幻想散々的   作:Lan9393

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あらすじ~

久遠が謎の女の子を発見!
その子は頭にこぶをつくって気絶していた!
不安に思った久遠は目覚めるのを近くで見守りながら、不審者のようにその場にいた!
(久遠「おい!」)
目が覚めた少女、神成ミレイとともに、地霊殿を出る決意をする久遠。
急展開乙。
一方その頃、少年は未來と謎の会話をしていてーー?

久遠「・・・わざわざあらすじ作らなくっても」

うっさい。


百十三話:「(中略)ありがとう」

久遠Side

 

「もうおかえりになられると?」

「ああ。博麗神社からも出るつもりだ。・・・物分りのいいお前のことだ。俺がなにをしたいかわかってるだろ?」

「はい。そちらの神成ミレイさんをお送りするんですよね」

「・・・まあ」

 

俺はチラリと神成を見やる。

神成は、出入り口付近で壁に寄りかかり、俺らの視線に対して首をかしげていた。

気づかないのか。

まあいいや、と俺はさとりに視線を戻す。

仕事をしていたらしく、机に向かっていたさとりは、ふぅと息を吐いて、それから笑った。

 

「わかりました。私の方も、長々と引き止めてしまいましたし」

「ごめんな」

「大丈夫です。こいしが、なんていうかはわかりませんが」

「その前に逃げることにしようか」

「どしたの~?」

 

背中に、重み。

俺はすぐさまその重みをのけて神成の手を掴む。

永久がそこにいたようで、重みの正体であるこいしを取り押さえ、俺が逃走できるのを待った。

こいし、怖い。

 

「ちょ、久遠くん、待ってっ!」

「!・・・わ、わり、焦ってて・・・」

「ううん、平気。ただ、もうちょっとスピード遅くしてくれても良かったかな」

「・・・面目ない」

「わわ、落ち込まないでっ!」

 

旧都についていたようで、俺らはその中を歩く。

今回は道に迷わないぞ。

すると、上空から声が。

 

「あっはっは!お熱いねぇ!」

「本当に妬ましいわ・・・」

「勇儀・・・と、どなた?」

「・・・そうね、あんたと勇儀は、私に見向きもせずに行ったものね。それに、帰り道もよ。腐ってるんじゃないの?その目はッ!!!」

 

ど迫力である。

恨めしい、という殺気みたいなのがビンビン漂ってきて、俺はなんとなくため息をついた。

神成に視線で問う。

『相手にするか?』と。神成は、それに答えず、つかつかとそいつに歩み寄る。

 

「えっと、見ず知らずの人にそんなこと言っちゃダメだよ」

「っ?!・・・あんた、私をなんだと」

「ううん、別に。・・・」

「ああ、俺は斎藤久遠。あんたは?」

「・・・水橋パルスィよ」

 

パルスィと答えたど迫力の女は、指の爪を噛み、こちらを上目遣いで見上げてきた。

・・・しかし、殺気は未だに漂うので、可愛さの欠片もないのですが。

否、前言撤回。

若干涙が目尻に溜まってたのでおk。ぐっどです。

 

「パルスィか。んでこいつは神成ミレイ。よろしく」

「自分のことは自分で紹介するよっ!?」

「・・・めんどくせーのでパスです」

「ひどい!」

「はいはいひどくて結構」

「あっさりしてるね、久遠くん?!」

 

最初のイメージとは裏腹に、ツッコミが激しい。

・・・すぐに落ち着きを取り戻していたので、つまらないとつぶやいてやったら視線が痛くなった。

おお、怖い怖い。

 

「あーもう、妬ましいわね。弾幕ごっこでm—……」

「ごめん用事おもいだしたわ!!」

「え?!ちょ、久遠くん!早い!」

 

なんぞそれはっ!弾幕ごっことか、俺は知らん、知らんからなっ!!

