幻想散々的   作:Lan9393

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百六話:地底の遭遇

久遠Side

 

 「おやおや、何の用だい、久遠」

 

穴倉から少し。

旧都に入った。

・・・そこで、俺は会いたくなかった人と会うわけだが。

 

「勇儀・・・」

「久遠、ほっとけ!優先順位があるだろ?!」

「・・・行くのかい?」

「・・・」

 

俺は勇儀の真っ正面に立つと、声もかけずに弾幕を形成した。

ニタリと笑んだ勇儀は、「そうじゃなきゃなぁ!」と盃を酒で満たした。

 

「魔理沙、さっさといけ」

「~~~っ!お前、あとで覚えてろよな!」

「多分ね」

 

魔理沙が飛んで行くのを見て、ふと横へずれる。

ものすごい衝撃が左横で起こった。

 

「・・・今のは偶然かい?」

「まあ、そうともいうかもね」

「へえ・・・面白い!」

 

パン、パン。

乾いた音が旧都に響く。

 

「おやおや、そんな暇はないんじゃないか?」

「!」

「誰だ?・・・て、あんた」

「やあ、勇儀姐さん。久遠くんも。というか君、姉妹を見にきたんだろう?いけばいいさ」

「・・・瀬良」

 

旧都の建物のてっぺんに、白い羽を畳んだ烏天狗がいた。

瀬良だ。

 

「よっと」

「お前の太刀筋は見えてんのさ!」

 

飛び上がり、刃のない刀を振るった瀬良の真下に移動した勇儀は叫ぶように言った。

それを見て、瀬良は笑う。

 

「うんうん、いいねいいね」

 

なにをしているんだ、この人は。

勝手に割って入ってきて、なにを・・・。

 

「久遠、さっさと行こう!?」

「えっ。あ、ああ・・・」

 

俺は永久に連れられるまま。

瀬良が笑ったような気がした。

 

☆  ☆  ☆

 

魔理沙に追いつき、新たに霊夢も加わる。

どうやら、地上は妖夢に任せてきたようだ。・・・大丈夫、なのかな。

俺は走り、二人は飛んで進む。

・・・すると、話し声が聞こえた。

 

「・・・様。本当に、・・・・ですか?」

「ええ。しかた・・・・りん、・・・・・だい」

 

聞き覚えのある声。

俺は速度をあげた。

曲がり角を超えると、そこには二人の姿が。

 

「・・・さとり!お燐!」

「!久遠、さん?!」

「久遠さんですにゃー!」

 

さとりとお燐は驚いたようにこちらを見る。

 

「・・・久遠、そいつらは」

「!」

 

さとりが怯えたように俺の背後に隠れる。

お燐は俺ごとかばうように、霊夢たちとの間に立ちはだかった。

 

「・・・」

「・・・魔理沙、任せるわ」

「ガッテン承知!」

 

お燐に向けてレーザーをはなった魔理沙に、お燐が食いかかる。

その隙をぬって霊夢がこちらへ飛んできた。

 

「私、先いくわ」

「!いけない!」

「なにがよ」

 

さとりは何か言おうとして、口をつぐむ。

トト、と歩いて、霊夢の前に立った。

 

「あなたは、通しません」

「あっそ。じゃあ久遠、任せたわ」

「えー・・・わかりました。じゃあ、さとり、また後で話そうな」

 

俺は時を早めてもらい、とっとと先へ行った。

後ろを振り返ることはない。

・・・響く轟音を耳にいれながら、ただ走った。




ねもい。

久遠「そっか。それで・・・一人一人、描写するの?」

いいえ。
だいたい、粘ってもらえればなって。
久遠VS??をやって、最終決戦にしようと思ってますから。
EX・・・どうしようかなー。

久遠「えっ、EX?」

はは、まあ考えておくよ。
というわけで、また次回もお願いします!
では!
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