久遠Side
「ここは秘密だぞ」
そう言われて連れてこられたのは上へ続く穴。
どうやらここから上へ上がるらしいが、どうすればいいかは謎。
「お?上がらないのか?」
「あ・・・。そうだな。上がるよ。土ー!」
俺は、穴の真下に移動して地面に呼びかける。
すると、ボコリと俺の足が触れている場所が盛り上がった。
その土は穴の上まで盛り上がり続ける。
「よし、さんきゅ!・・・勇儀?」
「いやぁ、ここまで土を操るとは・・・君はどんな能力の持ち主だい?」
「・・・俺はただ守られてるだけさ。じゃあな、勇儀!」
俺は土から飛び降り、穴の外側で着地。
近くに巨木があった。本当にでかい。
マジマジと見るより先に、勇儀に手を振って走った。
「博麗神社がこの近くにある!そこへ行くといいさ!」
「・・・!勇儀、ありがとな!」
精一杯声をあげて、勇儀に礼を言った。
☆ ☆ ☆
やがて、開けた土地に入った。
その時には気がつけば永久が居て、灼熱地獄を探すより、俺を探す方が大変だったと述べた。しるか、そんなもん。
やけに綺麗な境内。
その奥の神社の縁側にポツンと座っているのは巫女さんだった。
どことなく放心した様子。
「・・・あの?」
声をかけると、こちらを見上げてきた。
やがて、どこか諦めたように息を吐く。
「誰よ、あんたら」
「・・・やっぱ永久見えるんだね。すごいや」
「そうね・・・この世界、只者じゃない人が揃いすぎだよ」
「・・・聞いてる?」
俺らが話していると、巫女さんに訝しげに睨まれる。
俺の知ってる巫女さんじゃない。
よく見ると美人さんだった。
黒く艶やかな髪に、同じ色の目。
紅白の衣装を纏った体躯は細く、俺に比べたら小さい。(少しだけだが)
どことなく、清楚で大人しめな雰囲気をもつ少女、と言った様子だ。
・・・先ほどの睨みは気にしてないよ、全く。
「・・・俺は久遠。こっちが永久さ」
「ふぅん。そ」
「君は?」
「博麗霊夢。霊夢よ」
そっけなく言われた。あ、ちょっとショック。
どことなく覇気のない霊夢に、俺は人しれずため息をこぼした。
「・・・あんたら、外来人よね。どうしてここに?」
「いやぁ、地底からきてね。ローブの男に襲われてたんだ・・・うわぁ?!」
「どこにいったの?!そいつは、どこ!」
「あ、あの、霊夢?」
「そいつは私の連れと行動を共にしてた。おそらく、もう地底には居ないよ」
永久の言葉を聞いて、霊夢は忌々しいと言わんばかりに舌打ちした。
そして、霊夢が縁側に上がる。
「・・・上がりなさい。あんたらの知り合いが加担してるのなら、しばらくはここでやって行きなさい」
「いいのかよ?」
「・・・ええ。まだ理由もないやつを住まわせるよりマシ」
後悔するように、霊夢は巨木を見上げた。
・・・あの木に、なにかあったのだろうか?
俺には何もわからないまま、去った霊夢を追った。
やっとまともな人たちを出せる回です。
これから頑張るよ!
久遠「・・・作者。青の手に持ってるものは?」
ん?iPhoneと筆記用具。
久遠「なにしてるの?」
勉強+ゲーム
久遠「馬鹿だ!!」
ひ、ひどいな!今はまだ提出物やってるだけだよ!
久遠「・・・はぁ。まあ、とりあえず、活動報告を見てください。お願いします」
え?あ、う?
久遠「では!」
ええぇええ?!で、では~!