魔法少女リリカルなのはStrikerS~もう一人の副隊長~   作:三日天下

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すいません、かなり投稿が遅れました。遊戯王をやったり、テストやったりって感じで…

駄文ですが、よろしくお願いします。


第六話:朝練後

早朝訓練が終わり挨拶の為にフォワード陣が整列しているとフリードが鳴き声を上げていた。

 

「フリードどうしたの?え?なにか変な匂いがするの?」

 

唯一フリードとコンタクトをとれるキャロが確認をとった。

 

それを聞いた瞬間キャロたちの鼻にも異臭が届く。

 

その異臭は焦げ臭さを持っていた。

 

「ちょっ、スバル!あんたのローラーブーツ!」

 

ティアナがいち早く匂いの元に気付いた。

 

「うわぁ、もうだめかなぁ?」

 

スバルは少し驚いたがすぐにローラーブーツを脱いで手に持ち、状態を確認する。

 

ローラーブーツはからは異臭を放つ煙が出ておりとても使える状態じゃないことが誰の目からも分かる。

 

その状況を見ていたヴァニアスは訓練中に気になったことをいう。

 

「ランスターのアンカーガンもだろ?」

 

「……はい。騙し騙しです」

 

ティアナも自分の武器の状態を正直に言う。

 

弾詰まりを起こすような銃は実戦ではもちろん訓練でも使いものにならない。

 

なのははその会話を聞き、指をを口元に当てながら少し上を向く。

 

「う~ん、そろそろ実戦用の新デバイスに切り替え時かも」

 

なのはは自分の生徒達の成長と武器の状態をみてどうするか考えてらしい。

 

そんな状態はすぐに終わり、なのはは口を開く。

 

「よし、みんな。午前中の訓練の前にデバイスルームに集合ね。新デバイスを渡すよ」

 

新人は驚愕したがそれぞれに喜びを表した。

 

そんな状態では挨拶がうやむやになってしまうの当然と言ったら当然かもしれない。

 

しかし、うやむやにしないのがなのはとヴァニアスであった。

 

数秒後にちゃんと挨拶をして解散した。

 

 

 

 

「ヴァンさん」

 

「……?エリオどうした?」

 

訓練も終わり告げ、ヴァニアスもバリアジャケットを解いたところでエリオがヴァニアスを呼んでいた。

 

「聞きたいことあるんですけどいいですか?」

 

エリオの態度からは少し遠慮が見て取れた。

 

「ああ、構わない」

 

ヴァニアスはそれを察したのか少しだけ態度が柔らかくなったように見えた。

 

「なんでレギオーシフトだったんですか?前に『1対1用の魔法だから多対1には向かない』って言ってからないと思ったんですけど」

 

 

「「「へ?」」」

 

エリオは普通に質問をぶつけただけだが他のフォワードには違った。

 

エリオから聞きたくないような事実が聞こえてきたようにしか感じなかった。

 

フォアードの3人は素っ頓狂な声をあげていた。

 

「お前らにはそれで十分だったから使ったまでだ。それにあのタイプの魔法には耐性がなかったみたいだからちょうどいいと思った」

 

それを聞いてエリオは少し苦笑いを浮かべて、またも爆弾(フォワード3人にとって)を投下しようとした。

 

「……僕はたまに1人で受けてますよ」

 

エリオからまたもや衝撃の事実が告げられたが放っておこう。

 

「いつもよりはランサーの数を増やして4人用にしただろ。それにスピードタイプの魔導師が攻撃に当っては本末転倒だろ?あれぐらい避けれるようになれ」

 

ヴァニアスはいつになく饒舌になり、厳しい言葉をエリオに言うが、少ししてから

 

「……大丈夫だ。お前ならできるようになるさ」

 

エリオに励ましの言葉をかけた。

 

「っ!?はい!頑張ります!!」

 

それを聞いたエリオは少し驚いてから笑顔で返事する。

 

ヴァニアスは返事を聞いた後エリオの少し撫でた。

 

それはまるで不器用な親が子供を褒めているよに見えた言う。

 

それを見ていたのはフォワード陣以外の人物-なのはは少し納得してるようだった。

 

その証拠にうなずいてる。

 

「……高町。なにしてる?」

 

その行動を不審に思ったヴァニアスがなのはに声をかける。

 

「やっぱフェイトちゃんの副官だったんだなぁって思って、執務官と副官というより夫婦?」

 

「……あいつみたいに過保護じゃないし、甘くもない。それに親でもない」

 

なのはから返答を貰ったヴァニアスは少し不機嫌そうにして文句言う。

 

だが少し頬が緩んでいた。

 

それをなのはは見逃すわけがなかった。

 

「自覚ないの?今凄く『お父さん』してたよ」

 

なのはは少し楽しそうだ。

 

今までそういう浮いた話を聞いたことがなかった親友にも春が来たのだから当然だ。

 

「そうなるとフェイトちゃんは『お姉さん』じゃなくて『お母さん』かな?……うれしい?」

 

終始笑顔でなのはは親友の元補佐官を弄る。

 

「……なんでそうなる?だいたいなんで俺が喜ぶんだ?」

 

ヴァニアスはなのはが楽しそうに言っている様子から頬が緩んでいたのを見られたことを自覚する。

 

「え?違うの?だってシグナm」

 

「あいつは今度潰す」

 

なのはが言い終わる前にヴァニアスは決意を胸に抱く。

 

シグナムはヴァニアスの永遠の敵であるかもしれない。

 

