想鵐Sido
カポッーーートクトクトク。
今、なぜか元凶と思われる方にお茶を淹れてもらっている。
僕はノリで正座だけど、フランは正座は無理なのか体育座り。
すると、湯呑を起きながら、その女性が喋り出した。
「私は蓬莱山輝夜。ずっとここにいて、暇だったのだけど・・・この世界、面白い?」
「え?あ、ああ、僕は白野想鵐」
「・・・・ふ、フランドール!ねえねえ、お話しよっ!」
「ありがとう」
輝夜というらしい彼女は、クスリと笑って、ただお礼を言った。
その笑みは、作られたものである気がして。
まだ気を張り詰めているのだろうか。
「面白いか、だったね。うーんと・・・面白いよ、いろいろあって」
「あなたみたいな人がいっぱい?」
興味津々、と言ったように詰め寄られつつも聞かれる
なぜだろう。フランに握られている指が物凄く痛い。
「・・・んーと、ちょっと違う人もいるけど」
「あらそう・・・」
「ちょっと凶暴な子もいるかな?」
僕がそういうと、輝夜はびくりと身を震わせる。
え?誰が凶暴だって?
魔理沙とか、霊夢とか・・・だよ?
「こ、怖いわね・・・」
「だいじょーぶ!わたしとお兄さんが守るよ!」
「えぁ?ああ、うん。任せてよ」
「え・・・ふふ、・・・ありがとう」
心の底からだろうか。
安心したように、ふんわりと輝夜は笑んでみせてくれた。
どきり、とまた鼓動が跳ねる。
違う、違う!僕は妖夢さんが好きなんだから!
妖夢さん・・・か。
(・・・・・・・妖夢さんは、まだ大丈夫だろうか)
胸騒ぎがする。
嫌な予感しかしないーーー。
僕はそわそわするも、その輝夜ののんびりな動きについ意気消沈する。
フランも、何か気がついたのか?
・・・ずっと、視線が外に向いている。
「ねえ、もっとお話しして?」
「・・・あ、ああ」
話を続ける。
輝夜は、ただただ笑みを浮かべて聞いているだけだった。
ーーーーー何かが、おかしい。
――――――――――――――――――
妖夢Sido
強いーーーー。
私がまず感じたのは、その強さへの恐怖だった。
突っ込んで行った魔理沙さんも、フォローにまわったアリスさんもやられた。
いや、確かに無謀すぎたかもしれないけれど。
幽々子様を庇うように立ち、後ずさりながらも刀で牽制する。
勝ち目はないーーー、でも、逃げることは出来ない。
ここは、どうにかやり過ごすかーーーー!
「妹紅、私に前は任せろ」
「ああ。じゃあ後ろのやつはやらせてもらう」
妹紅さんの口元が笑みを作る。
慧音さんは、それを見て嬉しそうに笑んだ。
「幽々子様、ここはお任せください」
「嫌よ~」
「お逃げください!」
「嫌よ~」
「幽々子様!!我儘はおよしください、今は一刻を争ーー」
「私は、親友にお願いされたの。この役でお願いって」
「!」
幽々子様は、もう死んでいるのに、人情にあついんだから・・・。
お願いごとは無理なものでない限り受ける、そしてーーー。
ご親友である、紫様のお願いごとは、必ず聞きたいと、叶えたいとおっしゃっていた。
私は決意する。
どうにかして、幽々子様を守る、と!!
『無理に守り通さなくてもいい。お嬢様はお嬢様の戦い方がある。そしてー実力もある』
『でも、おししょうさま。ゆゆこさまも、まもらなきゃ・・・』
『お前の力では、まだお嬢様にすらとどかん!!守ると言いたいなら、お嬢様以上の実力をつけて言え!』
『・・・・っ!』
『泣くな!認めろ!悔しさをバネにしろ!』
『はい!!』
お師匠様ーーーお祖父様に教えられた言葉。
それが、蘇る。
(ーーお祖父様、まだ私は幽々子様に届かないのでしょうか)
目を閉じ、刀を構える。横を誰かが通り抜けるーーーー刹那
自分でも驚きだった。その誰かを、峰で打ちすえる。
がっ、と声が響き、誰かが近くの竹やぶに吹き飛ぶ。
「妹紅!」
「幽々子様をお守りするーーーそのために、付けた力です。
さあ、かかってこい!!!」
「妖夢・・・」
呆気に取られたような声が聞こえたけれど、気にしない。
怒った慧音さんと、妹紅さんを相手にすることとなったーーーー。
――――――――――――――――――
三者Sido
ーーーー圧倒的惨敗。
霊夢の頭には、その言葉が渦巻いていた。
紫は力を封じられていて戦えない、藍、橙に至っては戦闘不能。
・・・どうしようもない、あの男が強すぎるのだ。
そう、思いながら未來を睨む。
未來はなにを思うわけでもない。肩を竦めて笑うだけだと。
それがイラつく。霊夢は、最後の力を振り絞って、そのスペルカードを握る。
起死回生の、一手ーーー否、これは悪足掻きだろうか?
「ーーーーーー『夢想天生』!!!」
起き上がって、構えて放つーーーーが、それは完成に至らず、霊夢は崩れ落ちた。
未來の見下したような顔が見れない。
「・・・お前は十分頑張った」
(ーー頑張った?)
(ーーなにをいっているの?)
(ーー私はなにも努力してない)
(ーーだから、失敗した?)
「お前に足りないのはーーーー勝負への意欲だ。解決する、その意欲は認めるが、お前は勝利への貪欲さがないんだーーだからまける」
「・・・そ、んな」
「さて、そこのスキマ妖怪は奥に連れて行ってーーーー処刑だな。殺して戻して殺して戻してのループでどうだーーーーーーーなに!?」
「まったく、ダラしがないわね霊夢」
「お待たせいたしました」
吸血鬼と、そのメイドが霊夢の目の前に現れた。
霊夢さん敗北。・・・・アウトーーー!
想鵐「輝夜がおもったよりもほんわかしてるな」
はい。気がつけばこうなってました。
アレー、おっかしいなー。
今回力をいれたのは妖夢さん、頑張るところです。
想鵐「ああ・・・うん」
今度誰か呼びましょう。つまらない。
想鵐「最初からそうしろよ」
あっはは。
ちなみに、知ってる方もいるかと思いますが、新小説始めました。
投稿遅れたのはホラゲの実況見てたからです。
想鵐「怪異症候群とかのな。ったく情けない」
あはっははははははは。では、また次回もよろしくお願いします!