想鵐Sido
おっと、霊夢たちが階段のところで待っててくれていた。
魔理沙は今にも突撃しにいきそうだけどねっ!偉いよっ!
「って・・・なんじゃらほい」
「何語よ・・・見てのとおり、長ったらしい階段ね。登る気が失せるわ」
「でもいくしかないだろ!ほれ飛んでくぜ!」
「めんどうね・・・私が運びましょうか?」
「「「結構です」」」
「そんなにいや・・・?」
いや、咲夜が運ぶって僕らが疲れることはないがお前が疲れるだろ。
僕、それ以前に運ばれるのやだし。女の子に。
「しかたないやぁ・・・。砂暗に乗って行きなよ」
「「賛成」」
「はぁ・・・」
砂暗を呼び出し、みんなを乗せる。
それで飛び上がる。
砂暗の速さならバビューンと・・・いけるはずだったんだけど。
長い!!!!
「やっと・・・ついた・・・」
「そうね・・・」
「だな・・・」
「・・・あら?」
咲夜がやっと見えた門に立つ人物を指差す。
「あれ・・・誰かしら」
「・・・おーい!!」
魔理沙が呼んで人物は振り返ると、睨んでくる。
その蒼い瞳は、未来を思い出す・・・。
「あなたがた、人間とお見受けします。ここは、冥界・・・お帰りください」
「え、嫌よ」
ずいぶん勇気を必要としたのか、霊夢の気の抜けた答えにその人はがっくりとうなだれた。
「・・・っ。なら、そのなけなしの春をいただきましゅっ!!」
「「「「・・・・・・ぷっ」」」」
僕らは噛んだセリフに同時に吹き出した。
・・・僕だけは、その滑舌や蒼い目に、あいつを思い出すんだけどね。
顔を真っ赤にしたその人は、改めて刀を抜きこちらへ向けて構えた。
「ううっ・・・春をいただきます!」
「はいはい、いいから」
「この妖怪の鍛えた楼観剣に斬れないものなどあんまりない!!」
いやそこあんまりじゃなくって、断言した方がいいよ、無いって。
っていうかいっそ清々しいんだけど。
「君、誰?」
「え?」
「だーかーら、自己紹介。戦う子にはだいたい聞いてるから」
若干その人はジトっとした目で見てくるが、気にしない。
「・・・半人半霊である魂魄妖夢でーーーきゃぁ!?」
半人半霊。聞いた途端、霊夢が弾幕を放った。
僕はすぐ霊夢を取り押さえる。
魔理沙は無表情に、妖夢を見る。
「落ち着け霊夢!!」
「離して・・・こいつ、母さんの仇・・・!仇なのよ!!」
「離してやってくれ想鵐・・・殺させないと、気が収まらないだろう」
「お前らはバカかっ!!」
霊夢と魔理沙は僕に視線を向けてくる。
僕は怖いという感情が沸き立ちはするも、冷静に殴ってやる。
「咲夜、この二人を連れて元凶の元へ行け。・・・妖夢は僕がやり合うから」
「・・・わかったわ」
咲夜は時を止めて向かうしかなかったのか、その場に三人の姿はなかった。
ほぅっと息をはいた妖夢が、パタパタとこちらに近寄る。
敵意こそはあるも、その様子は・・・未来と被る。
未来・・・・。
「魂魄妖夢です。あなたはーーーーど、どうして泣いてるんですか?!」
泣いていたようだ。
妖夢はあせあせとする。
僕は涙を拭って、笑みを作る。
ありがとう・・・僕なんかの心配をしてくれて。
「僕は白野想鵐。じゃあ、戦おうよ」
自覚した。
未来に似てる妖夢に特別な感情を抱いたことに。
あー、霊夢さんの怒り勃発させるのに悩んだ悩んだ。
想鵐「のわりすんなり書いてたね」
そりゃ妖夢さんがいるし。
いや居ても変わらないと思うけど。
想鵐「何で泣かせたし」
いや、想鵐くんならきっと。
想鵐「なんでーー」
ではでは!
また次回もよろしくお願いします!!
想鵐「そうそうにフラグたてたしっておい!?」
一目惚れするだろうなぁああとぉおおお(逃亡
想鵐「・・・・・・主人公ってなに?一目惚れする体質持ち?」
注)そんな体質ありません。