幻想散々的   作:Lan9393

124 / 129
なんでミレイさんの大☆活☆躍の章なのに、アイリスさんたち目立ってるのねえなんで?

アイリス「では、どうぞ!」
久遠「この作者のことは気にすんなよ!」


百二十三話:「『不思議の国の少女』」

第三者side

白い包帯、白い髪。

どこかよどんだ瞳がアイリスたちを見下ろす。

笑っているのに、表情は笑っていない。

いや、本当に笑っているのだろうか?

疑問すら抱くほど不気味な表情で、しぐさで、彼は視線を集めた。

「何のために、ここにきたの・・・」

「・・・・・・・・・アイリス」

「なに

白髪の幼い少年は、ミレイを指さす。

「それは、『彼』の代わりかい?」

「そんなわけないでしょう!ミレイは、ミレイは友達よ!」

「へぇ。姉に取り残されたかわいそうな『不思議の国の少女』が、友達、ねぇ・・・」

「あんたはどこまで知ってるっていうのよ!!!!」

叫び散らすアイリスに、ミレイはただならぬ狂気を感じ取った。

何があったんだろう?それを聞くよりも先に、アイリスが口を開いた。

 

「あんたはいつもそう!誰も何も言ってないのに、べらべらベラベラいけ好かないことばっかり言って!何だって言うの!私がなにをしたっt・・・~~ッ」

 

もわん、とアイリスの周辺に黒いもやが現れたかと思うと、たちまちそれは集まってアイリスの口を強くふさいだ。

縄のような形をしており、それはぎゅっとアイリスを縛る。

ミレイは腰に下げていた刀に手を伸ばす。

 

「そこの女。手を出すなよ。これは、此奴と俺の―――――」

「黙ってるわけないよ!」

 

バッと抜き去った刀―――『紅魔剣』を構えたミレイは、少年に近寄り肉薄せんと剣を横へ凪いだ。

しかし、そこに少年の姿はなく、ミレイは周りを見渡す。

 

 

「よけた?ばーか、そこに俺はいねぇんだよ」

 

靄のように四散したようだった。

横へ凪いだあと、そこにはアイリスを縛るときのような靄が漂っていたのだ。

「どこにいるの!」と語気を強め問うたミレイは、刀を構えたまま声に耳を傾けた。

 

「さあ・・・どこだろうな。探してごらんよ」

 

「探せるものならね」とからかうような口ぶりに、ミレイは顔をしかめる。

手がかりも何もないらしく、これは困った、と刀をしまいながら考えた。

と、不意に後方から殺気が迫ってくるのがミレイにもわかった。

刀を持ちながら、ミレイはその殺気の正体を強く認識し、目を閉じてそれで防ごうと体が動いた。

 

―――この刀は、『守る』剣である。

 

バチィッとその正体のものがはじかれた。

刀がミレイを守ろうと結界を張ったのである。

 

「・・・卑怯だよ!」

「なんのことやら。卑怯云々いうんだったら、こっちに来て一発殴って見せろ」

「・・・その言葉、覚えてるから」

「ああそうかい。せいぜい頑張んな」

 

・・・以降、声は聞こえなかった。

ミレイは虚空をじいっとにらみつけ、やがてふうと息を吐いて刀をしまう。

へたりこみたい気持ちでもあったが、そうはいかず、ミレイは考え込んだ。

 

(どうすれば彼の場所がわかるのかな・・・あ、私の能力を使えば、きっと・・・)

 

 

――ケホッケホッ

 

せき込む声に、ミレイの意識は現実へと引きずりだされた。

ハッとしてそちらを向くと、拘束が解けたらしいアイリスが口元を押えながら、せき込んでいた。

 

「アイリス!大乗名の?」

「だ、大丈夫・・・。あいつは?」

「どこか行ったみたい。えっと・・・どうしよう」

 

アイリスに問うと、アイリスは「当たり前」というように、ミレイを見上げた。

 

「とりあえず、久遠と合流しましょ。これからを考えなきゃ」

「・・・」

「・・・ミレイ、わかるわ。会いにくいの。でも、今はそんなの言ってられない。緊急事態よ」

 

「わかった」と短く答えたミレイは、アイリスとまた並んで人里へと戻ろうと歩きだす。

 

 

 

――――――――一方、久遠は。

 

「なんだよ・・・これ・・・!」

 

真っ暗な人里に放たれた火。

水の精霊と、それを呆然と見ていた。

 

「坊ちゃま!こうしていられません!鎮火作業をいたしましょう!」

「ッ。・・・ああ、わかった!」

 

小瓶を抱えたまま、彼は『火』で明るくなった『暗闇』の中へと走り出した。




あああああああ!!!!!!文章がやぅばぅいぃいいいい!!!!

久遠「これはひどい・・・」
ミレイ「おかしいって気づいてるのに、なんで直すことはしないの?」

二人「直しても結局おかしいのは目に見えてるから」

ミレイ「あ、そうなの・・・」
アイリス「でもまあ、異変も始まったし、いいんじゃない?」

そうですね・・・。
次は久遠君sideですね。
鎮火作業を精霊と行おうとする久遠。
精霊嫌いが染みついてしまってる里に、その行為は認められるのか?
そして、ミレイたちと合流できるのか?!

では、待て次回!

久遠「じゃなー」
ミレイ「お楽しみに!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。