幻想散々的   作:Lan9393

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永夜抄!


二十二話:欠けた月

   想鵐は、屋根に登って、ただひたすら月を見ている。

あの夢を見て、数ヶ月たった。

ずっと妖夢になんの異変もなく、幻想郷にも異変は起こらなかった。

こうもなにもないと、流石に疑う。

 

「あーあ、暇・・・まあこれが日常、か」

 

前の世界もそうだった。

幸せ、か。

とある日。

 

『幸せは、求め続けることで手に入るのよ』

 

紫が、そう呟いていた。

 

『この世界はあなたのためにあるわけじゃない。パラレルワールド内には、滅びた世界もあるようだけど・・・させないわよ?』

『わかってる。滅びる・・・そんなことしたらダメ、いや、幸せが手に入らないからね』

 

紫の言いたいことはわかった。

余計なことはするなって意味だろう。

 

「幸せなんて、いらないだろうに」

 

「今更、なににすがるんだか」

 

「くだらないなぁ」

 

すると、屋根に霊夢が立っていた。

あ、聞かれた。

 

「あんたのセリフのがくだらないわよ」

「そんな今更」

「で、なにここで愚痴ってるわけ?」

「いや。月見ててさ」

 

くいっと顔をあげる。

すると、先ほどまで満月だった月が欠けていた。

 

「あ、れ・・・」

「・・・嫌な予感がするわ」

「ふふ。感が鋭いのは相変わらずね、霊夢」

「・・・紫」

「さて、異変解決よ」

「あ、そ。勝手に行ってればいいじゃない」

「あら冷たい。妖怪たちの死活問題よ?」

 

想鵐は、紫の発言に首をかしげていた。

どういうことか?

 

「月に依存してる妖怪が多いのよ。だから共存してる幻想郷には死活問題」

「でもまあ、私の仕事は妖怪退治だから問題はなーー」

「あなたの仕事には異変解決もあるわよ?これは立派な異変」

「・・・ちっ」

「舌打ちしやがりましたよこの巫女」

 

霊夢は舌打ちした後、紫の先に屋根から降りる。

そこには魔理沙がいて、その後ろにはアリスがいた。

そして興味本位と言った様子だろうか?

団子を咥えた幽々子とすでに疲れたような妖夢。

クスリと笑うレミリア、それに従う咲夜

そんなレミリアに抱きつくフラン。

 

「・・・・作戦、思いついたわ」

 

紫が不意に呟いた。

その作戦とはーーー

 

ペアで組み、チームに分かれて元凶を叩く役、囮、叩く役の誘導役を行うというもの。

 

「無謀じゃないか?魔理沙がいる時点で」

「あ!ひでえ!」

「聞きなさい。起爆剤のフラン、それのストッパーである想鵐、もしもの退路確保の咲夜とレミリアが元凶を叩く役にするわ」

「巻き込まれた?!」

「囮はそうね・・・魔理沙とアリス、誘導が私と霊夢、妖夢、幽々子に任せるわ」

 

想鵐たちは頷く。

 

「それで、一つで動くわ。霊夢の合図で二つに分かれるわ。囮、叩くと誘導ね」

「あ。三つじゃ」

 

屋根からおりながら想鵐は聞く。

すると、紫がスキマを操作し、ペチンと扇子で叩かれた。

 

「バカなの?わざわざ誘導する係と叩く役が分かれてどうするのよ」

「あ」

「まいいわ。霊夢の感を頼りに、一気にいくわよ。で、魔理沙とアリスは正面からやり過ぎない程度に暴れて頂戴」

「おう!」

「・・それを止めるのが私の役割ね」

「そう。・・・さて、こんなものね。あとは実践あるのみ」

「あ、あの」

 

紫が締めると、妖夢がおそるおそる手をあげる。

 

「少しよろしいでしょうか」

「なに?」

「はい。誘導役が霊夢さん頼りなら私たちはいいのでは?」

「そうよ~。ひま~」

「・・・はぁ。じゃあ囮に入ってもらうわね。危険よ?幽々子」

 

幽々子のみに目をやり、ニッと笑う。

 

「望むところよ~」

「え」

 

妖夢はそれを聞いて、身を震わせる。

主人を危険なところにいかせたくないといったところだろうか。

 

「さ、いくわよ」

「ちょ!?どういう?!」

 

紫は皆を連れて行った。

妖夢の肩に想鵐はポンと手を置いて言った。

 

「諦めろ」

 

そして首を振った。

それを見て、

 

「・・・・・・みょん」

 

奇声をあげた。

 

 

 

 

 

時間は立ったのに、未だに明けない空を見て、どうしようもなく想鵐は不安に駆られた。

だが、それは春雪異変には及ぶことのない不安。

 

ーーーーーー未来が関係しているんだ。

 

紅霧異変も、春雪異変も未来が関係していた。

 

きっとーーーー。

 

――――――――――――――――――

 

「姫様?お体に触りますよ」

「・・・別に、いいじゃない。あなたが薬で直してくれれば」

「まあ確かにそうですが」

「じゃあいいわ。今は、不安なのよ」

「それは以外だな。俺を怪しむとでも」

 

竹林の影から、男ーー未來が顔を出す。

姫様は、それを見て不機嫌になり言い返す。

 

「どこの馬の骨かもわからないやつにこんなことを聞くとはプライドがねぇ」

「聞いたじゃないか。ま、そちらのお薬屋さんは薄々感づいてはいたようだけど」

「そろそろ、巫女たちがくるのでは?」

「ここがわかるわけないわ」

「確か、あの巫女は感が鋭いとか言ってたな」

 

怪しい笑みを浮かべると、未來は帰って行った。

 

「・・・嫌なやつ」




永夜抄。輝夜さんが好きかもしれないですw

想鵐「うどんげは?」

敬語にすると妖夢さんとかぶるので今難儀してますw

想鵐「永琳は?」

かっこいいですねぇw

想鵐「てゐは?」

なんであの名前なのだろう・・・。

想鵐「疑問?!調べろ・・・」

めんどいなー。ではでは、永夜抄に突入!
作戦なんてまともに考えたのあまりないですからねーw

想鵐「もっと策略性のある小説書けよ」

無理だ!
では!また次回もよろしくお願いします!
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