面倒ごとを押し付けられ、模擬戦と言って殺されかけ、フェイトを出汁にいじられ、そんな両手ではとても数え切れない過去のことからもそれは言えた。

 

過去を振り返っていたヴァニアスに笑い声が聞こえた。

 

主はもちろんなのはだった。

 

「にゃははははは、大変だね」

 

「……お前も原因の1つだ」

 

ヴァニアスは大変だと思うなら苦労を増やすなと言いたげだった。

 

「でも、フェイトちゃんが1番の原因だよね?天然だし、苦労するよね」

 

なのははヴァニアスに現実を突き付ける。

 

「……もうなにも言わない」

 

自分の言うことが全てあだになっていくヴァニアスは黙ってしまった。

 

なのははやはりそれを楽しそうに見ているのであった。

 

 

 

 

 

 

 

その一方、途中から放置されたエリオと少し遠くにいたフォワード陣は合流して話していた。

 

議題は『レギオーシフト(1人用←ここ重要)について』だ

 

「副隊長はあれを一人に対して使ってるっていたわよね?」

 

「言ってたね」

 

「言ってました」

 

ティアナの質問にスバルとキャロは答える。

 

「……エリオはあれを一人で受けてるって言ったわよね?」

 

「言いましたけど……、ランサーの数も少なく、スピードも遅くしてしてもらってます」

 

ティアナの確認にエリオは答える。

 

ティアナ達は強張った顔でエリオの話を一言一句聞き逃さないっといた感じで聞いている。

 

「……避けるのよね?」

 

「はい」

 

「無理ね」

 

「無理だよねぇ」

 

「無理です……」

 

エリオの答えに自分たちの異口同音の感想をそれぞれ言う他の三人。

 

ティアナは少し強張った顔を解きながら再度口を開く。

 

「……だいたい避けるのもそうだけど、あれを一人に対して使おうとする副隊長も副隊長よ」

 

ティアナの頭に『鬼畜』っと言う言葉が浮かんだがさすがに副隊長に失礼だと思い振り払う。

 

「……鬼ね」

 

だが、ティアナの口からでた言葉は対して変わらなかった。

 

「鬼ちk……鬼だよね」

 

スバルに限ってはもう半分以上言ってしまっていた。

 

ティアナと同じことを考えてたらしいが、ティアナ同様言葉の意味は変わっていない。

 

「ヴァ、ヴァンさんは優しいですよ!まだ保護されたばかりの僕を遊園地に連れて行ってくれたり、『任務の時に落ちてたのを見つけた

から拾ってきた』っていいながらお土産を持ってきてくれたり」

 

エリオは酷い言われようだったヴァニアスを必死にフォローし、キャロもその後に続く。

 

「確かに鬼とかではないです……、ヴァンさんは何かと理由を私を気遣ってくれて、フリードが最初にヴァンさんを見たときに威嚇して手を噛んじゃった時も『…ペットの方は元気そうだな』って怒った素振りも見せないでわたしとフリードの頭を優しく撫でてくれました」

 

「ヴァンさんは噂なんかと違ってとても優しい人です!」

 

「とっても優しいんです!」

 

「きゅくる~」

 

エリオとキャロが力説し、『そうだよ』っと言わんばかりにフリードも鳴き声をあげる。

 

「ごめんなさい、あんなこと言って……優しいのはわかったけど……」

 

ティアナをすまなそう顔をしながら謝って、気になったことを聞く。

 

スバルは少しオロオロしてからティアナが謝った時に一緒になって謝った。

 

「『噂』ってなに?」

 

ティアナとスバルはエリオ達の説明は素直に受け入れられたが、疑問が残った。

 

エリオが言った『噂』である。

 

「っえ?知らないんですか?」

 

エリオは少し驚いていた。

 

その『噂』驚かれるくらい有名な噂らしいっとティアナは予想を立てる。

 

「できれば教えてくれない?」

 

ティアナはエリオ達に聞き、その後ろでスバルは大きく何度も頷いていた。

 

「えっと……」

 

「あの、その……」

 

エリオとキャロは二人して渋る。

 

「……言えないようなものだったら別にいいわよ」

 

「そうだよ、無理にってわけじゃないから」

 

それを見たティアナとスバルはきっと聞いてはいけない部類のことだと思い無理に言わなくていいことをはっきりさせる。

 

「別に問題はないんですけど……」

 

「ちょっと……」

 

エリオとキャロは顔を見合わせながら歯切れ悪く言う。

 

しばらくしてからエリオが決心したのか言いだした。

 

「え…っと、フェイトさんの補佐をやって時は『死神代行』とか『紫雷の悪魔』とかフェイトさんとセットで『死神と番人』とかって言われてて……地上部隊にいた時は『紫雷の殲滅者』、『陸の主砲』とかって言われてました……」

 

「「……」」

 

エリオの口からさっきのヴァニアスへの賞賛を無駄にするような発言がぽんぽん飛んでくる。

 

あくまで犯罪者から言われていたものなので多少のオーバーなとこはあるかもしれないがそれでも酷いものだった。

 

いい例が『管理局の白い悪魔』である、誰の事言わないが。

 

どんなことをやったらそんな呼び名がつくのかとティアナが悩んだのは昔のことではない。

 

それを聞いたティアナとスバルは言葉を失った。

 

それを見たキャロは慌てて、

 

「で、でも、フェイトさんは『あははは、ヴァンには見合わないよ。だって、こんなに優しいだもん』って言ってました」

 

っとフォローした。

 

そこへ

 

「私がどうかしたの?」

 

「「「「フェイトさん(隊長)!!」」」」




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