・・・なんて思いながら全速力で走ってたら、神成が追いついてきた。

しばらく走っていて、見覚えのあるデコボコ道。

上を見上げれば、あの大樹。

 

「・・・さて、上がるかねぇ」

「う、うん」

 

土の精霊を呼んで地面を盛り上げる。

・・・と、神成がびっくりしたような声を上げる。

 

「な、なにそれ?」

「ん?それ?・・・ああ、精霊のことか」

「う、ん?精霊?」

「ああ。物質に宿る霊っていうか、なんていうかさぁ・・・」

「へぇ・・・。土の精霊は、土に宿ってるんだ」

「まあそうなる。木には木の、水には水の炎には炎の。それぞれに精霊が宿る。ごくわずかな力を持った精霊じゃ、俺の目にすら映らないけれどな」

 

俺のわかりづらい説明を噛み砕いて飲み込んだ神成は、土の精霊に手をのばす。

ぺしん、と彼女の手の部位らしき場所によって、それは軌道をそらされてしまったが。

・・・静寂。

神成は怒りもせず、それをポカンと見つめていた。

土の精霊は、しゅるりとどっかへ消える。

 

「・・・触れるんだ」

「まあな。精霊は気まぐれで、たまぁに手を貸すことがあるから、触れないとダメなんだってさ」

「へー、でも久遠くん、懐かれてるような・・・」

「俺はちょっと違うからさ」

 

肩を竦めて笑う。

大樹から漏れる木漏れ日が俺の目に入る。

・・・ピンポイントであたると、眩しいな。

心地良さげに神成が見上げた。

 

「おっきい木。なんて名前?」

「・・・あー、」

「『幻想樹』よ」

 

俺が告げたのではない声。

凛とした声で、俺はそちらに視線を向ける。

紅白の裾が揺れる。

 

「あー、霊夢さん」

「霊夢・・・」

「その中には人がいる。そうでしょ、久遠」

「ああ・・・」

 

神成がこちらを見上げる。

とりあえず、気持ちを落ち着かせて、頭を下げる。

表情は見えない。

けど、ただ、隣からは息を呑むような音が聞こえた。

 

「・・・泊めてくれてありがとう」

「別に、構わないわ。じゃ、私はこれで」

「・・・」

 

霊夢は踵を返して、神社へ向かっていく。

ごめん。少し騒がせるかもしれないけど、・・・許してくれ。

俺は再び大樹を見上げた。

木の精霊が寄ってくる。

 

「くおーん!」

「おぉ」

「!?」

 

まんま木をイメージした精霊の姿に、神成が驚いている。

ん?よく見ると、小さいのがいるじゃねえか。

 

「増えたか」

「うむ!」

「・・・じゃあ、また中見せてくれ」

「・・・いいの?」

「ああ」

 

木の精霊を捕まえると、俺は手をのばした・・・・。

 




はい、話が二転三転。
そして霊夢さん出落ち乙。

霊夢「・・・霊符」

あっはいすいません。(どげざぁああ)

ミレイ「あ、あはは」
久遠「まず、俺がスペルカード、弾幕ごっこを知らない件」

矛盾してたらすいません。一応名前だけはしってる。でもやりたくない。
そんなノリです。
ってかうちあんま弾幕ごっこしないし。

久遠「ん?まさか、今回は、」

弾幕ごっこ無しです。

久遠「アレェエエエエ?!」
ミレイ「ぎゃ、逆じゃない?普通」

今、ミレイさんの性格掴んで書くのに一苦労なんですよ。

ミレイ「ご、ごめんなさい」
久遠「おい、作者め・・・即興・・・霊符『炎精の舞』!」

ああああ!!本編に出そうか迷ってたスペカじゃないかぁああああ(ピチューン)

霊夢「ちなみに考えたのがお風呂」
久遠「俺の扱いェ・・・」
ミレイ「そ、そろそろ切る?」
久遠「・・・まあ、次回予告もしとくか」

妖夢「地上へ出た久遠さん。幻想樹を見つけ、中を探ろうと再び試みる。
しかし、その行動は———?
次回、「なんかいるぅううう!!」お楽しみに!」

三人「?!」ミレイ(妖夢・・・?)

妖夢「・・・」(恥ずかしさのあまりうずくまって泣く)
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