幻想散々的   作:Lan9393

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新キャラ登場。
『彼女』以外の名前、思い出せない(白目


百十九話:「大丈夫だ、問題ない」

久遠side

俺らはなぜか森の中をさまよっていた。

なにを隠そう、絶賛迷子である。

慧音さんの家を出てから、だいぶ時間が経っている。心配されてるだろうか。

「ね、ねえ、どうするの?」

「大丈夫だ、問題ない。何のために精霊がいると思ってるのさ!」

「精霊ってそんな使い方していいの!?」

「うん!まあ・・・うん・・・怒られるけど・・・」

「ダメじゃない!」

俺は木の枝に座り込んで、あたりを見渡す。

神成がため息をついて俺に説教。

・・・あ、やべ、精霊に怒られるの思い出したら体が震えてきやがった。

ったく、あいつらこえぇんだもんな。

「・・・んー。誰も通らねぇし、それっぽい道もないなぁ。どうする?」

「どうするも何もないよ。来た道を戻ろう?」

「来た道を戻ったんだけど?」

「なに?久遠くんって方向音痴なの?」

「ちげーよ!・・・たぶん!」

「不安なんだけど・・・」

何気に信用されてねぇなぁ・・・まあ、仕方ないか・・・。

俺はその木から飛び降りて、進もうと『来た道』を戻る。

「ちょ!そっち、奥!奥だよ!」

「え?・・・」

「・・・認めよう?」

「・・・うん、そうする」

俺は先ほどの事柄を認めざるを得なくなった。

・・・いや、道がわからねぇって、よくあるじゃん?

「・・・?」

「ん?どうした、神成?」

「あっち、今、人がーーーー」

「いい加減にしなさいよ!!!」

女性の声が響き渡った。

俺らは驚き、その声の主のもとへ走り出した。

そこには、黄色の髪の女性が息を荒げ、近くにいた少年をにらみつけている様だった。

女性は長い髪を片手でうし後ろにおいやり、無表情の少年を一層強くにらむ。

「・・・なに?アイリス」

「なにじゃないわ!彼はどこ!」

「どこ?さあね。探したらどうだ?お前の『恋人』だろ?」

「・・・ッざけないでよ!」

「・・・黙ってたらかわいいくせして、暴力的。弱いくせに歯向かうな」

「―――ッ!」

バシッと音がして、彼女を『真っ黒いもや』が突き飛ばす、ように見えた。

彼女はうめき声をあげて、近くの木の幹にたたきつけられる。

「い・・・ったぁ・・・」

「これを彼が見たら怒るだろうね。『何もできない』くせに、俺に歯向かうんだろうな」

包帯が顔半分を覆う彼は、ニヤリと笑ってから、そのままその場を離れた。

アイリスと呼ばれた彼女はみずからのかたをおさえ自らの肩をおさえ、その後ろ姿をまたにらみつけた。

「だ、大丈夫?!」

神成がそこに駆けつける。

悲痛な表情を浮かべた彼女は、自らの肩を押さえたまま、「大丈夫。これくらい、治せるから」と言って笑った。

「なお、せる・・・?」

「ええ。・・・」

彼女は肩に手をかざすと、そこから淡い緑の光が放たれる。

楽になったようで、ふうと息を吐く彼女に、俺も声をかけた。

「平気か?」

「ええ。心配かけて悪かったわね」

「いや、大丈夫だ。・・・それよりそれより、今のは?」

「『魔法』よ。回復魔法」

「ま、魔法?」

「なに?おかしかった?」

「そうでもないけれど・・・使えるのか?」

こくりとうなずいた彼女に、俺は「そうか」と言葉を返す。

神成は何か言いたげにするも、口を閉ざした。

「・・・とりあえず、アイリス。俺は斎藤久遠だ。んで、こっちが神成ミレイ」

「なんで名前を・・・ああ、聞いてたのね。改めて、私はアイリス。よろしく、久遠、ミレイ」

「うん、よろしくね」

「ところで、二人とも。聞きたいことがあるのだけれど」

「なんだ?」

「ここはどこ?あと、人が住んでいるところへはどうやっていけばいいの?」

俺らは、その質問に答えられなかった。




アイリスさんです!いえーい!

アイリス「ええっと・・・私、ここにきてよかったの?登場したてなんだけど」
久遠「いいんじゃないか?ネタバレしなけりゃ」
ミレイ「・・・ね、ねえ、ちょっと聞いていい?」
アイリス「何?」
ミレイ「恋人、いるの?」
アイリス「・・・」(瞬時に赤面
久遠(いるのか。爆ぜろ)

はい、いますよ。
彼女とその恋人君、今回出てきたいや~な少年は、友人の考えてくれたキャラです。
メモ帳に書いてもらったのに、そのメモ帳をなくすという失態を犯してしまった!

やったね!

アイリス「ぜんっぜんやってないわよ。本来なら、こんな登場の仕方しなかったのに」
久遠「ああ・・・神成が帰ってからアイリスたちが出る予定だったよな」

うん。でもね。考えたんだ。

・・・もう、出してもいいんじゃないかと。

ミレイ「あ、あはは・・・それにしても、この章いつ終わるの?」

まだまだ序盤ですからねぇ・・・そろそろ、異変らしい異変の導入に入ってもいいのですが。
もう一話二話くらいは書かないといけなさそうです。

ミレイ「大変だねぇ・・・」

コラボ章ですもの、張り切っていきますよ。ええ。

ではでは、今回はこれで。
また次回もお願いしま~す!
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