幻想散々的   作:Lan9393

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少々つづけ方に迷いました。
バッと書き上げたせいか、少しおかしいところがありますが大目に見てください(汗


百二十六話:「わかった!」

久遠side

 

 俺は、神社から出て早々、「はぁ」とため息をついた。

それを不思議に思ったらしいミレイが俺の隣にきて顔を覗き込んでくるので、それを見て俺は眉を寄せた。

 

「この暗闇から、その黒幕を探すんだろ?めんどい」

 

思ったことを言ってやれば、ミレイは「そうだね」と苦笑した。

まったく、俺はほとんど巻き込まれたとも言えるって言うのに、なんで手を貸してしまっているのだか。

俺はさっきまでの自分を振り返り、また一つ大きいため息をついた。

 

「・・・さて、ミレイさん?『方法』があるんすよね?それをお願いしたいんすけど」

「あ、うん」

「ねえミレイ、なにをするの?」

 

瀬良の催促にうなずいて見せたミレイは少し考えるようにしてから、ふぅと息を吐いた。

その様子を見てかアイリスが首を傾げながら問う。

 

「占うの」

 

笑みを浮かべたまま、ミレイは目を閉じる。

俺ら三人は、それを首をかしげてみるしかできなかった。

 

「・・・?おーい?」

 

俺がミレイの眼前に手をやり、ひらひらとする。

その腕をとられた俺はびっくりするが、とった本人、アイリスが厳しい目で俺をにらんだので、俺はおとなしく黙った。

 

「・・・黙ってなさいよ?」

「言わなくてもわかってる」

 

俺はそれっきり黙ることとした。

それをお構いなしにか、アイリスは口を開ける。

 

「瀬良とか、いったわね?貴女は何もの?」

「オイラ?オイラっすか?」

「そうよ。この場に瀬良がほかにいるんだったら教えてほしいわね」

 

アイリスは俺に向けたものと同じような視線を飄々とした態度の瀬良にぶつける。

それを真っ正面から見合わせた瀬良が笑みを浮かべて返す。

 

「そんなに睨まないでくださいっすよ。・・・まあ、しいて言えばしがない鴉天狗・・・それだけっす」

 

アイリスの視線はほかへずれる。

「そう」と低く、短くつぶやく声が聞こえたが、俺はとりあえずその声音の意味は特にないのだと勝手に思った。

 

「それで。なんで急に聞いたんすか?『不思議の国の少女』」

「・・・」

 

瀬良が問い返すと、アイリスは無表情のまま、瀬良を見やった。

二人はそれ以降しゃべらない。

どちらかが焦るわけでもなく、怒るわけでもなく、その静寂は約一・二分程続いた。

 

(よくよく考えてみれば、なんで俺に黙ってろって二回も言ったくせにしゃべってるんだアイリス)

 

二人を見やり、はぁとため息をついた俺はミレイを見る――――

 

 

「わかった!」

「「「!」」」

 

途端、ミレイが顔を上げた。

ずいぶんと集中していたようで、こちらの様子には全然気づいていないようだ。

まあいいんじゃないのか?彼女は別の幻想郷の住民だ。

・・・たぶんな。

 

「どこっすか?」

「はっきりとしたばしょまではわからなかったけど、この幻想郷の中にはいなかったよ」

「どういうことだ?」

「別の世界にいるのか、そもそも『行けない世界』にいるのか・・・わからない。でも、この世界の中にそこへつながる道があるらしいの」

 

ミレイがはっきりとした口調でそう言い放った。

瀬良は眉を顰め、アイリスは少し気まずそうに顔をそらした。

かくいう俺はぽかーんとしている。

 

「・・・それはどこにある?」

「・・・」

 

彼女は無言で首を振った。

わからない、か。

 

「そう・・・」

「でもこんな暗い中を探すのはちときついな・・・瀬良?」

 

俺が暗闇の中を見渡し、うげぇと肩を落とす。

と、瀬良が俺の肩に手を置いた。

 

「・・・知ってる」

「え?」

「その道、知ってるっすよ」

「マジか!?」

「どこ?」

 

俺が瀬良の言葉につい身を乗り出してしまい、ミレイは首を傾げた。

 

「オイラの家っす。下に続く大きい縦穴があったんすよ。一番底は見えなかったすから、どうなるかはわからないっすよ」

「・・・案内して!」

 

ミレイが確信に近いものを得たような顔をして瀬良にもとめるので、瀬良は「よし」と笑った。

俺は念のためアイリスにも聞こうとアイリスのほうを向くと―――。

 

 

 

 

 

「 い か な い 方 が い い ! 」

 

 

 

少し思いつめたような顔をしてアイリスはそう言い放った。

俺らはあっけにとられるのみだったが、ミレイの驚いた声に瀬良が一歩歩み出た。

 

「・・・どうしてっすか」

「私は、・・・その穴に入るのなら!参加しないわ」

「え?!」

「それはちょっと嫌っすね。君は『(優馬くん)』の攻撃パターン、性格をオイラより・・・オイラたちより把握してる。いてくれたほうがいいっすよ」

 

こちらとしてはね、と肩をすくめていった瀬良に、アイリスはなおも厳しい態度で言い返す。

 

「じゃあ何?私を強引に連れていくの?・・・働かないわよ?」

「そっすか!じゃあつれていくっすよ。いいっすね久遠」

 

俺の賛同を得るより先に瀬良は植物を育て、そのツタのようなものでアイリスを拘束する。

その目もとには薄い膜が張られ、おそらく中から外は見えないようになてしまったのだろう。

 

「!!!」

 

まさか有言実行すると思ってなかった少女は顔をゆがめながら歯ぎしりする。

 

「ほい、案内するっすよ!二人とも、オイラにつかまってくださいっす!」

「ああ、わかった」

「うん!」

 

 

俺らは瀬良の腕をつかみ、大きくうなずく・・・と、ガクンと体が大きく揺れ、浮遊感が襲ってくる。

ハッとして下を見やれば、もう陸が見えないほどの高さへと飛び上がってしまったらしい。

 

 

 

 

「ほいじゃ、最高速度っすよ!!!!!」

 

「うわあぁぁあああああああああ?!」

「ひゃぁあああああああああ?!?!」




メモ帳(小)の会話文のみ三ページでもふくらませば二千文字いけるんだな・・・。

久遠「というわけで、次は未定だが気長に待ってくれ!」
ミレイ「じゃあね~!」


・・・あっれ?説明は?
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