久遠が謎の女の子を発見!
その子は頭にこぶをつくって気絶していた!
不安に思った久遠は目覚めるのを近くで見守りながら、不審者のようにその場にいた!
(久遠「おい!」)
目が覚めた少女、神成ミレイとともに、地霊殿を出る決意をする久遠。
急展開乙。
一方その頃、少年は未來と謎の会話をしていてーー?
久遠「・・・わざわざあらすじ作らなくっても」
うっさい。
久遠Side
「もうおかえりになられると?」
「ああ。博麗神社からも出るつもりだ。・・・物分りのいいお前のことだ。俺がなにをしたいかわかってるだろ?」
「はい。そちらの神成ミレイさんをお送りするんですよね」
「・・・まあ」
俺はチラリと神成を見やる。
神成は、出入り口付近で壁に寄りかかり、俺らの視線に対して首をかしげていた。
気づかないのか。
まあいいや、と俺はさとりに視線を戻す。
仕事をしていたらしく、机に向かっていたさとりは、ふぅと息を吐いて、それから笑った。
「わかりました。私の方も、長々と引き止めてしまいましたし」
「ごめんな」
「大丈夫です。こいしが、なんていうかはわかりませんが」
「その前に逃げることにしようか」
「どしたの~?」
背中に、重み。
俺はすぐさまその重みをのけて神成の手を掴む。
永久がそこにいたようで、重みの正体であるこいしを取り押さえ、俺が逃走できるのを待った。
こいし、怖い。
「ちょ、久遠くん、待ってっ!」
「!・・・わ、わり、焦ってて・・・」
「ううん、平気。ただ、もうちょっとスピード遅くしてくれても良かったかな」
「・・・面目ない」
「わわ、落ち込まないでっ!」
旧都についていたようで、俺らはその中を歩く。
今回は道に迷わないぞ。
すると、上空から声が。
「あっはっは!お熱いねぇ!」
「本当に妬ましいわ・・・」
「勇儀・・・と、どなた?」
「・・・そうね、あんたと勇儀は、私に見向きもせずに行ったものね。それに、帰り道もよ。腐ってるんじゃないの?その目はッ!!!」
ど迫力である。
恨めしい、という殺気みたいなのがビンビン漂ってきて、俺はなんとなくため息をついた。
神成に視線で問う。
『相手にするか?』と。神成は、それに答えず、つかつかとそいつに歩み寄る。
「えっと、見ず知らずの人にそんなこと言っちゃダメだよ」
「っ?!・・・あんた、私をなんだと」
「ううん、別に。・・・」
「ああ、俺は斎藤久遠。あんたは?」
「・・・水橋パルスィよ」
パルスィと答えたど迫力の女は、指の爪を噛み、こちらを上目遣いで見上げてきた。
・・・しかし、殺気は未だに漂うので、可愛さの欠片もないのですが。
否、前言撤回。
若干涙が目尻に溜まってたのでおk。ぐっどです。
「パルスィか。んでこいつは神成ミレイ。よろしく」
「自分のことは自分で紹介するよっ!?」
「・・・めんどくせーのでパスです」
「ひどい!」
「はいはいひどくて結構」
「あっさりしてるね、久遠くん?!」
最初のイメージとは裏腹に、ツッコミが激しい。
・・・すぐに落ち着きを取り戻していたので、つまらないとつぶやいてやったら視線が痛くなった。
おお、怖い怖い。
「あーもう、妬ましいわね。弾幕ごっこでm—……」
「ごめん用事おもいだしたわ!!」
「え?!ちょ、久遠くん!早い!」
なんぞそれはっ!弾幕ごっことか、俺は知らん、知らんからなっ!!
