幻想散々的   作:Lan9393

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百八話:天魔、暴走

久遠Side

 

  やがて、さとりの目の前にくる。

弾幕ごっこは終わっていたようだ。

霊夢と魔理沙がやや疲れた面持ちで壁に寄りかかっている。

さちりも少々服が汚れて見える。お燐?ああ・・・いなかったよ、そこには。

 

「久遠さん、ご無事で何よりです」

「そっちもね。・・・・ん?こいしは?」

「・・・え?」

 

さとりも把握してなかったようで、俺と一緒にキョロキョロと当たりを見渡す。

しかし、その姿が見えない。

 

「うそっ!まさか、こいし・・・!」

「探そうっ。・・・土、いるか!」

「ん・・・。灼熱から炎も連れてきた。・・・永久が」

「火種!さんきゅ、永久」

 

永久から手渡された松明には、火が灯っていた。

 

「これで久遠も即戦力だねっ!」

 

サムズアップ。

即戦力って、買い被りすぎだろ、永久め・・・。

ふと、松明を振ると、ボフンと音を立てて一頭身が生まれた。

メラメラと燃え、強い意思を燃やしたような瞳が爛々とこちらを見つめてくる。

 

「よう、クオ!」

「炎。やっと会えた。すっごく心強い」

「へっへーん!頼りにしやがれっ」

「もちろんだ」

 

さとりが一頭身を見てポカーンとしている。

それは、霊夢も魔理沙も同じだった。

おっと用事を忘れるところだった、危ない危ない。

 

「土、こいしを探してくれ」

「ん」

 

それだけ。

俺は「よし」とつぶやいて、その場に座り込む。

霊夢の話だと、幻想郷はそれなりのでかさをもっているらしい。

その中の一人を探すんだ。厳しいだろう。

 

 

「・・・居た」

 

 

土の精霊が、つぶやくように報告した。

 

「おっ、速いな」

「えっ・・・こいしを見つけたのですか?!」

「ア・タ・リ・マ・エ・ダ・ロ♪土の索敵能力は半端じゃねーぜ」

「・・・炎」

「へーへー」

 

土の精霊が炎の精霊を睨みつける。

それは、まるで照れ隠しのようだ。

え?なんでわかるかって?

・・・感覚的に、照れてると思ったから。

 

「こいしは、どこにいるんですか?!」

「・・・守矢神社」

 

全員が静まり返った。

守矢神社?どこ、そこ。

それが俺の心境である。

 

「なんであそこに・・・」

 

さとりではなく、霊夢から反応をいただいた。

まるで面倒臭いと言うように、重苦しいため息をついて。

 

「行くんだったら私パス。瀬良連れてったらどうかしら」

「それ、オイラ売ってるっすよね、霊夢さん?」

 

霊夢が提案すると、その後ろに瀬良が出現した。

何と急な登場だろう。

白い羽が広がり、霊夢ごと包んでしまう。

・・・え?

 

「・・・~~っんの遊び人!なにしてくれんのよ!」

「え~何も~」

「馬鹿瀬良!いつか仕返ししてやるわ」

「できるものならどうぞ~」

 

瀬良と霊夢の会話が、カップルのそれに似ている。

俺は無言でさとりの手を掴んで歩き出した。永久と一頭身がそれに続く。

 

「あ、待ってくれっす~。オイラも行く!」

「リア充は当てに出来ない」

「じゃあ、さりげなーく手を掴んでるのは何で?独占欲の表れ?」

「ち、が、う!」

「つまんないの~。魔理沙はどうするんすか?」

「んー。私は霊夢といるのぜ。悪いな」

「そうっすか。残念」

 

魔理沙は申し訳なさそうに謝る。

くっ!誰か瀬良の暴走は止められないのか!

 

「ほら、いくっすよ~」

「お、おう」

「了解、です」

 

俺とさとりは、瀬良のノリについていけず、ただ後ろをついて行くだけになった。




久遠「あれ・・・作者は?」

理桜「これが・・・これが妖夢さんの苦痛・・・。あはは・・・すごいやぁ・・・あの糞作者・・・」

久遠「・・・そっとしておこう。・・・ん?なになに?」

『妖夢さんを休ませる+、久遠くんと妖夢さんのまともな絡みがあるまで理桜くん、任せた。
byLan9393』

久遠「・・・あ、裏面に説明が乗ってる。えーっと・・・なになに?
『次回、天魔、意気消沈?!次のはなしまでまってくんさい!』・・・。
破っていいよね、破っていいよね。破ろう」(ビリィッ
瀬良「オイラの身になにが・・・」(ガクブル
久遠「というわけで、作者を炎付きで殴ってきますので悪しからず。では、また次回!」


瀬良「君の能力、まだ使われてないよね・・・ほとんど」
久遠「ですね」
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