて」
≪メインハッチオープン≫
ヴァイスのデバイス――ストームレイダー の声と同時にヘリのハッチが開く。そして開いた
ハッチから風が入り込みそれぞれの髪を揺らす。
「じゃあ、お先に行くね」
「ヴァイス、”さん”はいらないと言ってるだろ……」
それぞれハッチに向かう。
「ヴァニアスくんもすぐ来てね」
なのはは意味深なことを言ってハッチから空へ飛び降りる。バリアジャケットも纏わずに。飛
び降りた直後桃色の光が見えたことから空中でセットアップしたようだった。
「全くいらん気をやがって……ヨネット、甲冑を」
≪招致≫
ヴァニアスはそう言うとすぐにセットアップしまう。だが、飛び降りはせずに少し立ち止まって
後ろを向く。
「エリオ、キャロ。休みがあったら今度は4人でどこかへ行くか」
「「っ!?はい!!」」
ヴァニアスはエリオとキャロの返事を聞くと今度こそハッチから飛び降りようする。その顔は少
し照れ臭そうにしていた。
「ライトニング5、ヴァニアス・マルディネス。出る」
ヴァニアスは紫色の閃光を放ち空に飛び立った。
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