・・・なんて思いながら全速力で走ってたら、神成が追いついてきた。
しばらく走っていて、見覚えのあるデコボコ道。
上を見上げれば、あの大樹。
「・・・さて、上がるかねぇ」
「う、うん」
土の精霊を呼んで地面を盛り上げる。
・・・と、神成がびっくりしたような声を上げる。
「な、なにそれ?」
「ん?それ?・・・ああ、精霊のことか」
「う、ん?精霊?」
「ああ。物質に宿る霊っていうか、なんていうかさぁ・・・」
「へぇ・・・。土の精霊は、土に宿ってるんだ」
「まあそうなる。木には木の、水には水の炎には炎の。それぞれに精霊が宿る。ごくわずかな力を持った精霊じゃ、俺の目にすら映らないけれどな」
俺のわかりづらい説明を噛み砕いて飲み込んだ神成は、土の精霊に手をのばす。
ぺしん、と彼女の手の部位らしき場所によって、それは軌道をそらされてしまったが。
・・・静寂。
神成は怒りもせず、それをポカンと見つめていた。
土の精霊は、しゅるりとどっかへ消える。
「・・・触れるんだ」
「まあな。精霊は気まぐれで、たまぁに手を貸すことがあるから、触れないとダメなんだってさ」
「へー、でも久遠くん、懐かれてるような・・・」
「俺はちょっと違うからさ」
肩を竦めて笑う。
大樹から漏れる木漏れ日が俺の目に入る。
・・・ピンポイントであたると、眩しいな。
心地良さげに神成が見上げた。
「おっきい木。なんて名前?」
「・・・あー、」
「『幻想樹』よ」
俺が告げたのではない声。
凛とした声で、俺はそちらに視線を向ける。
紅白の裾が揺れる。
「あー、霊夢さん」
「霊夢・・・」
「その中には人がいる。そうでしょ、久遠」
「ああ・・・」
神成がこちらを見上げる。
とりあえず、気持ちを落ち着かせて、頭を下げる。
表情は見えない。
けど、ただ、隣からは息を呑むような音が聞こえた。
「・・・泊めてくれてありがとう」
「別に、構わないわ。じゃ、私はこれで」
「・・・」
霊夢は踵を返して、神社へ向かっていく。
ごめん。少し騒がせるかもしれないけど、・・・許してくれ。
俺は再び大樹を見上げた。
木の精霊が寄ってくる。
「くおーん!」
「おぉ」
「!?」
まんま木をイメージした精霊の姿に、神成が驚いている。
ん?よく見ると、小さいのがいるじゃねえか。
「増えたか」
「うむ!」
「・・・じゃあ、また中見せてくれ」
「・・・いいの?」
「ああ」
木の精霊を捕まえると、俺は手をのばした・・・・。
はい、話が二転三転。
そして霊夢さん出落ち乙。
霊夢「・・・霊符」
あっはいすいません。(どげざぁああ)
ミレイ「あ、あはは」
久遠「まず、俺がスペルカード、弾幕ごっこを知らない件」
矛盾してたらすいません。一応名前だけはしってる。でもやりたくない。
そんなノリです。
ってかうちあんま弾幕ごっこしないし。
久遠「ん?まさか、今回は、」
弾幕ごっこ無しです。
久遠「アレェエエエエ?!」
ミレイ「ぎゃ、逆じゃない?普通」
今、ミレイさんの性格掴んで書くのに一苦労なんですよ。
ミレイ「ご、ごめんなさい」
久遠「おい、作者め・・・即興・・・霊符『炎精の舞』!」
ああああ!!本編に出そうか迷ってたスペカじゃないかぁああああ(ピチューン)
霊夢「ちなみに考えたのがお風呂」
久遠「俺の扱いェ・・・」
ミレイ「そ、そろそろ切る?」
久遠「・・・まあ、次回予告もしとくか」
妖夢「地上へ出た久遠さん。幻想樹を見つけ、中を探ろうと再び試みる。
しかし、その行動は———?
次回、「なんかいるぅううう!!」お楽しみに!」
三人「?!」ミレイ(妖夢・・・?)
妖夢「・・・」(恥ずかしさのあまりうずくまって泣く)